EDの原因を知ろう - その1. 心が原因のED

EDの原因を知ろう - その2. 身体が原因のED

EDの症状について知ろう

ED治療薬について知ろう

ED治療薬のいろいろ

病院でのED治療について知ろう

ED(勃起不全・中折れ)を学んで治そう!

EDの原因を知ろう - その1. 心が原因のED

ED治療はおまかせくださいEDの症状が現れると戸惑いの気持ちと同時に、何が原因なのかという疑問と不安が心の中にふくらんできます。身体の病気ではなく心のストレスがEDの原因になるということはよく言われます。しかし、それだけでは不安が大きくなるだけで、解決の糸口にはなりません。

まず、ストレスがEDとどのように関係しているかを知ることが大切ですが、ストレスの解消がEDの治療の前提や条件になるわけではありません。ストレスはそんなに簡単には解決しないし、EDの治療をそんなに難しく考えることもないのです。

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ストレスはなぜEDの原因になるの?

暑いと汗が出て、寒いと鳥肌が立つというのは、環境が身体に与えるストレスに自律神経が反応したものです。この反応は本人が環境変化に気づかなくても無意識に起きるものです。

精神的なストレスもいわば心の環境変化で、本人が意識しているかどうかに関わらず、自律神経にいろいろな影響を与えます。念願がかなって新プロジェクトに参加することになり、しかもリーダーを任された。うれしいはずのこんな昇進が、肩こりとか食欲不振などの原因になることもあります。そして本人はなかなかその原因に気がつきません。

自律神経は交感神経と副交感神経が、アクセルとブレーキに似た関係でバランスをとりながら、身体のさまざまな働きをコントロールしています。その違いをごく大まかに言うなら、交感神経は「戦い/緊張」のときに働く神経で、副交感神経は「休息/リラックス」のときに働く神経です。

男性は戦っているとき、運動しているときなど緊張した局面ではペニスは極限近くまで委縮しています。そんなときに勃起されては困るからです。戦いが終わってリラックスしたときに美人から性的な誘いを受けたりすると、副交感神経は陰茎海綿体の平滑筋を弛緩させてペニスに血液を送りこみます。

しかし、そんなときに本人が意識していない緊張状態がまだ続いていたとしたら、つまり交感神経が優勢のままだとしたら、ペニスは勃起できないことがあります。これがストレスによるED症状で、そのストレス因が何であるかなかなかわからない場合が多くあります。

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どんなストレスがEDの原因になりやすいの?

ストレスという言葉はもともと材料工学の用語だそうです。外から力を加えられた材料がたわむことが「ストレス」の意味です。これを医学に応用して有名になったのが1930年代に発表された「ストレス学説」です。

それによると、動物はストレスを与えられるとどんなストレスでも一様な自律神経の反応が起きるといいます。暑いときも、痛いときも、閉じ込められたときも、まず最初に生じる反応は、呼吸数・心拍数の増加、血圧の上昇です。次に胃・十二指腸潰瘍が発症して、副腎の肥大やリンパ腺の萎縮も見られたといいます。

これは人間でも同じですが、人間にはこのほかにたくさんの精神的なストレス因があります。 米国で行なわれた調査では、もっとも大きなストレスを生じさせる原因として、大きさの順に次の10のストレス因があげられています。

  • 配偶者の死亡 
  • 離婚
  • 別居
  • 留置所に拘置 される
  • 家族の死亡
  • 病気
  • 結婚
  • 解雇
  • 夫婦の和解
  • リタイア
夫婦間の問題が大きなストレス因になっていることがうかがえますが、日本ならこれに会社や近所での人間関係なども入ってくるのかもしれません。またこれを見ると分るように、結婚とか和解などの良いこともストレス因になっています。

これらのストレス因が自律神経に影響を与えてさまざまな身体の不調を生むわけですが、心拍数や血圧の上昇などの基本的な影響以上に、どんなストレスがどのような体の不調に結び付くかは人によって違います。

EDの原因になるストレスも夫婦間や男女の問題、セックスに関係することばかりではなく、さまざまなものがあると考えられます。

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ストレス性のEDはどう治療するの?

心因性(ストレス性)のEDを治療するには、ストレスを解消して心にのしかかっている重圧を排除するのが正攻法のように思えますが、実際にはなかなか困難な方法です。

まず何がストレス因になっているかははっきりしないことがほとんどです。また、例えば会社での仕事の負担が大きなストレスになっている人でも、それだけがストレスとは限りません。夫婦間のトラブルやこどもの進学や就職の悩みも加わっているかもしれないのです。

たとえストレスの原因に見当がついても、それはおそらく簡単には解消できないものばかりだと思います。昇進とか結婚というおめでたいこともストレスになるのですから「ストレス解消」というのは案外役に立たない考え方とも言えます。

さらに、心因性のEDといっても、生活習慣病などの身体的な要因もそこに加わっている可能性もあります。EDに関しては、原因を追究して対処するという方法の有効性が限られているのです。

しかし、EDの治療で希望が持てるのは、非常によく効く薬があるということです。それがバイアグラなどの「PDE5阻害薬」です。心因性のEDはもちろん、器質性のEDでもよほど重症の血管障害や神経障害がある場合を除いて、劇的な効果を示すのがこの薬です。

服用の注意さえ守れば副作用も少なく安全な薬なので、あれこれ悩む必要はありません。飲んでみるときっと、この薬がまだ世に現れなかった十数年前の男性は大変だったなあと思うことでしょう。

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若年性EDってなに?

20代、30代のEDが増えているといいます。これは統計的なデータというより、泌尿器科の医師などの現場の人間の感触のようです。その原因として指摘されているのは、次のようなことです。

  • 若者にストレスの多い社会

非正規雇用が増えて、若年層の貧困化が進んでいるといわれています。バブルの崩壊からリーマンショックまで20年以上も景気が低迷して、就職難も続いています。これから社会生活や家庭生活を築いていこうとしている若者にはたいへんストレスの大きい状況が続いてきたのです。

  • インターネット社会

1日中パソコンに向き合っている仕事の人はEDになりやすいという報告があります。また、インターネットのバーチャルな世界で遊ぶばかりで、現実の女性との付き合いが希薄な男性が増えたとも言われています。

  • 若者はコンプレックスの悪循環にはまりやすい

若者は経験が少ない分、あまり根拠のないコンプレックスやいちどの失敗が尾を引きがちです。また上手くいかないのではないか、という心配がストレスとなって悪循環にはまりやすいのです。

この他ジャンクフードの食べすぎなどを指摘する人もいますが、若年性のEDのほとんどは心因性のものです。こじらせるとやっかいな反面、成功体験が自信になって症状が消えてしまうことも期待できます。バイアグラなどのED治療薬を1回使ってみることで悩みが雲散霧消することもあるのです。「できれば薬を使わずになんとかしたい」というのは、EDに関しては深みにはまる心配が大きい拙策と言わざるをえません。

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新婚EDってなに?

成田離婚という言葉が話題になったことがありました。これは新婚旅行で分かった性格の不一致や相手に対する幻滅が原因ですが、すぐ離婚とはならないまでも新婚男性のEDもたいへん深刻な問題です。

新婚EDが起きやすい条件には次のようなものがあると言われています。

  • 結婚年齢が高い
  • 見合い結婚である
  • 結婚するまで男性が童貞だった
  • 女性の経験が男性より豊富だ
  • 男性が長男、または一人っ子である

この見方にはいわゆる「草食男子」とか性経験が不足している男性に対する先入観も感じられて、どの程度統計的な裏付けがあるのか分かりませんが、性行動の低年齢化が進む一方でこういう現象があるのも確かのようです。

男性の多くは性的に成熟してからも長い独身生活があり、その間はマスターベーションをしながらもっぱら妄想の世界で女性と触れ合うことになります。現実の女性とセックスをするときに強いストレスを感じても不思議ではありません。

ましてそれがたまたま不首尾に終わると、「次もうまくいかないのでは」という予期不安でさらにストレスが大きくなり、悪循環におちいることがあります。これが多くの新婚EDの実態だと考えられます。

新婚EDでもっとも問題になるのは、お互いに焦りながらも放置されることが非常に多いということです。1錠のED治療薬で解消する可能性のかなり高い症状を、知識がないばかりに放置してついには離婚に至るというケースもめずらしくありません。

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ED(勃起不全・中折れ)を学んで治そう - その2

身体が原因のED

EDの原因というとまず思い浮かぶのは、心理的なものではストレスと身体的なものでは男性ホルモンの不足でしょう。しかし、男性ホルモンの年齢による分泌低下は、それが単独でEDの原因になることはほとんどありません。

男性は女性の閉経のような年齢による劇的なホルモン分泌の変化はなく、精巣の活動も高齢になるまで持続します。男性ホルモンの分泌は、年齢よりも仕事や趣味への取り組みなどの生活意欲によって大きく左右されます。

また、EDには男性ホルモンの変化の他に、生活習慣病による動脈硬化の進行など、血管の若さが影響を与えています。

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陰茎海綿体と勃起の仕組みについて知っておこう

ペニスはまん中に尿道が通っていて先端に亀頭がある円柱状のお道具、というイメージはすこしラフすぎます。うら若い女性がこの程度のイメージというか知識でも仕方がありませんが、EDについて少し勉強しようという男性にはもっと正確な知識が望まれます。

ペニスは勃起した状態では、円柱というより三角柱です。心棒が3本あります。太い2本が陰茎海綿体でペニスの背中側(自分で見ると上側)に並んでいます。下側の細い1本が尿道海綿体で中心に尿道が通っていて先端は亀頭になっています。

骨のようにカチンカチンになるのは陰茎海綿体で、尿道海綿体と亀頭はそれほどの硬さはなく体積が膨らむだけです。

この3つの海綿体の海綿体動脈に血液が送りこまれて、血液の出口である静脈が閉じられることによって勃起が完成します。

脳は性的な刺激を受けると血管内皮に一連の変化が起きる指令を発します。血管内皮から一酸化窒素が放出されて、それによって血管の平滑筋をゆるめて血管を拡張する物質が産生されるのです。

それによって順調に勃起がすすむはずなのですが、EDの人は勃起を終息させるPDE5という酵素がまだ勃起しきらないうちから早く出てきてしまいます。この酵素の働きを阻害して勃起を助けるのがED治療薬のPDE5阻害薬(ED治療薬)です。

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EDは男の更年期障害?―男性ホルモンのテストテロンとEDの関係

女性は40代後半から50代前半にかけて「閉経」という劇的な出来事があり、卵巣の活動が終息を迎えます。それによってエストロゲンなどの女性ホルモン分泌の急激に減って身体にさまざまな不調が起きるのが更年期障害です。

男性も20歳代にピークだったテストテロンの分泌は年齢とともに徐々に減ってきますが、女性ほどストンと大きな落差で減少することはなく、ゆるい坂を下るようにだらだらと減少します。精巣の活動も40~50代で終わることはなく、80代を過ぎても続きます。

したがって男性にははっきりした更年期というものはなく、「男の更年期」というのは女性との対比で比喩的に語られているものです。

EDの症状が40~50代から増えてくるのは確かですが、

①それをただちに男性ホルモンの減少に結びつけるのは正しくありません。

②また、男性ホルモンの分泌不足をただちに年齢に結びつけるのも正しくありません。

まず、EDの症状は男性ホルモンの分泌が減ったこと単独で現れることはほとんどありません。それに肉体的あるいは精神的な何かの要因が重なることで症状がでてくるのです。

また、男性ホルモンの分泌は年齢に左右されるだけでなく、むしろ仕事や生活意欲などの男性的な活力の強弱によって大きく左右されることが分っています。「歳のせい」とばかりは言えないのです。

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糖尿病はなぜEDの原因になるの

糖尿病になるとインポになるというのはよく聞く話です。たしかに糖尿病はさまざまな合併症を起こす病気でそのひとつにEDもあります。しかしED治療薬の効果がないくらいにEDが進行するのはかなり重症の糖尿病で、糖尿病になったら必ずEDになるというものではありません。

糖尿病がEDの原因になるのは、血糖値の高い血液が毛細血管にダメージを与えるからです。ペニスを勃起させるには陰茎海綿体に張り巡らされた細い陰茎動脈に血液が満たされなければいけませんが、毛細血管が障害されるとこの機能が低下するのです。

また、人の神経に栄養を与えているのもたいへん細い血管です。この血管が詰まったりすると神経のはたらきが障害を受けます。これが糖尿病による神経障害で、勃起神経にもダメージを与えることがあります。

糖尿病の合併症としては、目の網膜の血管を傷害する糖尿病網膜症や足の血管や神経を傷害する壊疽などがありますが、EDもその1つです。もちろんこのような合併症は正しい血糖値コントロールで予防することができます。

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肥満、メタボがEDの原因になるって本当?

単に太っていることがEDの原因になることはありませんが、メタボリックシンドロームとなると話が違います。メタボはEDの大きな原因になるばかりではなく、脳卒中や心臓発作のリスクを何倍にも高める怖い病気なのです。

メタボというのは、お腹まわりが大きくなる内臓脂肪型肥満に、高血圧、高血糖値、高コレステロールのうちの2つ以上が加わった症状です。その目安になる数値(日本肥満学会)は次の通りです。

メタボリックシンドロームとは腹囲男性が85cm、女性90cm以上で、①~③の2つ以上に当てはまる症状。

①血圧130/85mmHg以上。

②中性脂肪150mg/dL以上またはHDLc40mg/dL未満。

③血糖110mg/dL以上。

こういう症状が重なることで起きるのが「血管の急速な老化」です。つまり動脈硬化が年齢に比べてたいへん早く進行してしまうのです。①~③の数値はそれぞれ単独ではまだ糖尿病とか高血圧症とは診断されない「予備軍」の値です。しかしそれが複数重なることで1つ1つは予備軍の数値でも動脈硬化の原因になるのです。

動脈硬化はとくに毛細血管や神経を障害するので、勃起にはたいへん悪い影響を与えます。まったく勃起しないところまでは行かなくても、血管の若さが次第に失われていくことで充分な硬さが得られない、途中で中折れしてしまうなどの症状が出てきます。

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タバコはEDに影響するの?

タバコがただちにEDの原因になるとは言えませんが、EDを治療しようと思ったら禁煙はほぼ絶対の条件になると思ってください。

タバコに含まれるニコチンの最も劇的な作用は、吸収された瞬間に毛細血管を収縮させることです。タバコ吸うと一瞬指先などの皮膚の赤みが消えて、体温も下がります。これは毛細血管が収縮して末端への血行が阻害されたからです。

EDは何かの原因でペニスの毛細血管への血行が阻害される症状で、バイアグラなどのED治療薬は細い陰茎動脈を拡張させて勃起を促す薬です。つまり、例えばバイアグラを飲みながらタバコを吸っているのは、片手ではライターで火をつけようとしながらもう一方の手で水をかけているようなものなのです。

健康な人でも喫煙は糖尿病や高血圧などの生活習慣病のリスクを増すとして、できるだけ禁煙することをすすめられています。すでに何らかのED症状がでているときは、とくに生活習慣病による血管の老化(動脈硬化)の進行に注意しなければなりません。

そのためにまずは禁煙することが大切です。タバコを止めたらからといってすぐにEDが治るわけではありませんが、血管の若さを保つことが長生きの秘訣であり「男の元気」を保つ秘訣でもあるからです。

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前立腺肥大とEDは関係があるの?

前立腺は膀胱のすぐ下にある男性特有のクルミほどの大きさの臓器で、その中心に尿道が通っています。前立腺は精液に前立腺液を供給するなどの働きをしていますが、60歳代を過ぎるとほとんどの男性に前立腺肥大の傾向が出て、尿道を圧迫するようになります。

年齢とともに多くの男性が経験するのが前立腺肥大なので、EDと併発していることが多いのはある意味で当然ですが、この2つにどういう関係があるかはよく分かっていません。ただ、50歳以上でEDの症状がある男性は、同時に前立腺肥大による小水の「切れのわるさ」を自覚している人が多いのは事実です。

ED治療薬のシアリスの成分「タダラフィル」が最近日本でも前立腺肥大の治療薬としても承認されて話題になっています。ED治療薬は陰茎平滑筋の緊張を解くPDE5阻害薬ですが、前立腺平滑筋や膀胱平滑筋にもPDE5が多く存在して筋肉を緊張させ排尿困難の原因になっています。タダラフィルには勃起を助ける作用とともに、排尿を楽にする作用もあることが認められたのです。

前立腺肥大の手術のときに勃起に関係する神経を切断してしまうことがあり、後遺症としてEDが発生することがありましたが、最近は手術の方法も改善されて侵襲性の少ない手術が選択されています。

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朝立ちのようすでEDの兆候が分りますか?

男性は睡眠中に90分おきくらいに勃起をくり返しています。これはレム睡眠中に起きる生理的な勃起で、目覚める前の最後のレム睡眠のときの勃起がいわゆる「朝立ち」です。朝立ちも含めてレム睡眠のときの勃起にどんな意味があるのかは分かっていません。

ただし朝立ちは昔から健康バロメータと考えられてきました。「朝マラの立たない男に金を貸すな」などということわざ(?)もそのひとつでしょう。極端な話では、飢餓状態があるレベルを超えるとレム睡眠のときの勃起がなくなることが知られています。

ではEDと朝立ちはどんな関係にあるのでしょうか。糖尿病などで血管や神経に障害を受けることが原因の器質性のEDの場合は朝立ちもなくなるか、充分な硬さまで勃起しなくなります。

年齢的な男性ホルモン(エストロゲン)の減少に生活習慣病による動脈硬化などが加わってEDの症状がでると、やはり朝立ちも若いころのような硬さはなくなってきます。このような意味で朝立ちはEDの兆候を知るための役に立ちます。

また心因性のEDでも、うつ病などで性欲が極端に低下しているときは朝立ちしなくなったり、しても充分硬くならないことがあります。朝立ちがないから器質性のEDだともただちには言えないのです。

しかし、朝立ちがある場合でも女性とのセックスでは勃起しない、中折れするなどのED症状が出る場合もあります。このようにストレスやトラウマなどが原因の心因性のEDは朝立ちの有無はバロメータにはならないのです。

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EDの症状について知ろう

EDの症状について知ろう

ED(勃起不全)は、立たない、挿入できないという症状だけを言うのではありません。そこまで症状が進む前に多くの男性が次のような軽度のED症状を経験します。

  • 勃起の硬さが以前より柔らかめだ
  • セックスの途中で中折れする
  • ピストン運動は一応続けられるが射精までいたらない

このような症状を放置してそのままセックスレスになっていく夫婦は非常に多いと考えられています。EDの治療はここ20年弱の間に人類の歴史初めてというほどの進歩をとげています。もっとも治りにくいと言われてきた病気が、むしろ簡単に治る人がほとんどだと言われるようになったのです。

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途中で中折れするのはEDですか?

EDでもっとも多い症状は、なんとか挿入できる硬さまで勃起するが途中で萎えてしまう、いわゆる「中折れ」です。男性なら誰でも経験することがある現象ですが、「たまたま」が「たびたび」になってくると軽度のED症状としての中折れだと自覚する必要があります。

中折れするとつい「飲みすぎたから」とか「疲れているから」という言い訳をしたくなります。女性もそう言ってなぐさめて、その場の気まずさを取り繕おうとします。しかし度重なると同じ言い訳やなぐさめがむなしくなってきます。

50~60代の比較的高齢の男性なら「歳のせいかな」と勃起力の減退を認める余裕もできやすいのですが、30~40代の場合は対応を間違うと気まずさが大きくなって、夫婦間や男女間にヒビが入ることもあります。

中折れの対策や対応の間違いでもっとも多いのは、『ED治療薬』を最後の手段と考えることです。これは、バイアグラなどのED治療薬に対する誤解や間違ったイメージのせいでしょうが、状況や症状をこじらせる大きな原因になっています。

しかし、実はPDE5阻害薬といわれるED治療薬は習慣性がなく副作用も少ない安全な薬です。ED症状が出たときは「まず飲んでみる」ことで、すんなり悩みも問題も解消してしまうことがたいへん多いのです。それを知らない男性も女性も多すぎるのが現状です。

ED症状がでてきた精神的や肉体的な原因を探ってその対策を立てることも大切ですが、ED治療薬はその対策がダメだったときに使う最後の手段ではありません。むしろ最初に使ってまず立たせて、心理的な負担を取りのぞいてから、生活習慣病やストレスなどの原因に余裕をもって対処するのが賢いED対処法です。

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ピストン運動で射精までいかないのもED?

ピストン運動を続けてもなかなか射精までいかない遅漏は、早漏の悩みを抱える人にはうらやましいような話ですが、それで悩んでいる中高年男性はけっこういます。もっとも多く聞くのは「マスターベーションではいくが、セックスではいかない」という声です。

中折れよりは問題が少ないように感じますが、けっこう本人は気にしています。これがEDかどうかは微妙ですが、実はこの遅漏現象は「中折れするほどではないが、勃起が充分ではない」ことが原因の場合がたいへん多く、その場合は軽度のED症状といえます。

女性がイクことのむずかしさはよく語られますが、男性も女性とのセックスではマスターベーションのときほど簡単ではありません。絶頂にもっていく動きのタイミングがけっこう病だからです。まして勃起の硬さが不十分だとどうしても「臨界点」を超えることができないことがあります。

この現象を妻相手だと興奮度が足りないと考えるのはお互いにとって幸せな解釈ではありません。少々勃起力が不足してきただけと考えて、いちどED治療薬を試してみてください。夫婦の愛情がぐんと深まる結果がじゅうぶん期待できます。ED治療薬は最後の手段ではなく、最初に試してみるべき方法だということをお忘れなく。

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マスターベーションでは勃起するのになぜ女性とはできないの?

中学1年で性に目覚めて33歳で結婚した男性は、約20年間マスターベーションが中心の性生活を送ってきたことになります。モテ男くんならその間に数々の女性遍歴があったかもしれませんが、そういう男ばかりではありません。

そうすると、自由に空想の翼を広げることができるマスターベーションでは自在に勃起するのに、現実の女性を相手にするとなぜか勃起しないということが起こりえます。不慣れのせいか、気後れなのか、前戯の段階では勃起していたものが、膣の手前数十センチの所までペニスを近づけるとなぜか萎えてしまうのです。

ペニスを手でこするのと生身の女性の膣に入れるはまったく別の行為です。慣れないと緊張するのは当たり前です。まずは正常位からと向き合うと相手の顔が目の前にあるというのも、プレッシャーが大きいと言えなくもありません。膣の入り口に見当を付けようとしているうちに委縮してくることがあっても仕方ないのです。

問題は、こういう失敗は尾を引きやすいということです。また同じ失敗をするのではないかと心配になるのを「予期不安」といいますが、この予期不安が悪循環を生んでストレス性のEDになることがあります。新婚EDといわれるのがこれです。

このED症状は身体的な要因がないので、1度うまくいけばすんなり問題が解決してしまうことがほとんどです。逆に無策のまま放置してこじらせてしまうと離婚に至る確率が高い問題でもあります。

その対策はむずかしいものではなく、ED治療薬を1回飲めば済んでしまうこともめずらしくありません。それを知らずに悩んでわざと寝る時間をずらしたりしていると、取り返しのつかないことになるかもしれません。

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「妻だけED」ってなに?

「妻だけED」というのは、ほかの女性となら勃起するが妻とはどうも、という女性から見るとまことにけしからん症状です。たしかにけしからんのですが、男という生物にはそういうところがあるのも事実です。

妻だけEDは医学用語ではなく、EDの1種というわけでもありませんが、中高年男性に非常に多いという意味では大きな問題かもしれません。中高年夫婦のセックスレスという問題と重なっているところも多そうです。

ただし区別しなければいけないのは、妻とセックスしようと努力しても勃起しないという場合と何となくセックスレスが続いているという場合です。セックスレスは妻の方に不満がない場合はとくに問題にはなりませんが、しようとしても勃起しないとなると1種のEDとみなすこともできます。

妻だけEDになる原因としては次のようなことが指摘されています。

  • 夫が妻に甘えて疑似母親とみなす
  • 夫婦が男女ではなく、子どものお父さんお母さんという役割になる
  • 夫がセックスにスリルや新鮮さを強く求めるタイプである

1のケースは少し特殊ですが、2と3は多かれ少なかれどの夫婦や男性にもみられる傾向です。その根本的な解決にはまた新しい「男女の物語」を構築し直す必要がありますが、なかなかそんなことができるものでもありません。それよりも1錠のED治療薬がすんなりと問題を解決してくれることもあります。

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