■ 心の病気とは

こころの病気には様々な種類、症状があります。原因もストレスがきっかけの場合や、体の病気と関連している場合もあります。

症状には「自分で気づきやすい症状」「気づきにくい症状」があります。自分で気づきやすい症状は「気持ちの落ち込み」「必要以上の不安」「自信喪失」や「疲れが取れない体のだるさ」「息苦しさ」等がその代表です。

近年では不景気に伴う「就職活動」からのストレス、不安等が原因「就活うつ」と称される精神疾患が社会問題となっています。警視庁の調査によると、2011年には150人もの若者が就職の失敗を理由に、自殺で若い命を絶っていると報告され、若年層の精神疾患は日本社会の抱える深刻な問題です。

2010年に学生600人対象のアンケートの結果、7人に1人が「就活うつ」の状態であると分かりました。

■ こころの病気のタイプ

うつ病

症状1日中気分が落ち込んでいる、食欲減退、不眠、何をしても楽しめない等が続く場合、うつ病の可能性があります。精神的ストレス、身体的ストレス等が度重なることで、脳の機能障害が生じている状態で、通常であれば対応可能なストレスも苦痛に感じ、自己嫌悪を感じる悪循環が起きます。

抗うつ剤


パニック障害(不安障害)

ある突然、「めまい」「動悸」「手の震え」「発汗」「窒息感」「吐き気」などのパニック的な発作が起こり、生活に支障をきたす状態を「パニック障害(不安障害)」と言います。

パニック障害に伴う発作は、自分ではコントロールができないように感じ、そのトラウマから更なる発作への不安につながり、意図的に発作が起きやすい公共の場や、電車、エレベーターといった閉所を避けてしまいます。

パニック障害の治療薬


てんかん

「てんかん発作」という、突如意識を失い反応がなくなる発作症状をくりかえす病気がてんかんです。てんかんは子供から高齢者まで年齢を問わず発病し、日本においては60万~100万人(1,000人に5~8人)の患者がいると言われています。

脳腫瘍、頭部外傷後遺症等などが原因のてんかんの場合、「症候性てんかん」、原因が不明で発作がおきる場合「突発性てんかん」と呼ばれます。多くの患者の場合、「抗てんかん薬」の服用で、発作は抑えられます。

抗てんかん薬


あがり症

あがり症は人前で極度に緊張してしまい、思ったように話が出来ない、または赤面する、人の視線が極度に気になるなどの症状が現れ、日本人に頻繁に見られる症状です。

あがり症には「対人恐怖症」「社会恐怖症」「社会不安障害」と呼ばれる神経症実質的には同様となりますが、症状が深刻な場合はパニック障害のように日常に支障をきたしてしまいます。

あがり症改善薬


不眠症

不眠症はある種の「睡眠障害」で、夜に「寝つけない」、「夜中によく眼が覚める」など、夜間の睡眠不足(睡眠トラブル)のため、昼間の生活に支障をきたす状態が継続することです。

日本人の5人に1人が何らかの睡眠障害を抱えていると言われ、不眠症自体は稀な病状ではありません。

不眠症の原因

  • 生活習慣による不眠:不規則な生活習慣、昼間の運動不足等の生活習慣が原因で起こる不眠です。
  • 心理的ストレスによる不眠:心理的なストレスやトラウマなどが原因で不眠が続き、慢性的な不眠に繋がることがあります。
  • 薬、嗜好品による不眠:アルコール、カフェイン等の嗜好品が有する成分や他の病状の治療薬(アレルギー薬、風邪薬、経口避妊薬、ステロイドなど)が引き起こす不眠です。
  • こころの病気に伴う不眠:うつ病、不安障害、失調症などの精神疾患に伴う不眠です。

不眠症症改善薬