【まつ毛育毛剤】ビマトプロストの効果・使い方・副作用・注意点など
目次
まつげの育毛とは
まつげの育毛とは、まつげ美容液やまつげ用育毛剤を使用して、まつげを濃く、太く、長く育てることです。
濃くて長い自まつ毛があれば、アイメイクにそれほど時間をかける必要がなく、メイクが崩れてパンダ目になる心配もありません。まつげエクステやまつげパーマによるダメージとも無縁になります。
医薬品に分類される育毛成分のビマトプロストを使用した場合は、開始後約2ヵ月で効果が現れ、約4カ月で最大の効果が得られます。使用を止めると、次第に元のまつ毛に戻ります。
ビマトプロストはもともと緑内障の目薬に配合されていた成分ですが、それを使用している患者のまつ毛が濃くなったことから、まつ毛の育毛剤としても使用されるようになりました。まつげエクステやまつげパーマ、ビューラーの使い過ぎなどでダメージを受けたまつ毛の回復にも効果が期待できます。
まつげの成長をサポートする「まつげ美容液」の代表的な成分としては、オタネニンジンエキス、ワイルドラッシュ、キャピキシル、リデンシルなどが知られています。
まつげ美容液とまつげ育毛剤の違い
まつげにアプローチする商品は、まつげ美容液とまつげ育毛剤の2種類に分けられます。
日本の法律上、まつげ美容液は化粧品に分類されます。毛髪にはり、こし、つやを与えるという効能をうたうことはできますが、育毛の効能効果をうたうことは認められていません。また、現時点で医薬部外品として承認されたまつ毛美容液は存在しないため、医薬部外品の育毛剤はあくまで頭髪用で、まつ毛には使用できません。
市販されているまつ毛美容液には、センブリエキス、ナツメ果実エキス、オタネニンジン根エキスなどのさまざまな植物由来成分が含まれます。一部の銘柄には、エタノールなどのアルコール類が含まれるものもあります。
目の周囲は皮膚が薄く刺激を受けやすいため、多くの成分が含まれるまつ毛美容液や頭髪用育毛剤を使用すると、体質や使用環境によっては、刺激やアレルギーによる赤み、かゆみ、痛み、腫れなどが生じることもあります。特に、植物由来の成分やエタノールなどのアルコール類は、刺激やアレルギー反応を起こしやすいと考えられています。
まつげ美容液が化粧品に分類されるのに対し、ビマトプロストを含むまつげ育毛剤は、まつ毛を成長させる効能効果をもつ医薬品です。医薬品は、製造販売される国ごとに臨床試験が行われ、効果や副作用、品質の観点で問題のない製品に限って、製造販売が承認されています。
まつ毛美容液を使用したのに「満足いく効果が得られなかった」という声も多く聞かれますが、医薬品であるビマトプロストには、毛の成長期を延長させる作用があります。また、毛胞を刺激する作用や、黒い色素であるメラニンの生成を活性化する作用も併せ持つため、これらの相乗効果によってまつ毛を太くかつ濃くする効果が期待できます。
まつげ育毛剤の選び方
ビマトプロストを含むまつ毛育毛剤としては、グラッシュビスタ、ルミガン、ラティース、ケアプロスト、ビマットの4種類が代表的です。まつ毛の根元に塗りやすいように工夫された専用アプリケーターの付属有無などに違いはありますが、有効成分の含有量が同じであれば、薬剤自体の効果は同じです。
成分の含有量については、0.01%含有の商品と0.03%含有の商品が存在します。即効性や高い効果を求める方は0.03%の商品を、色素沈着などの副作用が気になる方は0.01%の商品を選ぶのがおすすめです。
まつげ育毛剤の入手方法
グラッシュビスタは国内で医薬品として認可されているため、一部の眼科や皮膚科、美容皮膚科などの医療機関で、医師による診察を受けた上で購入することができます。ただし、健康保険は適用できず、全額自己負担での自費診療となります。
そのほかのルミガン、ラティース、ケアプロスト、ビマットについては、国内ではまつ毛育毛剤として承認されていない海外の商品です。美容目的でこれらを使用したい場合の入手方法は、個人輸入が中心となります。ただ、日本の医師が個人的に海外から輸入し、処方すること自体は認められているため、自由診療に力を入れている一部の美容皮膚科などで入手できる場合もあります。
ビマトプロスト0.03%配合


















