デュタステリドとは

デュタステリドは、2015年に厚生労働省に承認されたAGA(男性型脱毛症)の新しい治療薬です。

デュタステリドは、AGA治療の第1選択薬であるフィナステリドに次いで発売された第2の「5αリラクダーゼ阻害薬」で、フィナステリドでは充分な効果が得られなかったAGAにも効果が期待できます。

男性ホルモンのテストステロンを脱毛の原因になるGHTに転換する酵素が5αリラクターゼですが、これには「5αリラクダーゼⅠ型」と「5αリラクダーゼⅡ型」の2種類があります。

フィナステリドはⅡ型に対してだけ有効ですが、デュタステリドはⅠ型にもⅡ型にも有効です。

したがって、フィナステリドではじゅうぶんな効果がないⅠ型酵素を多く持つAGA患者にも、デュタステリドは効果を発揮します。

この点で、プロペシアの成分フィナステリドよりもデュタステリドの方が、AGA治療において抜け毛防止効果が高いとされています。

デュタステリドを配合したAGA治療薬には「ザガーロ」のほかに、同じメーカーで低価格な海外製品の「アボダート(Abodart)」があり、個人輸入で購入できます。

デュタステリドの効果

AGAの治療薬として有名なフィナステリドより脱毛を予防する効果が高いとして注目されているのがデュタステリドです。

発毛外来でも現在はまだフィナステリドが主に処方されていますが、今後はデュタステリドの処方が増えると考えられます。

どちらも5αリラクターゼ阻害薬に属する薬ですが、フィナステリドが5αリラクターゼⅡ型だけを阻害するのに対し、デュタステリドはⅠ型もⅡ型も阻害する作用があります。

AGAは、男性ホルモンのテストステロンが5αリラクターゼという酵素によってDHTに転換されることで発症します。

DHTには強い脱毛促進作用があるので、DHTが多いと頭皮に細く短い髪が増えて薄毛が進行します。

男性ホルモンの転換酵素である5αリラクターゼの量は人によって違い、多いほど薄毛が進行しやすくなります。

Ⅱ型が多い人にはフィナステリドが有効ですが、Ⅰ型もⅡ型も多い人にはデュタステリドがより有効になります。

フィナステリドの服用でじゅうぶんな効果を得られない場合はデュタステリドに変えることで効果が高まることが期待できます。

また、フィナステリドを長期間使用すると身体に耐性ができて薬が効きにくくなるという意見があります。

その真偽は明かではありませんが、そう感じられる場合は6ヶ月くらいの期間でフィナステリドとデュタステリドを交互に使用するという対策があります。

デュタステリドの副作用

デュタステリドのおもな副作用には、性欲減退、勃起不全、射精障害があります。

デュタステリドを有効成分にする「ザガーロ」(グラクソ・スミスクライン社)の添付文書によると、557人の服用者(日本人120人を含む)の95例(17.1%)に何らかの副作用がみられ、その中で多かったのは、

  • 勃起不全 24例(4.3%)
  • 性欲減退 22例(3.9%)
  • 精液量減少 7例(1.3%)

また、日本人120人の長期服用試験では、下記のような副作用が報告されています。

  • 勃起不全13例(10.8%)
  • 性欲減退10例(8.3%)
  • 射精障害 5 例(4.2%)

長期の服用では、約1割に勃起不全や性欲減退の副作用が現れているので注意が必要です。

頻度1%未満のまれな副作用としては、発疹、頭痛、抑うつ気分、乳房の女性化、乳頭痛、肝機能障害が報告されています。

これらの副作用の症状が強い場合は、一時服用を中止して医師に相談してください。

デュタステリド配合のAGA治療薬

デュタステリドを配合したお薬にはザガーロ、アボルブアボダートなどがあります。

国内の発毛外来などで処方されているのは「ザガーロ」です。「ザガーロ」はカプセルに入ったお薬で、1日に1カプセル(デュタステリド0.5mg)服用します。30カプセルの処方価格は病院によって違いますが9,500円くらいです。

「アボルブ」は「ザガーロ」と同じ成分のお薬ですが、前立腺肥大の治療薬として使うときにこの名称になります。メーカーは「ザガーロ」と同じグラクソ・スミスクライン社です。

「アボダート」も「ザガーロ」、「アボルブ」と同じ成分のお薬で、メーカーも同じです。

この2つの違いは「ザガーロ」が国内で販売されているのに「アボダート」は国内では販売されていないということと、価格が違うことです。

「アボダート」の価格は「ザガーロ」の約半額で、日本でも個人輸入で購入することができます。

デュタステリドの個人輸入

デュタステリドはAGA治療薬ザガーロ、アボルブの成分ですが、海外市場での先発薬としてアボダートがあります。

アボダートのメリットは価格です。ジェネリックではありませんが、アボルブやザガーロより値段が安いのです。

育毛外来でデュタステリド配合の先発薬を購入するより、大幅に節約できますし、まとめ買いができるのも個人輸入のメリットです。

ただしアボダートは病院では処方されません。理由はこの商品自体が海外製薬メーカー(グラクソスミスクライン社)のお薬だからです。

成分は同じで、逆にアボダートの方が昔から海外で使われているデュタステリドであり、実績のあるお薬です。

デュタステリド個人輸入

ザガーロとは

ザガーロとは「髪の毛が抜けるのに悩んでいるかた」に効くお薬です。

脱毛はいくつかの種類に分けられ、その中でザガーロは男性型脱毛症(AGA)に効果があり、発毛につながるお薬です。

他の脱毛症には効果がありませんのでご注意ください。

また、女性やお子さん(※20歳未満での安全性は確立されていません)は服用することができません。男性のみ服用することができます。  

男性型脱毛症(AGA)のメカニズムは、髪のサイクルに対して成長期の期間が短いため、脱毛が進行してしまいます。

これには主に男性ホルモンが関係しています。

テストステロンから主なアンドロゲンのジヒドロキシテストステロンへ変換されることによって脱毛が進行してしまう病気です。

この変換には「5α-レダクターゼ」と呼ばれる還元酵素が関わっています。  

ザガーロはデュタステリドという有効成分が入っています。デュタステリドの効き方は、この酵素を阻害する5α-レダクターゼ阻害作用を有しています。

そのため、体内の男性ホルモンの作用を抑えて男性型脱毛症(AGA)の進行を遅らせることができます。

そして、5α-レダクターゼには2つのタイプがあり「Ⅰ型」と「Ⅱ型」があります。Ⅰ型は、皮脂腺に多くあります。

一 方でⅡ型は髪の毛乳頭内に多く、髪の生え際や頭頂部(頭のてっぺん)、そして前立腺に多く存在しています。

ザガーロはこの「Ⅰ型およびⅡ型」の両方を阻害して、ジヒドロテストステロンの量を減らします。

その結果、強力な脱毛を抑える作用があります。  

このお薬は「男性ホルモンを抑える作用」があるため、人によって性欲が落ちたりすることがあります。

男性ホルモンは性欲に関わり、性交渉時に勃起不全(ED)になる可能性があるので注意してください。

しかし、性欲が落ちる副作用の可能性は、国内の臨床試験でザガーロを使用した120例において、10例(8.3%)の報告があります。

そのため、使用した場合、ほとんどの方に性欲が落ちるという症状はありませんので安心してください。

使用して、そのような症状が現れた方は、医師または薬剤師に相談してください。

ザガーロの効果・効能・作用機序

ザガーロ(成分名:デュタステリド)というお薬は、男性型脱毛症(AGA)に対して効果のある脱毛症治療薬です。

このお薬は、脱毛症の種類の中でも男性型脱毛症(AGA)の進行を遅らせるために使用され、発毛につながります。  

男性型脱毛症(AGA)の原因は、主に男性ホルモンが関係しています。

男性ホルモンの中でも有名なテストステロンから、強力な男性ホルモン作用のあるジヒドロテストステロンへ変換されることによって脱毛が進行してしまう病気です。

この変換には「5α-レダクターゼ」と呼ばれる還元酵素が関わっています。

そのため、この酵素を阻害する5α-レダクターゼ阻害薬のザガーロを使用することによって、体内の男性ホルモンの作用を抑えて男性型脱毛症(AGA)の進行を遅らせることができます。

5α-レダクターゼには2つのタイプがあり「Ⅰ型」と「Ⅱ型」があります。Ⅰ型は、皮脂腺に多くあります。一方Ⅱ型は髪の毛乳頭内に多く、髪の生え際や頭頂部(頭のてっぺん)、そして前立腺に多く存在しています。

ザガーロはこの「Ⅰ型およびⅡ型」の両方を阻害して、ジヒドロテストステロンの量を減らします。その結果、強力な脱毛抑制作用があります。  

血清中のジヒドロテストステロン濃度を下げる作用があるという報告があります。

(男性型脱毛症の男性の方に対して、ザガーロの規格2種類0.1mgおよび0.5mgを1日1回24週間連続で使用したところ、24週時点での血清中のジヒドロテストステロンの濃度は、ザガーロ0.1mgで83.6%、0.5mgで90.9%下げたという報告があります)  

また外国人のデータによると、頭皮中のジヒドロテストステロンの濃度も低下させるという報告があります

男性型脱毛症の男性の方に対して、ザガーロの規格2種類0.1mgおよび0.5mgを1日1回連続で使用したところ、6ヶ月時点での血清中のジヒドロテストステロンの濃度は、血清に対してザガーロ0.1mgで65%、0.5mgで90%下げました。

頭皮に対してザガーロ0.1mgで40%、0.5mgで52%下げました。そして、ザガーロを使用することで頭皮中のジヒドロテストステロン濃度の低下と発毛作用には関連性がみられたとの報告があります。  

ザガーロの有効成分デュタステリドは、他製品のアボルブでも使用されています。

同じ有効成分ですが製品は別になり、使用する疾患も製品で異なります。

ザガーロは男性型脱毛症(AGA)に対してのお薬ですが、アボルブは前立腺肥大症治療薬になります。

ザガーロとアボルブは病気に対して使用する規格も異なります。

ザガーロは通常1回0.1mgを使用します。必要に応じて1回0.5mg使用することもあります。

一方で、アボルブは初めから1回0.5mgを使用します。そのため、適応に合わせて使用するようにしてください。

参考資料|ザガーロ添付文書

ザガーロが効かないタイプの脱毛症

脱毛症は、様々なタイプがあります。

円形脱毛症、②びまん性脱毛症、③粃糠性脱毛症、④出産後の脱毛、⑤抗がん剤などによる副作用で起こる脱毛、そして⑥男性型脱毛症(AGA)があります。

①円形脱毛症は、突然に、円形やだ円形に髪が抜け落ち、大きく広がっていく脱毛症です。年齢た男女に関係なく発症することがあります。

原因は、主にストレスであり、他に自己免疫疾患やアトピー性皮膚炎など色々なことが関わっていると言われています。

②びまん性脱毛症は、頭全体がまばら又は一面に広がった脱毛症です。

40代以上の中高年女性に多く見られます。最近では、20~30代の方も発症していることもあります。

原因は、女性ホルモンが減ることの他にストレスや偏った食事およびダイエットが原因とされています。

③粃糠性(ひこうせい)脱毛症は、「ふけ」が大量に発生して髪の毛が抜け落ちる脱毛症です。

ふけとは、頭皮から発生する白い老廃物であり、頭皮の垢(あか)のことを言います。

主に乾いたふけやジメッとしたふけの2種類があり、どちらも放置しているとかゆみや炎症が起こります。

また細菌感染していることもあり、抜け毛が増える原因となります。

これらを直す場合、正しいシャンプーをしたり専門の皮膚科で早期に治療することをおすすめします。

④出産後の脱毛は、出産の前後はホルモンバランスが乱れやすくなり、出産後は特に髪の量が少なくなり、薄くなったりします。

これは約半年(6ヶ月)経ちますと、徐々に髪の量が回復していきます。

⑤一部抗がん剤などによる副作用で起こる脱毛は、一部の抗がん剤を使用することで毛髪の細胞の分裂を抑える副作用が発生し脱毛が起こります。

これは一部の抗がん剤による副作用ですので、治療が終わり、薬の服用を中止すると脱毛は治ります。治療は必ず医師の指示に従ってください

⑥男性型脱毛症(AGA)の場合、別名壮年生脱毛症とも呼びます。この疾患に対してはザガーロが有効です。

しかし、それ以外①から⑤の脱毛症に対しての効果はありません。 理由としてザガーロのお薬の効き方にあります。

ザガーロの作用は、髪の毛乳頭内の5α-レダクターゼを阻害する作用して男性ホルモンの作用を抑えます。

この作用によって、テストステロンより強力な男性ホルモン作用のジヒドロテストステロンへの変換を抑制します。

それによって、男性ホルモン作用が原因の男性型脱毛症(AGA)が改善されて成長期の期間を伸ばします。

つまり、他の疾患は男性ホルモン作用とは関係がないため、ザガーロを使用しても効果を得られないということになります。

ザガーロの初期脱毛

初期脱毛は、ザガーロなどの男性型脱毛症(AGA)を使用した際、薬が効き始めて髪のサイクルが変わり始めたときに起こる脱毛の現象のことを言います。

この現象は髪が生え変わるサイクルを整えるために、AGAによる薄毛が抜け落ちます。

AGAの薄毛が先に抜け落ちてから、サイクルの整った新しい髪の毛が生えてきます。  

そもそも髪のサイクルは、髪の根本にある毛根に対して、2年から6年ほどのサイクルで髪が生え変わっています。

新しい髪の毛が成長してどんどん伸びる時期の「成長期」が約2〜6年(早期成長期→中期成長期→後期成長期)、髪の毛の成長が弱くなり始める「退行期」が約2週間、髪の毛の成長がストップする「休止期」が約3ヶ月、そして髪の毛が抜け始める「脱毛」というサイクルになっています。

脱毛時、正常のヘアサイクル場合ですと長くて固い髪の毛が1日に約100本程度抜け落ちます。

しかし、男性型脱毛症(AGA)の場合のヘアサイクルは、成長期(2〜6年)が数ヶ月〜1年と短くなり、成長期の髪の毛が太く長くならなくなってしまいます。

そして成長できないまま休止期を迎えてしまい、短くて柔らかい髪の毛が抜けるため、成長期の期間が短い髪の毛が抜けたり、抜ける本数が目立つことが多くなります。  

ザガーロの作用は髪の毛乳頭内の5α-レダクターゼを阻害する作用があります。

この作用によって、テストステロンより強力な男性ホルモン作用のジヒドロテストステロンへの変換を抑制します。

このホルモンを抑制することで、男性ホルモン作用が原因の 男性型脱毛症(AGA)が改善されて成長期の期間を伸ばします。

そして、発毛の効果が期待できて脱毛部位に対して、太く長い毛を増やしていきます。   

つまり、初期脱毛は薬が効き始めたという証拠であり、継続してザガーロを服用する必要があります。

初期脱毛が増えて心配になる方もおられるかと思いますが、この期間が終わると、新しい髪の毛が生えてくるサイクルになります。

ですので、飲み始めの抜け毛が増えることを心配をせずに、後に生えてくる太く長い毛を待つようにしてください。

ザガーロの副作用による初期脱毛ではありませんので安心してください。

また、初期脱毛は全ての方に対して起こるわけではなく、男性型脱毛症(AGA)によるサイクルが乱れている人に対して起こる症状です。

ザガーロなどの男性型脱毛症(AGA)の治療薬を服用し続けていると、この症状は途中でおさまります。

ザガーロの飲み方

ザガーロの飲み方は有効成分量0.1mgを1日1回継続して飲んでください。

なお、必要に応じて0.5mgを1日1回服用することもあります。服用量は医師の指示に従って服用してください。

なお、服用するときは、お水またはお茶で飲むことをおすすめします。  

ザガーロを服用する量は医師が男性型脱毛症(AGA)の症状や薬が効いているかに対して決めます。

勝手に服用する量を変えないようにしてください。また、一度に最大量もしくはそれ以上の量を使用することは決して行わないようにしてください。

ザガーロの解毒剤はありませんので、注意が必要です。  

ザガーロはカプセルで製造されているお薬です。カプセルの中に入っている有効成分の液体は、口や喉の粘膜を刺激することがあります。

カプセルを噛んだり開けたりせずに服用するようにしてください。  

このお薬は、服用し始めてから12週間(約3ヶ月)で改善することがあります。しかし治療の効果を調べるためには、通常6ヶ月間の治療が必要になります。

そのため、飲み続けることが重要なので、治療の途中でザガーロの服用をやめないよう気をつけてください。  

ザガーロの服用を中止するかどうかは医師が行います。

もしくは、ザガーロを服用して副作用を発症した場合は中止するようにしてください。  

ザガーロは食事の内容に関係なく治療効果を得ることができますので、通常通り服用することができます。

このお薬は食事による影響を少し受けますが、特に臨床上影響を与えるものではありませんので、そのまま服用するようにしてください。

以下はザガーロの食事による影響を示した臨床データです。  

健康な成人に対してデュタステリド2.5mg(※服用する際の用量は0.1mgまたは0.5mgです)を1回食後に服用した時、薬物動態に若干の変化が報告されました。

AUC(薬物動態を総合的にみる数値)は空腹時に服用した時の2573ng・hr/mLから2197ng・hr/mLに減少しましたが、お薬の効果に影響を与えるほどではありませんでした。

ザガーロはどれくらいの期間、服用すべきか

ザガーロを1日1回継続的に服用し始めた場合、治療効果の早い人で約3ヶ月で髪のサイクルが改善することがあります。

ただ、きちんとした治療の効果を評価するには、通常「6ヶ月間」の治療が必要になります。

そのため、毎日飲み忘れることなく継続して服用する必要があります。  

ザガーロなどの男性型脱毛症(AGA)治療薬を飲み始めて少し経った頃に「初期脱毛」という、髪が抜け落ちる現象が起こることがあります。

脱毛が起こるので、途中で治療をやめてしまう方がいます。

しかし、これはザガーロの副作用ではなく、治療の効果を得られているために起こる現象です。  

男性型脱毛症(AGA)のヘアサイクルは、成長期(2〜6年)が数ヶ月〜1年と短くなるため、成長期の髪の毛が太く長くならないのが特徴です。

その後、髪が伸びないまま休止期を迎えて脱毛します。短くて柔らかい髪の毛が抜けるため、成長期の短い髪の毛が抜け落ちたり、抜ける本数が目立つことが多くなります。  

ザガーロは男性型脱毛症(AGA)のヘアサイクルを改善します。

ヘアサイクルの改善によって、男性型脱毛症(AGA)による弱い状態の髪や薄い状態の髪が抜けていきます。

これは、初期脱毛によって「薬が効き始めた」という証拠ですので、継続してザガーロを服用してください。

服用し続けていると、初期脱毛の症状は途中でおさまりますので、飲み続けるようにしましょう。  

ただし、治療効果を評価する目安の6ヶ月間服用し続けても、治療効果を得られない方もいます。

このような場合、男性型脱毛症(AGA)の症状ではない可能性もしくはお薬が合っていない可能性があります。

そのような状態が該当するときは、医師に相談するようにしてください。

そのあと、医師の判断によって継続してザガーロを服用するか決まります。必ず医師の指示に従うようにしてください。

治療効果が見られた場合や延長して治療効果を確かめる場合、6ヶ月以上継続的に服用することもあります。

その際、治療の効果を定期的に確認する必要がありますので、病院での診察を受けるようにしてください。

ザガーロの使用上の注意点

血液検査の血清前立腺特異抗原(PSA)に影響を与えるお薬です。

前立腺癌などの検査に関して、PSAの検査を受ける時はザガーロを服用していることを医師に伝えるようにしてください。

それにより、医師はザガーロを服用していることを考慮して検査結果の診断をしますので、必ず伝えてください。  

肝機能に障害がある方は、ザガーロを使用した際の薬物動態は検討されていないので注意してください。  

このお薬は皮膚からも吸収されます。そのため、お子さんや女性の方はカプセルの漏れた液に触れないようにしてください。付着した時はすぐに石鹸と水で洗ってください。  

リトナビルなどの肝臓で代謝される薬物代謝酵素CYP3A4を阻害するお薬を飲んでいる方は、ザガーロの作用が過剰に現れる可能性があります。

該当するお薬を服用している場合、ザガーロを使用する前に医師または薬剤師に相談してください。  

ザガーロを服用する際、カプセル中の液が口腔や咽頭の粘膜を刺激することがあります。そのため、カプセルを噛んだり開けたりせずに服用するようにしてください。  

男性型脱毛症(AGA)の治療を初めて12週間で効果が得られることがあります。

ただ、治療効果を診るには通常6ヶ月間の治療が必要ですので、続けて服用するようにしてください。  

AGAの治療で、ザガーロを6ヶ月以上服用しても改善が見られない場合があります。

その際は服用を中止することがありますので、医師の指示に従ってください。

6ヶ月以上することもありますが、医師が定期的に効果を確認します。   

ザガーロは食事による影響を少し受けますが、特に臨床上影響を与えるものではありませんので通常通り服用することができます。

「健康成人にデュタステリド2.5mgを食後に1回服用した時、薬物動態に少しの変化が報告されました。

AUC(薬物動態を総合的にみる数値)は空腹時に服用した場合の2573ng・hr/mLから2197ng・hr/mLに減少しましたが、薬効に影響を与えるほどではありませんでした。」

参考資料|ザガーロ添付文書

ザガーロの副作用

ザガーロの主な副作用に、勃起不全(ED)、リピドー減退(性欲がなくなっていくこと)、精子の量が減る、射精障害などあります。

他にも重大な副作用や稀な副作用がありますので、以下に記載します。  

第ⅡおよびⅢ相国際共同試験でザガーロを使用した557例において95例(17.1%)に副作用が報告されました。

主な副作用に、勃起不全が24例(4.3%)、リビドー減退が22例(3.9%)、精液量減少7例(1.3%)が報告されています。

その557例中、120例は日本人で14例(11.7%)の副作用が報告されており、リビドー減退が7例(5.8%)、勃起不全が6例(5.0%)、射精障害が2例(1.7%)が報告されています。  

国内の長期投与試験で、ザガーロを使用した120例において、20例(16.7%)に副作用が報告されました。

主な副作用に、勃起不全が13例(10.8%)、リビドー減退が10例(8.3%)、射精障害が5例(4.2%)の報告がありました。  

重大な副作用に、肝機能障害、黄疸があります。肝機能障害や黄疸のAST(GOT)、ALT(GPT)、ビリルビンの上昇などの検査値の異常を伴うことがあります。

症状が現れた場合は、すぐに使用を中止するようにして病院へ行くようにしてください。  

その他の副作用に、性機能不全(リピドー減退、勃起不全、射精障害)が1%以上で起こる可能性があります。

発疹、頭痛、抑うつ気分、乳房障害:男性でも胸が膨らむ女性化乳房・乳首に痛みがでる乳頭痛・乳房不快感、お腹の不快感が1%未満で起こる可能性があります。

じんましん、アレルギー反応、かゆみ、体の一部にむくみがでる、血管浮腫、ふわふわした感じのあるめまい、味がわかりにくくなる、精巣の痛みや腫れ、脱毛症(主に体の毛が抜ける)、毛が増える多毛症、お腹の痛み、下痢、体がだるい、血中クレアチンホスホキナーゼ増加(検査値)が頻度は不明ですが発症する可能性があります。  

他にも稀な副作用もありますので、気になる方は添付文書等をご覧ください。

ザガーロを飲めない人

下記に記載している方はザガーロを飲むことができません。

該当する方は病院で医師の判断になりますので、必ず医師に伝えるようにしてください。

(1)過去にザガーロやアボルブ(成分名:デュタステリドプロペシア(成分名:フィナステリド)の5α-レダクターゼ阻害薬に対して、アレルギーなどの過敏症が現れた方は使用できません。

(2)女性の方は使用することができません。また、ザガーロは手などの皮膚から吸収される性質があります。

そのため、カプセルから漏れた液に触れないようにしてください。もし、漏れた液に触れた場合には、直ちに石鹸と水で洗うようにしてください。

(3)15歳未満のお子さんの方は使用することができません。

ザガーロは皮膚から吸収される性質がありますので、カプセルから漏れた液に触れないでください。

もし触れた場合は、すぐに石鹸と水で洗うようにしてください。また、20歳未満が使用するにあたって、安全性や有効性は確立されいませんので注意してください。

(4)重度の肝機能障害のある方は使用することができません。

理由として、ザガーロは主に肝臓で代謝される特徴があります。

肝臓の機能に障害が起こっていると代謝する能力が落ち、薬の血中濃度が上昇するため、ザガーロの作用が過剰になる可能性があります。

ザガーロの半減期は約3〜5週間と一般的なお薬に比べて長く、身体の中に留まりやすい特徴があります。重度ではない肝機能障害の方は、使用することは可能ですが注意が必要です。

(5)ザガーロを6ヶ月以上使用しても、男性型脱毛症(AGA)の症状が改善しない方は続けて使用することができません。

男性型脱毛症(AGA)が原因の脱毛症ではない可能性があります。継続するかは医師の判断になります。

(6)ザガーロは男性における男性型脱毛症(AGA)に対してのみ適応があります。

他の脱毛症には適応がありませんので男性型脱毛症(AGA)に該当しない場合は使用することができません。

(7)6ヶ月以内に前立腺の血液検査(PSA検査)をする方は、実際の検査結果よりも低い数値で現れる可能性があります。そのため使用を控えるようにしてください。

ザガーロの子作りへの影響

・男性側の子作りへの影響について  

ザガーロを服用すると、強力な男性ホルモン作用のあるジヒドロテストステロン濃度が減少するため、人によっては性欲が低下することがあります。

性欲の他にも、「勃起ができない」「途中で中折れしてしまう」勃起不全(ED)になったり、「うまく射精ができない」「射精時の精液の量が少ない」などの射精障害もザガーロの副作用でわずかに報告されています。

勃起不全などの性機能障害が起こると、子作りに影響を及ぼしてしまう可能性があります。

そのため、男性型脱毛症(AGA)の治療をする際と、子作りをするタイミングを考慮する必要がありますので、パートナーと相談するようにしましょう。

ザガーロによる副作用が現れない方の場合、気にしなくでも大丈夫です。

副作用の心配をすることで、心因的な勃起不全(ED)になる可能性があるので気をつけてください。

加齢や生活週間、その他の原因で勃起不全または勃起力の低下を感じている男性はザガーロ服用中でもED治療薬を服用することができます。

(※強力な男性ホルモン作用のジヒドロテストロン濃度が減少することで、変換される前のテストステロン濃度が体内で上昇したという報告があります。しかし、この濃度が上昇したことによる有害事象は報告されていないので問題ありません。)  

・男性の精子形成におけるザガーロの影響について

ジヒドロテストロンの役割は明らかではありませんが、ザガーロの精子形成に対する影響のデータがあります。

ザガーロ服用による精液特性が、胎児に対してどのような影響を及ぼすかは不明となっています。

しかし、精子形成に置いて、臨床的に重要な変動(精子の量、精子濃度、精液量、精子の運動率や形態)は認められませんでした。  

・女性側の胎児への影響について  

健康成人にデュタステリドの0.5mgを1日1回12ヶ月(52週間)継続的に服用した時、精液中と血清中デュタステリドの濃度を測定した外国人のデータがあります。

平均精液中濃度は24〜28週間で約3.2ng/mL、48〜52週間で約3.4ng/mLでした。もっとも高い精液中のデュタステリド濃度を検出した方は、48〜52週間の14.04ng/mLでした。

精液中と血清中薬物濃度の比率は、24〜28週間で10.2%、48〜52週間で11.5%というデータが報告されています。  

また、精液を介して女性が触れた場合、ザガーロは、血漿中および精液中の蛋白との結合率が高い(血清蛋白結合率:99.8%)ため、子宮や膣からの吸収量が低下することが考えられていることから、精液を介した子宮暴露によりヒト男子胎児の外生殖器の発達に影響を及ぼす可能性は低いと考えられています。

(※ただし、決して女性がザガーロのカプセルから漏れた液は、男性胎児の外生殖器の発達が阻害される可能性がありますので、触れないようにしてください。)  

これらの結果として、ザガーロを服用したまま子作りに対する安全性が低いとは言い切れないと推測されます。

ただし、臨床データが非常に少ないため参考程度にしてください。不安な方は医師または薬剤師に相談してみるのが良いでしょう。

参考資料|
ザガーロ添付文書
ザガーロインタビューフォーム(PDFファイルがダウンロードされます)

ザガーロの入手方法

現在のところ、ザガーロを入手する方法は病院および専門のクリニックのみとなっております。

ザガーロは比較的新薬に近いお薬ですので、個人輸入および個人輸入代行業者からは入手することはできませんので注意してください。  

病院および専門のクリニックで入手する場合ですが、医師に診察してもらい「男性型脱毛症(AGA)と診断」されたらザガーロを処方してもらうことができます。

ただし、男性の方のみ服用することができるお薬です。また、円形脱毛症やびまん性脱毛症、粃糠性脱毛症、その他の脱毛症では治療効果がありませんので注意してください。  

その際、ザガーロの処方は男性型脱毛症(AGA)の治療目的でも、薬価に収載されていない医薬品になります。そのため、全額自己負担で飲み続けることになります。

ザガーロのお薬の値段が日本では決められておりませんので、各医療機関およびクリニックによって購入する金額が変わります。  

ザガーロ0.5mgの1カプセルあたりの値段は平均270〜300円です。

また、毎日継続的に服用するため、30カプセルあたり、約8,000〜9,000円です(※お薬の価格は病院またはクリニックによって異なります)。

ここに記載しているザガーロの値段は、インターネットサイトで調べた平均的な金額です。

保険治療ができないため値段が高くなることがデメリットになりますが、専門のクリニックで処方されるザガーロは、製造販売会社のグラクソ・スミスクライン(GSK)から入手しておりますので、安心して服用することができるのがメリットです。  

ザガーロと同じ有効成分のアボダートでしたら販売しており、個人輸入および個人輸入代行業者を介して入手することが可能です。

アボダートは海外で製造販売されているザガーロの海外製品版です。また、ザガーロのジェネリック薬に関しては、お薬の特許期間が切れていないため、国内で販売していません。

ジェネリック医薬品はインドでのみ製造および販売しております。ジェネリック薬なので安く入手することが可能ですが、日本で承認を受けていないため、有効性および安全性が保証されていません。

ザガーロのジェネリック薬が心配な方は、病院および専門のクリニックで医師に診てもらい、処方してもらうようにしましょう。

ザガーロの価格

病院でザガーロを処方してもらう場合ですが、ザガーロ0.5mgの1カプセルあたりの値段は平均270〜300円、毎日継続的に服用するため、30カプセルあたり、約8,000〜9,000円です。

ザガーロの処方は、AGA治療目的でも、薬価に収載されていない医薬品になります。そのため、医療保険を使用しない全額自己負担で飲み続けることになります。

ザガーロの値段が日本では決められておりませんので、各医療機関およびクリニックによって購入する金額が変動します。

※ここに記載しているザガーロの値段は、インターネットサイトで調べた平均的な金額です。

保険治療ができないため、値段が高くなるのがデメリットですが、専門のクリニックで処方されるザガーロは、製造販売会社のグラクソ・スミスクライン(GSK)から入手しておりますので、安心して服用することができるのがメリットです。

※お薬の価格は薬局によって異なりますので、あらかじめ薬局で値段を聞くことをおすすめします。  ザガーロは医療機関で入手する以外に、個人輸入または個人輸入代行業者を介して購入する方法があります。

しかし、ザガーロ自体を個人輸入や個人輸入代行業者を介して入手する場合、現在のところ販売されておりません。ザガーロと同じ有効成分のジェネリック薬(デュタステリド)でしたら販売しております。

インドのCipla社が製造販売されているザガーロのジェネリック医薬品の場合、0.5mg100カプセル入りで約9,380円、1錠あたり938円で販売しております。

こちらは、クリニックで入手するよりも安く入手することができます。

※個人輸入や個人輸入代行業者を介してザガーロやザガーロジェネリックを入手する場合、偽物が多く出回っております。必ず信頼のおける個人輸入代行業者から購入するようにしてください。

格安の値段で販売しているお薬もありますが、格安で販売できるのにも理由があります。お薬の安さよりも、効果を得られることが第一です。

また、仮に重篤な副作用を発症した場合、個人輸入で入手したお薬は副作用被害救済制度の対象になりません。購入するときは気をつけてください。

ザガーロとアボルブの違い

ザガーロの有効成分デュタステリドは、他製品のアボルブでも同成分を使用しています。同じ有効成分ですが別製品ですので、適応する疾患も製品で異なります。

ザガーロは男性型脱毛症(AGA)に対してのお薬ですが、アボルブの適応は前立腺肥大症に対する治療薬として使用されます

ただし、どちらもグラクソ・スミスクライン(GSK)社が製造および販売しているお薬です。  

これらのお薬を処方するクリニックも異なっており、ザガーロは皮膚科領域のクリニック、アボルブは泌尿器科領域のクリニックで主に処方してもらうことになります(※例外もあります)。

また治療に関わる保険適応も異なり、アボルブを前立腺肥大症に対して使用する場合保険の適応になるため、会社員の方で3割の自己負担になります。

一方、ザガーロの場合、男性型脱毛症(AGA)の治療で保険の適応がありません。そのため全額自己負担になるとう違いもあります。  

ザガーロおよびアボルブに含まれる有効成分に関してデュタステリドという全く同じ成分が入っています。

有効成分であるデュタステリドの効き方は、この酵素を阻害する5α-レダクターゼ阻害作用を有しています。

そのため、体内の男性ホルモンの作用を抑えて男性型脱毛症(AGA)の進行を遅らせることができます。

そして、5α-レダクターゼには2つのタイプがあり「Ⅰ型」と「Ⅱ型」があります。Ⅰ型は、皮脂腺に多くあります。

一方でⅡ型は髪の毛乳頭内に多く、髪の生え際や頭頂部(頭のてっぺん)、そして前立腺に多く存在しています。

ザガーロはこの「Ⅰ型およびⅡ型」の両方を阻害して、ジヒドロテストステロン(DHT)の量を減らします。

その結果、強力な脱毛を抑える作用があります。また、強い男性ホルモン作用のあるジヒドロテストステロン(DHT)は前立腺にも存在しています。

前立腺に強い男性ホルモンが作用すると人によって肥大化することがあります。

デュタステリドを使用することで同様に5α-レダクターゼを阻害し、ジヒドロテストステロン(DHT)の量を減少させます。

これにより前立腺が小さくなるため、前立腺肥大症の治療薬としても使用されます。(※ただし、加齢によって前立腺は肥大化する傾向にあります)  

以上のことから、ザガーロとアボルブは病気に対して使用する製品が異なります。

また、ザガーロとアボルブの使用する量が異なることもあります。

ザガーロは通常1回0.1mgを使用して治療します。また、必要に応じて1回0.5mg使用することもあります。

一方で、アボルブは初めから1回0.5mgを使用するため、適応に合わせて使用する必要があります。

参考資料|ザガーロ添付文書

ザガーロとアボダートの違い

アボダートは、有効成分はデュタステリドを含んだお薬です。同じ有効成分にザガーロやアボルブがあります。

アボダートは海外で製造および販売されている製品で、日本で販売されているのはアボルブに該当します。

その為、ザガーロとアボダートは同じ有効成分ですが、使用目的は異なりますので注意してください。

アボダートは、日本のアボルブと同じ使い方をします。

アボダートはアメリカFDAで前立腺肥大症の治療薬として承認を受けており、アボルブは日本で同じ適応の承認を受けています。

そして、ザガーロは日本で男性型脱毛症(AGA)の適応を取得しております。

よって、ザガーロとアボダートは「有効成分は同じであるが、治療の目的が異なる」ということになります。

そのため、男性型脱毛症(AGA)の治療目的でアボダートの使用は控えてください。  

ザガーロおよびアボダートは、どちらもグラクソ・スミスクライン(GSK)社が製造および販売しておりますので、同じ有効成分ですが、名前と適応する疾患が異なります。

名前が異なる理由は、ザガーロの場合、日本のグラクソスミスクライン株式会社が製造販売しています。

一方で、アボタートはイギリスのグラクソ・スミスクライン社の本社の管轄になります。これにより、製品の名前が異なっているということになります。  

※アボダートを使用するにあたって注意があります。個人輸入でアボダートを使用して入院するなど重篤な副作用が生じた場合、副作用被害救済制度の対象とはなりません。

通常、日本で承認されている医薬品の場合ですが、入院処置などの副作用に対して副作用被害救済制度の対象となることがあります。

対象となると、医療費や年金を受給することができる可能性があります。個人輸入では適応されませんので、自己責任で検討してください。  

また、先述にも記載しましたが、アボダートは前立腺肥大症に対する製品です。男性型脱毛症(AGA)の治療薬ではありませんので、違う目的で使用しないでください。

ザガーロとプロペシアの違いと発毛効果

ザガーロとプロペシアの違いは、お薬が作用する範囲にあります。

2つのお薬の作用点は「5α-レダクターゼ」という酵素です。

5α-レダクターゼは、男性ホルモンに関わっており、有名な男性ホルモン作用のあるテストステロンを、より強力な男性ホルモン作用のあるジヒドロテストロン(DHT)に変換する役割があります。

また、この酵素はⅠ型とⅡ型の2つのタイプがあり、Ⅰ型は、皮脂腺に多くあります。一方

でⅡ型は髪の毛乳頭内に多く、髪の生え際や頭頂部(頭のてっぺん)、そして前立腺に多く存在しています。

プロペシアの有効成分フィナステリドの場合、5α-レダクターゼⅡ型のみの酵素を阻害します。

一方で、ザガーロの有効成分デュタステリドの場合、5α-レダクターゼⅠ型とⅡ型の両方の酵素を阻害します。

男性型脱毛症(AGA)の脱毛部位の頭皮の毛包には、5α-レダクターゼⅡ型のみではなくⅠ型も存在しております。

そのため、ザガーロが5α-レダクターゼのⅡ型のみでなくⅠ型も一緒に阻害することで、より男性型脱毛症(AGA)の症状を抑えられ、発毛効果を得られやすいことが示されます。

そのため、プロペシアよりザガーロの方が発毛効果を得られることができます。  

以下にザガーロとプロペシアおよびプラセボ(薬としての作用がない偽薬)にて発毛効果を比較した試験データがあります。

 発毛効果について、男性型脱毛症(AGA)を対象にしたフィナステリドを比較対照とする第Ⅱ相と第Ⅲ相国際共同試験(第Ⅲ相試験:非劣性試験)は、男性型脱毛症(AGA)型に対するザガーロの発毛効果が報告された主な試験結果があります。  

24週間(6ヶ月)時における毛髪数(※頭頂部の直径2.54cm円内での直径30μm以上の非軟毛の数)のベースラインから変化する量(調整済み平均値)は、ザガーロ(成分名:デュタステリド)0.1mgを服用した患者群とザガーロ0.5mgを服用した患者群で、それぞれ63.0本、89.6本でした。

一方で、プロペシア(成分名:フィナステリド)1mgを服用した患者群で56.5本、プラセボ(薬としての作用がない偽薬)を服用した患者群で-4.9本という結果になりました。  

よって、ザガーロの0.1mgおよび0.5mgを服用した患者群では、プロペシアやプラセボを服用した患者よりも毛髪数が有意に増加したという報告があります。(p<0.001、治療、クラスターおよびベースラインの毛髪数で調整した線形モデルによる検定)

プロペシアからザガーロへ切り替えるメリット

プロペシアからザガーロへ切り換えるのメリットは、男性型脱毛症(AGA)の治療改善効果および発毛効果にあります。

理由は、ザガーロの方が治療効果が高いからです。

プロペシアは5α-レダクターゼⅡ型の酵素のみの阻害ですが、ザガーロは5α-レダクターゼⅠ型およびⅡ型両方を阻害します。そ

れにより、プロペシアで阻害できなかったⅠ型をザガーロで抑えて、ジヒドロテストロンの濃度を低下させます。

そのため、プロペシアよりザガーロの方が発毛効果を得られることができます。  ただし、1点注意があります。

ザガーロに切り換えることでデメリットもあります。臨床試験のデータでは、ザガーロの方がプロペシアよりも副作用が現れやすい傾向があることです。

理由は、相対的にザガーロの作用が強く、5α-レダクターゼⅠ型も阻害するため、副作用の範囲や程度が広がります。服用する薬は医師の処方の指示に従ってください。  

以下にザガーロとプロペシアおよびプラセボ(薬としての作用がない偽薬)にて発毛効果を比較した試験データがあります。

  • ザガーロとプロペシアおよびプラセボを比較した発毛効果について  発毛の効果について、男性型脱毛症(AGA)の方を対象としたフィナステリドを比較対照とする第Ⅱ相と第Ⅲ相国際共同試験(第Ⅲ相試験:非劣性試験)を行い、ザガーロが男性型脱毛症(AGA)型に対して発毛の効果が報告されました。  
  • 24週間および6ヶ月の時における毛髪数(※頭頂部の直径2.54cm円内での直径30μm以上の非軟毛の数)の試験開始時から変化する量(調整済み平均値)を測定しました。
  • その結果、ザガーロ(成分名:デュタステリド)0.1mgを服用した患者群とザガーロ0.5mgを服用した患者群で、それぞれ63.0本、89.6本増加しました。
  • プロペシア(成分名:フィナステリド)1mgを服用した患者群で56.5本の増加した一方、プラセボ(薬としての作用がない偽薬)を服用した患者群で4.9本減少しました。  
  • よって、ザガーロの0.1mgおよび0.5mgを服用した患者群では、プロペシアやプラセボを服用した患者よりも毛髪数が有意に増加したという結果が示されました。

(検定方法:p<0.001、治療、クラスターおよびベースラインの毛髪数で調整した線形モデル) 参考資料|ザガーロ添付文書

ザガーロとプロペシアの併用

ザガーロとプロペシアの併用について、結論から言いますと併用しない方が望ましいです。

そして、治療効果としては、ザガーロのみの使用で問題ありません。

理由として、ザガーロ(成分名:デュタステリド)とプロペシア(成分名:フィナステリド)は、似たお薬の効き方をしています。

2つお薬はどちらも「5α-レダクターゼ」という酵素を阻害します。  

この酵素は、男性ホルモンが関わっています。男性ホルモン作用で有名なテストステロンという物質をより男性ホルモン作用の強力なジヒドロテストロンに変換します。

そして、5α-レダクターゼはⅠ型とⅡ型の2つのタイプがあり、Ⅰ型は「皮脂腺」に多く存在しています。

一方で、Ⅱ型は「髪の毛乳頭内」に多く、髪の生え際や頭頂部(頭のてっぺん)、そして前立腺に多く存在しています。  

プロペシアの有効成分フィナステリドは、5α-レダクターゼのⅡ型のみ阻害します。

一方、ザガーロの有効成分デュタステリドは、Ⅰ型とⅡ型の両方を阻害します。

男性型脱毛症(AGA)の脱毛部位の頭皮の毛包には、5α-レダクターゼⅡ型のみではなくⅠ型も存在しております。

プロペシアの後に開発され誕生したザガーロは、より治療効果を得られます。ザガーロが5α-レダクターゼのⅡ型のみでなくⅠ型も一緒に阻害することで、より男性型脱毛症(AGA)の症状を抑えられ、発毛効果を得られやすいことが示されます。

 そのため、プロペシアよりザガーロの方が発毛効果を得られやすいです。  

以下にザガーロとプロペシアおよびプラセボ(薬としての作用がない偽薬)にて発毛効果を比較した試験データがあります。

  • 血清中のジヒドロステロン濃度を低下させる作用 男性型脱毛症(AGA)の男性の方にザガーロ0.1mおよび0.5mgを1日1回、24週間連続で服用した時、24週間の時の血清中ジヒドロテストロン濃度は、開始時よりそれぞれ83.6%および90.9%減少したという報告があります。  
  • 結果として、そもそもザガーロによって5α-レダクターゼを抑制する効果はかなり高いということがわかりました。そのため、治療効果や治療に関わるコストを考慮すると、ザガーロのみで十分治療することができるということが考えられます。

ザガーロとミノキシジルの違い・併用

ザガーロとミノキシジルは大きく3つ異なります。  

1つ目は、使用に対する適応が異なります。ザガーロは男性型脱毛症(AGA)に対して効果のあるお薬です。

ミノキシジルは壮年性脱毛症に対して効果のあるお薬です。壮年性脱毛症とは、一般的に遺伝が原因の薄毛や抜け毛の病気です。

中高年の男性および女性どちらも発症する可能性があり、早い方で30代から発症することもあります。

抜け毛のタイプは、男性の場合6種類のタイプに分類されます。

一方で女性の場合、わずかに存在する男性ホルモンの作用によって全体的に脱毛が起こります。  

2つ目は、使用する方法が異なります。ザガーロは内服薬で飲むタイプのお薬です。

ミノキシジルは外用剤で、頭皮に塗布するタイプになります。

使用する回数について、ザガーロは1日1回1カプセル服用し、ミノキシジルは1日2回使用します。

 3つ目は、これらの薬の効き方が異なるためです。ザガーロはデュタステリドと呼ばれる有効成分を含有しています。

ザガーロの効き方は、この酵素を阻害する5α-レダクターゼを阻害する作用を有しており、体内の男性ホルモン作用を抑えます。

男性ホルモン作用を抑えることで、これが原因となる男性型脱毛症(AGA)の進行を遅らせる効果があります。

そして、5α-レダクターゼには2つのタイプがあり「Ⅰ型」と「Ⅱ型」が存在しています。Ⅰ型は、皮脂腺に多くあります。

一方でⅡ型は髪の毛乳頭内に多く、髪の生え際や頭頂部(頭のてっぺん)、そして前立腺に多く存在しています。

ザガーロはこの「Ⅰ型およびⅡ型」両方の酵素を阻害して、ジヒドロテストステロンの量を減らします。そ

の結果、強力な脱毛を抑える作用があります。  

一方、ミノキシジルも男性型脱毛症(AGA)の治療に使用され、ザガーロと同様の効果である「発毛」と「脱毛の進行を予防」します。

しかし、ザガーロとミノキシジルの効き方が異なります。身体の中で代謝されたミノキシジルは、その有効成分がATP感受性カリウムチャネルという伝達に必要な部分を活性化します。

それにより、動脈の血管の筋肉(平滑筋)を緩めます。この血管が緩むことで、頭皮など局所的に血流および血行が良くなります。その結果、発毛の効果を得られます。  

よって、ザガーロおよびミノキシジルはどちらも発毛効果を得ることができます。

そして各々効果に違いがあり、ザガーロは男性ホルモン作用を抑制するタイプであり、ミノキシジルは動脈の平滑筋を緩めることで血流良くするタイプになります。

そのため、作用点が違うので併用することが可能です。