医療コストを軽減できる後発薬をお使いですか?

ジェネリック薬は安全で安価な後発薬

ジェネリック薬と新薬の違いは?

ジェネリックとは

病院でお薬を処方してもらうとき「ジェネリック薬品を希望しますか?」なんて聞かれたことはありませんか?

なんとなく、ジェネリック薬品だとお得になると聞いているので、「はい!」と答えている方、多いのではないでしょうか?

ジェネリック薬と並行して言われるのが、新薬ですね。両者にはぶっちゃけどんな違いがあるのでしょうか?

■新薬って何?

新薬を簡単にいうと、元になるお薬のことです。

実は、お薬って出来上がるまでに相当な月日とお金がかかるものなんです。

特定の病気に対して効果がある成分を配合して、それが本当に効き目があるかどうか何回も実験を繰り返して、副作用なんかも調べてという長い長い工程があるんですね。

そうして、厚生労働省から安全で効果があることを認められた薬が世の中に出てくるというわけです。

一般にお薬が高いのは、この工程にかかる費用、人件費、研究費を回収するためです。

そのお金を回収するために、まずはお薬を開発した会社が特許権を持っています。市場独占状態ですね。これは大体20年くらいの期間です。

■ジェネリック薬品って何?

ではジェネリック薬って何なの?という疑問が出てきますね。

簡単に言うとまねっこ商品です。ジェネリック薬は新薬と成分は同じ、効果も同じです。新薬の特許期間が終わった後に出てくるのが一般的ですね。

ジェネリック薬も厚生労働省に認められているのでれっきとしたお薬です、が、開発工程にお金や時間をかける必要がないため安く販売できるというメリットがあるのです。

しかも、ジェネリック薬は、新薬をまず研究し、飲みやすさや使用しやすさなどに改良を加えていることが多く、一般に新薬よりも使用しやすいといわれているんです。

日本には医薬品の特許に関するまりがあって、ジェネリック薬を作るときに

  • 有効成分の量と成分の種類
  • 使用法と用量
  • 薬を使用したときに効能と効果

を同じにしなければいけないということになっています。

でも、薬の形や大きさ、添加物や味などは変化を加えてもいいので、飲みやすい大きさ、味に変えることができます。

また、あえて言っておくなら、ジェネリック薬品の安全性も数多くの試験を重ね、クリアしたものが販売されているので、安全性や効果には全く問題がないんですね。

日本ではジェネリックはまだまだ普及が遅れている感が否めませんが、海外ではすでに当たり前になっています。

海外では風邪薬とか鎮痛剤といったOTC薬だけでなく、「いわゆる薬に分類される製品」のジェネリック薬が多いのも見逃せません。

例えば、育毛剤(AGA治療薬)とかダイエット薬品、あとは男性のED治療薬などですね。こうした製品をジェネリックで賢くお安く買うのはもはや常識といった感じです。

■新薬とジェネリックの違いを踏まえて

新薬とジェネリック薬の違いを知っておくのは大事なんです。なんといっても長く使用することになるお薬だと、費用にかなりの差が出てきます。

ジェネリック薬が進んでいる海外のジェネリック薬を使うのも賢い方法だと覚えておきましょう!

ジェネリック薬の安全性と効果

ジェネリックと安全性

最近、一般にも普及してきているジェネリック薬。それでもまだまだ誤解を受けていることが多いようです。

一番悲しい誤解は、「ジェネリック薬は偽ブランド商品のようなもの」といったものです。

例えば、CHANELとかGucciのコピー商品のように、似てはいるけど価値が違う!というようなイメージを持たれているというのです。

ここではっきり公言させていただきます!ジェネリック薬はコピー商品、偽ブランドではありません。れっきとしたお薬です!

でも、なんだか不安な方のために、ジェネリック薬の安全性と効果を見てみましょう。

■ジェネリック薬の安全性とは?

まず、ジェネリック薬の安全性が心配な大きな理由は、「安い」ということではないでしょうか?本物に比べて半額以下で安全なものが作れるわけがない、ということですね。

ジェネリック薬が安いのは、質の悪い材料を使っているからではありません。

ジェネリック薬は、新薬と同じ有効成分を同じように配合したお薬です。つまり、始めにお手本があるので、開発に費用がほとんどかかりません。

それに比べ新薬が高いのは、薬を開発するために膨大な年月と人件費、実験費用などが掛かっているためです。これらをカットできるのでジェネリック薬は高値で売る必要がないのです。

でも、販売されるにあたっては、新薬と同じように製造過程、品質、安全性がしっかりチェックされ、クリアしたものだけが出回っているので安全性は新薬と同レベルと言えます。

■ジェネリック薬の効果は?

ジェネリック薬は新薬と同じくらい効果があるのでしょうか?もちろんあります。

というのは、そもそもジェネリック薬は新薬と同じ有効成分を同じ量配合することが決められているからです。

見た目の形状(大きさや形)と、味(添加物)は違ってもいいのですが、有効成分の配合は同じでなければいけないのです。

なので、当然同じ効き目があります。新薬に副作用が懸念される場合は、ジェネリックも同じ副作用が出る可能性があるということです。

ジェネリック薬が一般に販売される前に、生物学的同等性試験というものが実施されます。

ちょっと難しい言葉ですけど、これはこのジェネリック薬が新薬を服用、使用した時と同じ速度、同じ量の有効成分が体内に吸収されて行っているかどうか試験です。

これをパスしたものは、もはや新薬と全く同レベルの効果と言えますね。

さらに言うなら、新薬は一般に20年から25年特許期間があり、それを超えてからジェネリック薬が出回ります。

つまり、20年以上多くの人に支持されてきた安全で効果が実証されているお薬だけがジェネリック薬として選ばれるということですよね。

ジェネリック薬は安全性と効果にお墨付きの薬と言えます。

ネットでもジェネリック薬の一覧などが検索できますから、自分が欲しいと思う薬にジェネリック薬があるかどうか調べてみるといいですね。

同じ効果、同じ安全性のお薬を低価格で手に入れることができるのがジェネリック薬のメリットです。

ジェネリック薬が安い理由は?

ジェネリックが安い理由

「ジェネリック薬は安いけど、なんか不安」と思っている方、それ誤解です。

ジェネリック薬が安いのは、決して品質や効能が劣っているわけではないんです。

じゃあなんでジェネリック薬は安く販売できるの?と思いますよね。実はれっきとした理由があるんです。

■ジェネリック薬はどのくらい安いの?

ザックリとジェネリック薬は安いと思っているけど、実はそう違いは分からない、という方が多いのが現状です。

そうですよね。お薬の値段の相場がそもそも分からないですからね。

しかし、知らないままでいると大変な損をすることになるかもしれません。実はジェネリック薬の多くは、新薬の2-6割程度の価格で販売されているんです。

半額以下、ってすごいですよね。1回2回飲む薬ならまだしも、長い期間使用することになる薬だとその差は歴然です。

病院で処方される薬だけでなく、例えばダイエットのために、とかED治療のため、薄毛治療薬(AGA治療)といった薬にもジェネリック薬があります。

こうした商品はしばらく続けないと効果が分かりづらいので、安く購入できるに越したことはありませんね。

でも、「安くても効果がないのなら意味はない!」と言われる方がいます。そりゃそうですよね。おっしゃる通りです。

ではジェネリックはなぜ安いのでしょうか?効果のほどは?にお答えしていきましょう。

■ジェネリック薬が安い理由とは?

まずはじめに、ジェネリック薬って何者?という点になりますね。

ジェネリック薬とは、新薬と同成分、同効果の薬です。いやいや、それなら価格も同じになっちゃうでしょ、と思いますが、実はそうでもないのです。

いわゆる新薬というのは、まず初めに開発されたお薬のことです。当然一からの開発なので、成分を調べ確かめ、効果や副作用を何度も何度も実験し検証していくという過程が必要です。

そしてようやく出来上がって厚生労働省に認められたお薬は、開発した製薬会社に特許が与えられます。だいたい20から25年くらいの期間があります。

ただ、日本国内で消費できるジェネリック薬は海外医薬品の場合もあります。

個人輸入ではさまざまな症状の海外医薬品が購入できますが、必ずしも国内で認可されていない(海外で認可されている)ジェネリック薬もあります。

特許期間に戻りますが、この期間、製薬会社はしっかり新薬を売り込んで開発にかかったお金を取り戻そうとしますね。

そして、この特許期間が終了すると他の会社からも同様の薬を販売することができるようになります。

この場合は、すでに効果や安全制が実証されたお薬と同じものを作るので、開発にかかる費用や時間が圧倒的に抑えられるのです。こうしてできた薬こそがジェネリック薬です。

そう、ジェネリック薬は効果が疑問視されるどころか、効果はすでに実証されているお薬と言えるでしょう。

ジェネリック薬も厚生労働省にしっかり認可してもらっている商品です。そして、価格も実は国によって決められているのです。

国が認めている薬が今のところ新薬だけの場合、ジェネリック薬は新薬の7割の価格になります。

国が認めている薬の中に、すでにジェネリック薬がある場合、1番安いジェネリックと同じにしないといけない、という決まりがあります。

効果はそのまま、しかもお安く手に入れれるジェネリック薬、ジャンジャン活用していきましょう!

ジェネリック薬の普及

最近良く聞かれるようになったジェネリック薬。後発医薬品とも言われます。

先発の新薬と有効成分は同じ、効果も同じで半額以下ほどの価格で入手できるありがたい代物です。

個人的にもかなりお得ですが、「国の医療保険費削減にもつながる」というぜひとも活用していきたいジェネリック薬。しかし、まだまだ日本での普及率はそれほど高くありません。

■国内でのジェネリック薬普及率とは?

今時点、日本のジェネリック薬のシェア率は56.2%です。半分くらい、ですね。これでもここ数年かなり数字を伸ばしている、かなり優秀な数字と言えます。

日本の国としては目標値は80%以上に設定しているので、それにはまだ遠く及ばないかなという結果になっていますね。

さらに、ジェネリック薬が浸透してきている分野とまだまだ浸透していない分野の格差が広がっている、という問題もあるんです。

ジェネリック薬のシェア率が高いのは、ビタミン剤です。報告では92%となっていますが、サプリメントなども加えると実際にはもっと多いのでは?と言われています。

でも、外用薬(湿布や軟膏剤など)や抗がん剤、抗生物質、点眼薬などではまだまだ低く40%にも至らないものも多くあります

。こうしたところが、今後改善されればもっと普及率が上がるかもしれませんね。

■国外でのジェネリック普及率は?

では、世界的に見てジェネリック薬はどれくらい受け入れられているのでしょうか?

2015年時点での調べで、アメリカは90%以上。続いてドイツが83%、イギリス73%、スペイン、フランスが65%と欧州欧米ではかなり高い普及率を誇っています。

特にアメリカの普及率はすごいですね!

アメリカでは、日本みたいな国民健康保険がありません。保険に入っていない人が多いのです。そのため、多くの場合自費での支払いなので、同じ成分で少しでも安いお薬に対するニーズが高いと言えます。

それで、アメリカでは代替調剤制度という方法が昔からあります。

これは患者さんの希望に合わせて、お医者さんが処方してくれたお薬を受け取る際に、薬剤師さんがジェネリック薬に変更してあげることができるシステムです。

かなり昔からアメリカではジェネリック薬が一般的に受け入れられてきたということですね。

また、ドイツやフランスなどではジェネリック薬がある場合、「ジェネリックは保険が適用されるけど先発薬は自費でお願いね」といった感じになっています。それで、ジェネリック薬を選択する人が多くなっています。

また、イギリスなどではお医者さんが処方箋をかくときに薬の製品名を表記しません。必要な成分だけを表記するようになっています。それで、その成分が含まれている薬を自由に選ぶことができるのです。

このように、海外の多くの国では、ジェネリックに対して正しい理解が広まっているので、もっと自由により良いものをより安く手に入れることができるようになっています。

でも、私たちも日本に住んでいても海外のジェネリック薬を個人輸入で手に入れるという方法もあります。自分のニーズに合わせて考慮してみるのもいいですね。

ジェネリック大国のインド

「ジェネリック薬大国といえばアメリカ?」と思われる方が多いようです。

そうですね。普及率の面から言えば90%以上のシェア率を誇るアメリカは文句なしのジェネリック大国です。

でもある方面から見るとジェネリック大国はインド!と言えます。どういうことなんでしょうか?その裏側を探ってみましょう。

■インドはジェネリック薬輸出大国!

インドのジェネリック薬に関して特筆すべきなのは、輸出量の多さです。ということは製造量も推して測るべし!非常に多く製造されています。

インドから輸出されているジェネリック薬、ざっと見ただけでも、1年間でアメリカに対して約1715億円分、アジア諸国に1102億円分、ヨーロッパに1002億円分、その他ロシア、中東、アフリカ、オセアニアを加えると2000億円程度となっています。

めちゃめちゃすごい量ですよね!でもどうしてこんなにインドでジェネリック薬が作られているのでしょうか?

■インドの医薬品の特許法に秘密が!

なぜインドでたくさんのジェネリック薬が作られるのか、それはインド独特の特許法に秘密があります。

まず日本では、ジェネリック薬を作る際には物質特許と製法特許という2つの特許をクリアする必要があります。

物質特許はお薬の有効成分に関する特許です。そして製法特許はお薬を作る過程、工程に関する特許です。

この2つの特許は多くの国で採用されていて、新薬を開発する製薬会社を支えています。

ところが、インドでは物質特許がありません。これはどういうことかというと、ある薬の有効成分をそのまま真似しても、作る過程が違うと認められればOKという実にざっくりした規則です。

実は昔は日本でも物質特許がありませんでした。

そうなると、ある製薬会社が長い時間とお金をかけてようやく開発した薬に対して、瞬く間に同じ有効成分で、製法だけが違うジェネリック薬が出てきてしまう、という事態が生じます。市場が大荒れですね。

また、製薬会社はある程度かかった費用を回収することができないと、次の薬開発を行うことができません。となると医療現場自体が大きな損失をこうむります。
こうした事情を考慮して、日本やその他多くの国では2つの特許が採用されています。

インドはこの縛りがないため、新しいジェネリック薬開発に力を注ぐ人が多く、次々にジェネリック薬が台頭してきているんですね。

■インドのジェネリック薬が必要な理由

でもなぜインドがこの独特な特許制度を採用しているのでしょうか?

インドで製造されているジェネリック薬は多くの貧しい国や地域の人を救うために役立てられています。もちろんインド国内の貧困にあえぐ人たちへの対策でもあります。

インドは「途上国の薬局」ともいわれ、マラリヤやエイズ、結核などのジェネリック薬を途上国に届けるうえでも活躍しています。

でも、こうしたジェネリック薬が大量に出回ることで、損害を被る国があることも事実ですね。

ジェネリックを語るうえで外せないインド、できればすべての人の益となる仕方でジェネリック薬が広まっていってくれればうれしいですね。

ジェネリック薬と「国境なき医師団」

日本でのジェネリック薬に対する認識は、「安い薬」といった漠然とした感じが多いようです。

お医者さんや薬剤師さんから「ジェネリック薬を希望しますか?」って感じで聞かれても「まぁ、安くなるんだったらいいか」くらいの感覚ですよね。

でも、このジェネリック薬は無数の人の命を救ってきました。

そんなジェネリック薬が大活躍する場の一つは「国境なき医師団」においてです。途上国や、難民の命を救うために活動する彼らにとってジェネリックはなくてはならない存在です。

■国境なき医師団とジェネリック薬

途上国では、先進国では命を脅かす危険すらない病気で多くの命が消えていきます。また、近年では増え続けている難民の死亡率も深刻な問題ですね。

こうした現場で医療を行う国境なき医師団の大きな問題は医薬品の入手困難です。

流通が悪い、政情不安などいろんな問題があるのですが、何より大きな原因は医薬品が高いことですね。

私たち日本で暮らしていると、ほぼすべての国民が何らかの医療保険に加入しています。国民健康医療保険制度がありますからね。それでも「薬って何でこんな高いかな」と思うことがありますよね。

国境なき医師団が主に出向いていく、途上国や難民に対しての治療はもちろん保険がありませんからね。必要な薬を入手することも大変です。

こうした現場で大活躍してくれるのがジェネリック薬品です。特に最近ではインドをはじめとしたアジア圏で製造されたジェネリック薬が大半を占めています。

特にエイズ流行を防ぐための薬、結核の薬、傷薬、化膿止め、ワクチンなど実に90%近くの医薬品がジェネリックです。

ジェネリック薬なしでは国境なき医師団は立ち行かないでしょう。

■ジェネリック薬に反対する動き

残念なことに、ジェネリック薬に反対する動きもあります。ジェネリック薬が次々と製造されていくと新薬を開発する動きが制限されていくということを心配してのことでしょう。

新薬の独占保護期間を延長または強化し、ジェネリック薬が参入できないようにしようとする動きがあるのです。

1方向から見ればこれも正当な意見かもしれません。でも、他方から見れば、救われる命があるならば何としてでも救いたいという国境なき医師団の邪魔をしている意見でもありますね。

政治上、経済上のいろんな思惑が絡んでいるのかもしれません。

私たち消費者も、ジェネリック薬に対して正しい認識を持っていきたいと思います。

ジェネリック薬を賢く使うことで国の医療費を削減していくこともできます。

また、途上国や難民の治療にあたる医師団を支えるジェネリック薬を主に開発している製薬会社を支えていくことにもなるからです。

例えば、ダイエット薬ED治療薬育毛剤(AGA治療薬)まつげ育成剤などもジェネリック薬がたくさん出ています。

こうした製品を選んでいくことも大きな意味でジェネリック界全体を支援していくことにつながっていきますね。

TPPとジェネリック薬

最近日本でもどんどん広まってきているジェネリック薬。

新薬の5割以下程度の価格で手に入れることができるので、長い期間使用しなければいけない薬がある方にはうれしい限りですね。

国全体の医療費削減にもつながるので、日本の政府も推奨しています。

ところが、そんな流れに逆行するような動きもあるのです。それがTPPです。「??」の方も多いですよね。

ではちょこっとだけ、TPPとジェネリックの関係を見てみましょう。

■TPPって何?ジェネリック薬とどんな関係があるの?

TPPとは、環太平洋パートナーシップの略称です。

太平洋を囲む日本、米国、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、ベトナムといった国々でいろんな決め事、約束事をしていくんですね。

それにより、貿易や国間の行き来をスムーズにさせる目的があります。

ここ最近になって、このTPPの協定案の条項に疑問視が投げかけられています。その一つがアメリカが強く推している「知的財産の保護」に関係するものです。

知的財産の保護、大いに結構じゃないかと思いますが、実は結構これが曲者だったんですね。

この中に医薬品の特許に関係するものも含まれていました。そして、製薬会社が新薬開発の際に使ったデータの多くを非公開にすることができるようになるというものがありました。

ということは、ジェネリック薬を作る際に以前のデータが使用できないので、また実験や検査を重ねることになり、結果安価で販売できなくなります。新薬会社に有利になりますね。

さらに、2次的特許の取得と、独擅場他愛の保護期間延長が認められるものもありました。

これはどういうことかというと、新薬を開発した企業が、特許期間が終わりに近づくとさらに違う名目でもう一度特許を取り、ジェネリック薬の販売を制限する結果になります。

これらはジェネリック薬の普及、流通を阻むことにつながります。

■ジェネリック薬が阻まれると地球規模での損失に!

このTPPでの条項締結はアメリカの一部の製薬会社、企業に非常に有利になると考えられます。

その反面、ジェネリック薬の普及、流通が制限されることで起こる損失は計り知れません。

例えば、途上国での医療発展を目指し活動を続けている国境なき医師団にとっては、必要な医療品が手に入らなくなることを意味しています。

世界の国々のいわゆる貧困層は必要な薬を飲むこともできず、治療も限られるので死亡率は上がりますね。

高齢社会と言われている日本、保険制度自体が崩壊するでしょう。

ジェネリック薬は幅広い分野で人々の生活を支えてくれています。日本でもジェネリックの個人輸入などを通して、恩恵を受けている人が多いです。

サプリメントや、美容関連の商品、不妊治療などの分野では特にそういえます。

一部企業の利益ではなく、幅広い視点でジェネリックの良さが広まっていってほしいものですね。