バイアグラについて

当ページの記事は「バイアグラ製薬メーカー(ファイザー)が提供する情報・バイアグラの添付資料等を元に、薬剤師が執筆した内容となります。ED(勃起不全)で悩む男性は多く、バイアグラやシルデナフィル配合のジェネリック薬の服用で症状を改善できますが、お薬の服用については医師とご相談ください。

バイアグラについて

バイアグラとは

バイアグラは世界でもっとも有名なED治療薬です。

このお薬は、製薬会社世界でトップのファイザー(Pfizer)社が製造および販売しています。

そして、世界で初のED治療薬であり古くから歴史のあるお薬で実績もあります。  

バイアグラは食事による影響を受けやすいですが、効果は他の勃起不全(ED)治療薬の中でも短時間作用で強力という特徴があります。

性交渉の1時間前に空腹時の状態で服用することで、1時間後に効果発現が最大になります。そして、約3時間効果が持続します。  

また、バイアグラの服用によって赤ちゃんへの影響は現段階では報告されていません。服用に問題ありません。  

バイアグラは開発から長く製造販売されているお薬なので、偽造薬も多く出回っております。個人輸入で購入する際は十分に注意してください。

世界初のED治療薬がバイアグラ

バイアグラは世界で初の勃起不全(ED)治療薬です。

このお薬はもともと狭心症の治療薬として、イギリスのPfizer研究所で開発を進めており、偶然にED治療薬として生まれたお薬になります。

イギリスで狭心症に対しての臨床試験を行っていましたが、残念ながら有効性は認められていませんでした。

しかし、初期の健康成人男性による試験で勃起したという報告をきっかけに、ED治療薬としての研究が始まったのです。

バイアグラの開発過程は、1993年7月に勃起不全患者を対象とした臨床試験が始められ、有効性と安全性が認められました。

そして、日本で1991年1月に勃起不全の効能効果として承認され、現在も製造販売しております。

参考資料|バイアグラ インタビューフォーム

バイアグラ誕生の背景

バイアグラは、1998年に世界初のED(勃起不全症)の治療薬として発売された、画期的な医薬品です。

バイアグラに配合されているシルデナフィルは、もともとは狭心症の治療薬として研究・開発がすすめられていた成分でした。

しかし、第1相臨床試験において、狭心症の治療効果は期待されたものではなく、試験の中止が決定されました。

その際に、被験者が余った試験薬の返却を渋ったため理由を問うたところ、陰茎の勃起を促進する作用があることがわかりました。

そこで、今度はED治療を目的とした薬剤として研究がすすめられ、これが適応症として発売されることとなったのです。

現在では、ED治療薬としてのみならず、肺動脈性肺高血圧症や前立腺肥大症などの疾患にも用いられています。

バイアグラのスピード認可

バイアグラは、日本国内でも異例のスピード承認が行われた医薬品として有名です。

バイアグラは、1998年1月にアメリカ合衆国で発売後、インターネットやマスコミによって「夢の薬」として取り上げられ、またたく間に有名になりました。

日本国内でも注目が集まり、個人輸入代行業者などによって日本国内にも輸入が行われ、多くの方が服用することとなりました。

しかし、バイアグラには併用が固く禁じられている医薬品も多く、専門家の指示を受けずに服用したことで、複数の死亡例が起こってしまいました。

厚生省(現 厚生労働省)はこうした死亡例を重く受け止め、医師の診断および処方箋の必要な、医療用医薬品(現 処方箋医薬品)として、1999年1月にスピード承認を行ったのです。

ジェネリック医薬品

バイアグラは、特許期間の満了によって、国内でも複数のジェネリック医薬品が発売されています。

国内では、キッセイや武田テバファーマなどを含む9社の製品が発売されており(2018年4月時点)、先発医薬品よりも安く購入することが可能です。

ただし、薬価基準未収載として保険適応外で用いられるため、一般的な医療用医薬品のような決まった価格は存在しません。

国内のどの医療機関においても、自由診療として病院が決めた価格で購入することとなります。

診察代や医院側の利益が上乗せされているため、かなりの高額となることもあります。

一方で、海外では国内で流通しているメーカー以外のジェネリック医薬品もあり、個人輸入を行うことでさらに安く購入することが可能です。

流通している医薬品の多くは、特許の仕組みが異なるインドのジェネリック医薬品が多く、さまざまな国において多くの方が愛用しています。

バイアグラのジェネリック医薬品としては、アジャンタファーマ社が販売する「カマグラゴールド」や、センチュリオン・ラボラトリーズ社が販売する「センフォース」などが有名です。

先発医薬品に無い剤型の、ゼリー剤チュアブル錠(かんで服用する錠剤)もラインナップされているので、錠剤が苦手な方にもおすすめです。

バイアグラとジェネリックの1粒あたりの値段

先発医薬品であるバイアグラは、非常に高価な医薬品です。

ED治療を行っている都内の大手クリニックでは、バイアグラ50mg1錠当たり、1,300円~1,600円程度(診察料込)で販売されています。

同クリニックにおいて国産のジェネリック医薬品は、シルデナフィル50mg1錠当たり1,000円前後で販売されているので、負担はやや軽減されます。

個人輸入ではバイアグラ100mgが4錠当たり、5,000円~7,000円(複数購入で安くなる)程度で販売されています。

錠剤カッターなどを用いることで、半分の50mgにして飲むこともできるので、1回分にすると600円~800円程度で購入することができます。

また、インド産のジェネリック医薬品である「カマグラゴールド」などは価格もさらに安く、100mgが4錠当たり、1,000円前後(5箱以上同時購入の場合)で購入することができます。

1回分にすると約120円となるので、コーヒー1本分の値段で、EDの悩みを解消することができます。

1回分の費用(50mg)

  • 都内のクリニック(バイアグラ):1,300円~1,600円
  • 都内のクリニック(ジェネリック):1,000円前後
  • 個人輸入(バイアグラ):600円~800円
  • 個人輸入(カマグラゴールド):120円

個人輸入でのバイアグラの値段

個人輸入ではシルデナフィル50mg/ 100mgのバイアグラ正規品を購入できます。いずれもクリニックで購入できバイアグ同様に1箱当たり4錠のシルデナフィルが入っています。

価格を比較すると1箱では大差ありませんが、個人輸入では1箱以上の購入で割引が適用されるため、2箱以上の購入で単価が安くなります。

また、国内で処方されないバイアグラ100mgの場合は、1錠を半分に割ってシルデナフィル50mgとして飲めますので、さらに1回当たりの服用コストが低くなります。

バイアグラ50mgの価格

  • 1箱 6,980円(1錠50mgあたり1,745円 )
  • 2箱 11,580円 (1錠50mgあたり1,448円 )
  • 3箱 16,581円 (1錠50mgあたり1,382円 )
  • 5箱 25,580円 (1錠50mgあたり1,279円 )
  • 7箱 34,881円 (1錠50mgあたり1,246円 )

バイアグラ100mgの価格(1錠を半分50mgに割って服用)

  • 1箱 6,880円(1錠50mgあたり860円 )
  • 2箱 11,680円 (1錠50mgあたり730円 )
  • 3箱 16,380円 (1錠50mgあたり682円 )
  • 5箱 26,280円 (1錠50mgあたり657円 )
  • 7箱 35,581円 (1錠50mgあたり635円 )

バイアグラジェネリック(カマグラゴールド100mg)の価格

  • 1箱 3,280円(1錠50mgあたり410円 )
  • 3箱 4,281円 (1錠50mgあたり178円 )
  • 5箱 5,080円 (1錠50mgあたり127円 )
  • 7箱 5,978円 (1錠50mgあたり107円 )
  • 10箱 8,180円 (1錠50mgあたり102円 )

 

バイアグラ、ジェネリックの入手方法

バイアグラやバイアグラの国産ジェネリック医薬品は、国内において医師の処方せんによってのみ交付される医薬品です。

ED治療を行っているクリニックを受診して、医師の診察を受けた上で使用しなくてはなりません。

受診の手間がかかることや、診察を受けることが恥ずかしいというプライバシーの問題もあり、なかなか受診できないということもあるでしょう。

現在はインターネットのテレビ通話を利用した遠隔診療も取り入れられているため、以前に比べるとハードルは下がりつつあります。

しかし、診察料や医薬品の配送料が必要となるため、価格面におけるデメリットは解消されていません。

低価格の海外産のジェネリック医薬品であれば、個人輸入で購入することができるため、受診の手間やプライバシーの問題に加え、価格面の問題も解消することができます。

しかし、専門家の判断外での使用となるため、飲み始める前に一度は、医師や薬剤師などの専門家に相談するようにしましょう。

特に、何らかの持病や併用薬がある場合には、自己判断による服用は禁物です。

また、偽物の医薬品が流通していることもあるので、個人輸入の場合には信頼できる老舗のストアを利用するようにしましょう。 購入者のレビューや口コミを確認することも、重要です。

ED治療薬バイアグラ、レビトラ、シアリスの比較

現在国内では、バイアグラ(シルデナフィルクエン酸塩)レビトラ(バルデナフィル塩酸塩水和物)、シアリス(タダラフィル)の3種類のED治療薬が用いられています。

世界で一番最初に発売されたバイアグラは、「夢の薬」として爆発的にヒットしましたが、効果が表れるまでに時間がかかることや持続時間、食事との影響などにおいて欠点があるとされていました。

後から発売されたレビトラやシアリスは、このバイアグラの欠点を補うべくして開発されたという経緯があり、それぞれが異なる特徴を持っています。

バイアグラは使用経験の豊富なオーソドックスな薬剤、レビトラは効果が出るまでが早く食事との影響を受けにくい、シアリスは長時間作用型でマイルドな効果と副作用というイメージが一般的です。

バイアグラの特徴

バイアグラは、ファイザー製薬が1998年2月(国内では1999年3月)より製造販売を行っているED治療薬です。

ED治療薬の中でも一番最初に発売された医薬品であり、知名度が高く愛用者が多いことが特徴です。

シルデナフィルクエン酸塩が配合されており、25mg錠と50mg錠に加えて、ODフィルム(口の中で溶けるフィルム状の製剤)も販売されています。

効果は比較的高いとされていますが、食事と同時に服用することで影響を受けてしまうという欠点があります。

効果が出る時間については、服用後30分~60分程度で効果があらわれ、4~6時間にわたり持続するといわれています。

レビトラの特徴

レビトラは、バイエル製薬が2003年3月(国内では2004年6月)より製造販売を行っているED治療薬です。

バイアグラの欠点である効果があらわれるまでの時間と、食事との影響の改善を目的として開発された医薬品であり、国内外を問わず人気の製品です。

バルデナフィル塩酸塩水和物が配合されており、5mg錠と10mg錠、20mgの3種類の規格が販売されています。

最大の特徴は、薬の構造を水和物(水に溶けやすい物質)とすることで吸収性を高めており、食事の影響を受けにくいということです。

食後に性行為を行う場合においても、食事と一緒に服用することで問題なく効果があらわれます。 (あまりに大量の食事や、高脂肪食である場合には、吸収が低下することもあります。)

効果が出る時間については、服用後早くて15分~30分程度で効果があらわれ、5~10時間にわたり持続するといわれています。

シアリスの特徴

シアリスは、イーライリリー社が2002年10月(国内では2007年9月)より製造販売を行っているED治療薬です。

他のED治療薬とは異なるコンセプトで開発されたED治療薬で、効果の持続時間に定評があります。

タダラフィルが配合されており、5mg錠と10mg錠、20mgの3種類の規格が販売されています。

効果は他のED治療薬と比べるとマイルドですが、副作用も出にくいので、自然な状態に近い勃起が得られることが特徴です。

国内でも推奨している医師は多く、世界的にもトップシェアを獲得しています。

食事との影響を受けにくいうえ、昼過ぎに服用したとしても夜寝るまで十分な効果が残っているので、服用しやすいこともポイントです。

効果が出る時間については、服用後1~3時間程度で効果があらわれ、24~36時間にわたり持続するといわれています。

ED治療薬の比較

商品名 バイアグラ
バイアグラジェネリック
レビトラ シアリス ステンドラ
お薬概要 バイアグラは短時間強力型の勃起不全(ED)治療薬です。食事の影響を受けますが、ガツンと効果を得られます。 レビトラは短時間強力型の勃起不全(ED)治療薬です。併用薬に注意が必要ですが、食事の影響を受けづらいお薬です。 シアリスは長時間緩徐型の勃起不全(ED)治療薬です。ゆるやかな勃起を得られ、食事の影響は受けません。 アバナフィルは短時間速攻型の勃起不全(ED)治療薬です。食事の影響を受けにくいです。日本で製造販売されていない海外の勃起不全(ED)治療薬で、アメリカ食品医薬品局(FDA)が承認している医薬品です。
成分の特徴 バイアグラは、短時間で強力な勃起を達成します。その後、約3〜4時間ほど効果が期待できます。短時間強力型の勃起不全(ED)治療薬です。昔から使用されて歴史もあり、効果は実証されているお薬ですが、食事に影響してしまうので服用するタイミングが重要なお薬です。 レビトラは、短時間で強力な勃起を達成することができる短時間強力型の勃起不全(ED)治療薬です。バイアグラに比べて食事による影響を受けにくいのですが特徴です。 シアリスは健常な方と同じような、自然にゆるやかな勃起を達成することができます。特にこのお薬は持続時間が約36時間と1日以上効果が続くのが特徴ですので、長時間緩徐型の勃起不全(ED)治療薬です。このお薬は、食事に関係なく服用ができます。そのため、服用するタイミングに困らないというメリットがあります。 アバナフィルは性交渉の約15分前の服用で勃起効果を期待でき、他の勃起不全(ED)治療薬よりも効果が速く現れます。このお薬は食事による影響を受けにくいため、短時間速攻型の勃起不全(ED)治療薬になります。
販売されている用量 バイアグラは成人1日1回まで、1回25〜50mgを性行為の約1時間前に服用してください。次回服用する際は24時間以上服用間隔を空けるようにしてください。  65歳以上の高齢者や肝障害のある方、血液検査でクレアチニンクリアランス(Ccr)値が30mL/min未満の腎障害の方は、25mgから服用するようにしてください。お薬の作用が強く現れる可能性があります。 レビトラは成人1日1回まで、1回10mgを性行為の約1時間前に服用してください。次回服用する際は24時間以上服用間隔を空けるようにしてください。10mgでは効果が得られない場合、器質性または混合型勃起不全の方は20mgに増量することができます。  65歳以上の高齢者や中程度の肝障害のある方は5mgから服用してください。最大量は10mgです。次回服用する際は24時間以上服用間隔を空けるようにしてください。 シアリスは成人1回10mgを性交渉を行う約1時間前に使用してください。10mgでは効果が得られない場合、器質性または混合型勃起不全の方は20mgに増量することができます。  軽度・中程度の肝障害の方は10mgまでにしてください。次回服用する際は24時間以上服用間隔を空けるようにしてください。  中程度・重度の腎障害の方は5mgから服用開始してください。中程度の場合、最大量は10mgです。次回服用する際は48時間以上服用間隔を空けるようにしてください。重度の腎障害の方は5mgが最大量です。

アバナフィルは成人1日1回まで、1回50 mgを性行為の約15分前に服用してください。次回服用する際は24時間以上服用間隔を空けるようにしてください。最大量は200mgです。極力最小量で服用するようにしくてください。

※アバナフィルのみ日本未認可医薬品の為、アメリカFDAの添付文書を参照。海外データの為、日本人が通常服用する用量・用法ではありません。十分注意して服用してください。

効果 勃起不全(ED)治療薬は、性交渉時の性的刺激により勃起を達成する効果があります。このお薬の効き方は、ホスホジエステラーゼ-Ⅴ呼ばれる酵素を阻害します。ホスホジエステラーゼは、勃起するために必要なサイクリックGMPという物質を分解してしまいます。勃起不全(ED)治療薬は酵素を阻害することでサイクリックGMPの分解を防ぎ、陰茎海綿体の平滑筋を弛緩させる事で勃起を達成します。
効果の表れ バイアグラは、短時間で強力な勃起を達成する事が期待できます。シルデナフィルを服用後、効果が現れるまで約1時間かかります。バイアグラは食事による影響を受けるお薬な為、効果の現れに時間がかかります。
レビトラは、短時間で強力な勃起を達成する事が期待できます。バルデナフィルを空腹時に服用後、効果が現れるまで15~30分かかります。 シアリスは長時間緩やかな自然な勃起を期待できます。タダラフィルを空腹時に服用後、効果が現れるまで2~3時間かかります。ゆっくりと効果が現れることで違和感のない勃起を感じる事ができます。 アバナフィルは、超短時間で強い勃起を達成する事が期待できます。ステンドラ(成分名:アバナフィル)を空腹時に服用後、約30〜45分で効果が現れます。
効果のMax時 バイアグラ健康の男性に25mg・50mgを服用させたところ、最高血中濃度(Cmax)はそれぞれ105ng/mL・192ng/mLでした。よって、使用する量に比例して作用は増加します。
レビトラを健康の男性に10mg・20mg服用させたところ、最高血中濃度(Cmax)はそれぞれ10.05ng/mL・18.35ng/mLでした。よって、使用する量に比例して作用は増加します。
シアリスを健康の男性に5mg・10mg・20mgを服用させたところ、最高血中濃度(Cmax)はそれぞれ95.6ng/mL・174ng/mL・292ng/mLでした。よって、使用する量に比例して作用は増加します。 アバナフィルを健康の男性に50mgまたは200mgを服用させたところ、平均血漿濃度は12.5〜600mgでした。よって、使用する量に比例して作用は増加します。
飲み方 錠剤の場合、コップ1杯の水で服用してください。新薬開発の臨床試験は、水での服用による効果のデータになります。お茶でも構いませんが、万が一のことを踏まえて、水で服用するのが望ましいです。お酒で服用することは絶対にしないでください。勃起不全(ED)治療薬の作用が過剰となり血管が拡張されやすくなるため、血圧が低下するおそれがあります。そうなると性交渉どころではなくなり、パートナーに迷惑をかけることになるかもしれませんので、気をつけてください。
食事の影響 適度なアルコールの量であれば問題ない。
主な特徴 バイアグラは食事の影響を受けます。シルデナフィル50mgを空腹時と食後で比較したデータでは、効果が現れるまで1.2時間、3.0時間なので、食後に服用すると1.8時間遅くなります。また、最高血中濃度は255ng/mL、149ng/mLと約58%低下した報告があります。 レビトラは食事による影響を受けにくいです。バルデナフィル20mgを空腹時と食後で比較したデータでは、効果が現れるまでが約1時間と同じで、最高血中濃度は14.22ng/mL、13.04ng/mLと差はなく影響を及ぼしませんでした。薬の効果がなくなるまでは、3.9時間、3.8時間と差はありませんでした(外国人におけるデータより)。 シアリスは食事による影響をほぼ受けませんでした。タダラフィル20mgを空腹時と食後で比較したデータでは、血中濃度の影響がありませんでした。 アバナフィルを食事時に服用した場合、薬が最高に達するまでの時間が空腹時に比べて約1時間(1.12〜1.25時間)かかります。最高血中濃度も平均39%現象したというデータも報告されています。ただ、これらを総合的に判断するAUCという数値は約3.8%な為、その結果、食事に関わらず服用することは可能です。
お酒の影響 少量のアルコールを摂取すると、脳の感覚が鈍くなる為緊張がほぐれます。しかしアルコールを摂取した状態で、勃起不全(ED)治療薬を飲むことは危険です。  お酒を飲む事で血管が広がります。血管が広がった状態で、ホスホジエステラーゼ阻害作用のある勃起不全(ED)治療薬を服用すると、血圧が低下する恐れがあります。低血圧になると、ふらつきや意識障害など様々な症状を引き起こす要因となりますので、勃起不全(ED)治療薬を服用する際はお酒を飲まないようにしてください。
併用禁忌

下記製品に共通して使用できないお薬があります。 硝酸剤、一酸化窒素(NO)供与剤、アデムパス(リオシグアト

下記のお薬を服用している場合、併用により各種製品の作用が過剰になります。血圧が低下するなど危険な状態になる可能性があるので服用しないでください。)

  • アンカロン(アミオダロン)
  • リトナビル、サキナビル、ダルナビル、エリスロマイシン、シメチジン、ケトコナゾール、イトラコナゾール等
  • アミサリン(プロカインアミド)、リスモダン(ジソピラミド)、リスモダンR(リン酸ジソピラミド)、硫酸キニジン(キニジン)、シノベール(シベンゾリン)、ピメノール(ピルメノール)、アンカロン(アミオダロン)、ソタコール(ソタロール)、シンビット(ニフェカラント)
  • ノービア(リトナビル)、クリキシバン(インジナビル)、アタザナビル(レイアタッツ)、インビラーゼ(サキナビル)、レクシヴァ(ホスアンプレナビル)、カトレア(ロピナビル・リトナビル)、ヴィキラックス(オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビル)、プリジスタ(ダルナビル)、ケトコナゾール(=外用剤を除く)、イトリゾール(イトラコナゾール)、コビシスタット含有製剤のスタリビルド(エルビテグラビル、ゲンボイヤ、プレジコビックス)
  • エリスロマイシン等のマクロライド系抗生物質
  • ケトコナゾール、イトラコナゾール、クラリスロマイシン、テラプレビル
  • グレープフルーツジュース
  • 抗不整脈薬、抗HIV薬、抗真菌薬、テラプレビル、クラリスロマイシン・テリスロマイシン
  • グレープフルーツジュース
副作用 頭痛・めまい・鼻づまり・ほてりがあります。皮膚が赤くなったり、消化不良、動悸、頻脈、筋肉痛。めまいや目のかすみが原因で視覚異常や視力が低下することがあります。 他にも稀な副作用もありますので、気になる方は各添付文書をご覧ください。
特徴 現在国内では、バイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類のED治療薬が用いられています。 また、海外では第4の有効成分であるアバナフィルを配合した、ステンドラというED治療薬も用いられています。 ここでは、これら4剤の違いについて、ご説明していきます。
バイアグラは、ファイザー製薬が製造販売を行っている医薬品で、有効成分としてシルデナフィルクエン酸塩が配合されています。 世界で一番最初に開発されたED治療薬であり、1998年2月(国内では1999年3月)より販売が開始されています。 ED治療薬のなかでも知名度が高く、愛用者が多いことが特徴です。 25mg錠と50mg錠の2種類の規格のほか、ODフィルムなども販売されています。 効果も比較的高いとされていますが、食事の影響を受けやすく、満腹時には効果が半減してしまうと言う欠点があります。 また、服用後30分~1時間程度で効果があらわれ、持続時間は4~6時間といわれています。 レビトラは、バイエル製薬が製造販売を行っている医薬品で、有効成分としてバルデナフィル塩酸塩水和物が配合されています。 バイアグラの欠点を補うべくして開発されたED治療薬であり、2003年3月(国内では2004年6月)より販売が開始されています。 5mg錠と10mg錠、20mgの3種類の規格が販売されています。 効果が高いことに加えて、食事の影響を受けにくく、食後であっても問題なく服用することが可能です。 また、効果があらわれるまでの時間も短く、服用後早くて15分~30分程度で性行為が可能となります。 持続時間は5~10時間といわれており、一度の服用で複数回の性行為を楽しむことが可能です。 シアリスは、イーライリリー株式会社が製造販売を行っている医薬品で、有効成分としてタダラフィルが配合されています。 バイアグラやレビトラとは異なるコンセプトで開発されたED治療薬であり、2002年10月(国内では2007年9月)より販売が開始されています。 5mg錠と10mg錠、20mgの3種類の規格が販売されています。 効果は比較的マイルドですが、副作用も少なく自然な勃起が得られ、効果の持続時間が24~36時間と長いことが特徴です。 金曜日の夜に服用したら日曜日まで効果が続くことから、ウイークエンドピルとよばれることもあります。 食事の影響を受けにくいとされていますが、効果があらわれるまでには時間がかかり、服用後1~3時間程度で性行為が可能となります。 ステンドラは、アメリカのVIVUS社が製造販売を行っている医薬品で、有効成分としてアバナフィルが配合されています。 これまで用いられていた3つのED治療薬が発売されてから約10年ぶりの新薬で、2012年3月(国内では未承認)より販売が開始されています。 国内では未承認ですが、有効成分であるアバナフィルは、もともとは日本の田辺三菱製薬が開発した成分です。 50mg錠と100mg錠、200mgの3種類の規格が販売されています。 国内では未承認であるため、具体的なデータはありませんが、バイアグラやレビトラに近い薬物動態を持ったお薬です。 服用後15分~30分程度で効果があらわれ、3~5時間程度持続するといわれています。 海外のデータによると食事の影響をわずかに受けるといわれており、100%の効果を期待するためには、空腹時の服用が推奨されています。 副作用はバイアグラよりも少ないと言われており、バランスの良いお薬です。

バイアグラの容量

日本の規格(1錠あたりに含まれる有効成分シルデナフィルの量)は25mgと50mgの2種類あります。

一方、海外は25mg、50mg、100mgの3種類あります。

海外に100mgの規格がある理由は、各国が承認する用量が異なるからです。

日本と海外は体格や人種が異なるため、肝臓で代謝される酵素の量なども異なってきます。

海外の人がお酒に強いのはこの理由でもあります。

日本人の場合、臨床試験で25〜50mgが体格差など踏まえて適量だと結果が報告されているため、この2種類が日本で製造販売されているのです。

アメリカFDAの添付文書の場合、1回50mgの服用を推奨しています。

個人差があるので、必要に応じて100mgに増量したり25mg減量したりします。

※補足:各国が承認する医薬品および用法・用量は異なり、ED治療薬の中でステンドラ(成分名:アバナフィル)が有名です。

ステンドラは、日本で未承認医薬品ですが、アメリカのFDAでは承認されている医薬品になります。

バイアグラの効果時間

バイアグラの効果は、他のED治療薬に比べて短時間のお薬です。  

服用後、約1時間で効果が最大になります。そして、効果の持続時間は約3時間です。

約3時間だと、性交渉の時間によって足りない方もおられるかと思います。

しかし、バイアグラの服用は1日に1回まで、次の服用のタイミングは24時間後になります。

決して、1日以内に2回服用することはないようにしてください。  

性交渉時間が合わない場合は、別のED治療薬もあります。代替薬を検討してみてください。

他のED治療薬

バイアグラの臨床試験データ  
バイアグラを服用したところ、効果が最大になるまでの時間(Tmax)は約1時間でした(25mgで0.8時間、50mgで0.9時間)。

しかし、7日間連続して服用してもTmaxは変化しないという結果でした。

効果は約3時間持続します(シルデナフィルを健常成人20人服用させたところ、消失半減期(t1/2)3.23〜3.31時間で速やかに消失したというデータがあります)。

しかし、7日間連続して服用してもt1/2は変化しないという結果でした。 参考資料|バイアグラ添付文

お酒の影響

少量のアルコールを摂取すると脳の緊張や感覚が鈍り寛容的になります。

お酒を飲まれる方はご存知かと思います。しかしアルコールを摂取した状態で、バイアグラを飲むことはたいへん危険です。

お酒を飲む事で血管が拡張する作用があります。

血管が広がった状態で、ホスホジエステラーゼ阻害作用のあるバイアグラを服用すると、血圧が不安定になり低下する恐れがあります。

低血圧になることで、ふらつきや意識障害など様々な症状を引き起こす要因となります。

また、発症すると性交渉どころでは無い状態になります。

場合によっては救急車で搬送されることも十分にあるため、パートナーに迷惑をかけないためにもバイアグラを服用する際は決してお酒を飲まないようにしてください。

食事の影響

バイアグラは食事の影響を受けやすいお薬です。

バイアグラの有効成分の吸収が遅れるため効果を得られるのに時間がかかります。

また、十分な効果を得られにくくなります。そのため、食前または空腹時に服用しなければいけません。

一つの臨床試験データがあります。

シルデナフィル50mgを空腹時と食後で比較したデータによると、効果が現れるまでに1.2時間、3.0時間と有意な差がありました。

つまり、食後に服用すると空腹時よりも約2時間(1.8時間)遅くなるという結果が報告されています。

また、最高血中濃度(血液中のお薬の最大濃度)は255ng/mL、149ng/mLと約58%低下した報告があります。

これは、薬の効果が半分以上低下したということになります。 参考資料|バイアグラ添付文書

バイアグラが効かない場合

バイアグラを服用しても効果が得られない場合、いくつかの原因が考えられます。

大きく分けて4つあり、食事の後すぐに服用することで効果が低下する「食事の影響」、糖尿病などの神経障害、糖尿病・高血圧・脂質異常症から血管機能が低下する「器質的な影響」、精神的・心理的による「心因的(機能的)影響」、ほかのお薬による副作用や相互作用による「薬剤性の影響」があります。  

上記に該当して効果を得られない場合、まずはこれらの原因を取り除くことが重要です。

-食後すぐの服用

バイアグラは食事による影響を受けるお薬です。

胃や腸の中に食べ物があると吸収される速度や量が低下します。

そのため、食後すぐにの服用はバイアグラの効果を得にくいまたは効かないことがあるので、食後は2時間ほど時間をずらしてから服用するようにしましょう。

バイアグラ臨床試験のデータ  シルデナフィル50mgを空腹時と食後で比較したデータによると、効果が現れるまでに1.2時間、3.0時間と有意な差がありました。

つまり、食後に服用すると空腹時よりも約2時間(1.8時間)遅くなるという結果が報告されています。

また、最高血中濃度(血液中のお薬の最大濃度)は255ng/mL、149ng/mLと約58%低下した報告があります。これは、薬の効果が半分以上低下したということになります。 参考資料|バイアグラ添付文書

-神経障害

バイアグラが効きにくくなる一つの原因として神経障害があります。

神経性の障害は糖尿病合併症による末梢神経障害のほか、骨盤内手術や脊髄損傷、神経疾患の多発性硬化症などが挙げられます。  

神経疾患は脳を司る中枢神経や全身につながる末梢神経が障害されるとEDを発症します。

この際バイアグラを服用しても効果が得られにくい可能性があります。

多発性硬化症では50〜75%、脳卒中では48.3%、てんかんでは42.5%、パーキンソン病でも68.4%にEDを合併しています。

多系統萎縮症の方は96%がEDになり、かつ初期症状の37%がEDという報告があります。  

また、神経障害で特に気をつけなければならないのが、糖尿病の合併症による末梢神経障害です。

脳から陰茎(ペニス)まで神経伝達しているので、その経路に障害が起こるとEDになりやすくなります。

この状態でバイアグラを服用しても効果が得られない可能性があります。糖尿病は、神経性かつ血管性の障害をもたらすので、EDを合併しやすい病気です。

糖尿病の悪化を防ぐことでEDのリスクを避けられ、バイアグラも効きやすくなります。その結果勃起を達成します。 参考資料|ED診療ガイドライン 第3版

-精神的な理由

精神的な理由でEDになり、それが原因でバイアグラの効果の障害になっている場合があります。

これを心因性EDといい、精神的または心理的な原因で起こるEDです。その中でも「心因性」と「精神病性」に分けられます。

心因性はストレスやメンタルからくる不安など、俗にいう日常生活の精神面的なものからEDを発症することです。

家庭内で性交渉の悩みからEDになったり、仕事のストレスや過労が原因で十分な勃起が達成できないなどが挙げられます。

一方、精神病性は「うつ病」や「統合失調症」などの精神疾患が原因でEDを併発することです。

精神病性の背景には、心因性から症状が悪化して発症することもあり、この2つは似ています。  

心因性(機能性)EDは、原因を突き止めて早期の治療が重要です。

心因性は日常生活でパートナーと相談したり、精神病性は原因疾患を治療するようにしましょう。

そうすることで、バイアグラの効きも良くなり、結果心因性EDも改善されます。  

2つ研究データが報告されています。

  • 男性1,410人の調査(米国)で情緒的な問題やストレスによるEDの発症は、3.56倍というデータが報告されています。
  • 40〜64歳男性1,419人(国内)を対象にIIEF(国際勃起機能スコア)を用いて、うつ症状によるEDの発症は約2倍とのデータが報告されています。

参考資料|ED診療ガイドライン 第3版

-血管機能の低下

バイアグラが効きにくい原因の一つに血管機能が落ちていることも考えられます。

よく理由として考えられるのは、加齢による血管の老化であり、日本人の70歳代は71%が中程度または完全EDとの報告があります。  

ただ、他に糖尿病、高血圧、脂質異常症・動脈硬化など生活習慣病によるものが挙げられます。

糖尿病は三大合併症によるもの、高血圧は血管の収縮による血流量の低下、脂質異常症・動脈硬化は高コレステロール血症などが原因になっています。

疾患の進行を抑えるために、それぞれに対して治療する必要があります。これらの疾患を放っておくと合併症に繋がる危険性があります。

これはEDの合併だけでなく、その他の合併症(糖尿病の場合:網膜症、腎障害、末梢神経障害)にも繋がる可能性があるので大変危険です。

治療することで血管機能の悪化を防ぎ、バイアグラが効きやすくなるので早期治療をお勧めします。

参考資料|ED診療ガイドライン 第3版  日本臨牀 60(増刊号6):200-202,2002

-他の薬剤の影響

他のお薬の影響によってEDを発症している可能性があります。

この影響を「薬剤性ED」といい、薬による副作用または有害作用が原因でEDを発症します。

影響の可能性がある薬剤は4種類あり「血圧を下げる薬(降圧薬)」「うつに対する薬(抗うつ薬)」「前立腺肥大症のお薬(一部除く)」「痛み止めの薬(非ステロイド性抗炎症薬:NSAIDs)」が該当します。

薬剤性EDの場合、これらの薬の服用を中止することで症状が改善します。

痛み止めの薬についてはは、中止しても特に問題ありません。

ただし、その他3種類の薬は、急に服用を中止してはいけないお薬ですので、医師に相談してください。

自分の判断で中止してはいけないお薬

  • 血圧の薬:急な血圧の変動が起こるので危険です。
  • うつに対する薬:リバウンドを起こします。急な吐き気・めまい、頭痛、不眠など様々な症状にかかる可能性があるので危険です。
  • 前立腺肥大症のお薬→薬によって血圧に影響するおそれがあるので(α受容体遮断薬)医師に相談してください。

1つの研究データがあります。

  • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、EDとの関連性は低いという報告があります

参考資料|ED診療ガイドライン 第3版 バイアグラ添付文書

バイアグラの成分

バイアグラは有効成分シルデナフィル(Sildenafil) を含有した勃起不全(ED)治療薬です。

バイアグラの効果は、性交渉時の性的刺激により勃起を達成します。

このお薬の効き方は、ホスホジエステラーゼ-Ⅴ呼ばれる酵素を阻害して陰茎海綿体(ペニス)への血流を増加して勃起不全(ED)治療薬を達成します。

ホスホジエステラーゼは、勃起するために必要なサイクリックGMPという物質を分解してしまいます。

勃起不全(ED)治療薬は酵素を阻害することでサイクリックGMPの分解を防ぎます。

そして、サイクリックGMPが情報伝達し、陰茎海綿体の平滑筋を弛緩させます。その結果、血流量を増大することで勃起を達成します。

バイアグラの成分であるシルデナフィルは、主に肝臓で代謝されます。

腎臓で濾過されて尿として排泄される割合はわずか0.3〜0.6%と低い値を示しているため、ほぼ肝臓で分解されます。

また、7日間服用した場合でも、尿として排泄される割合は0.2〜0.9%と低い値を示しました。 参考資料|バイアグラ添付文書

バイアグラの飲み方

バイアグラは勃起力を高め、固さを取り戻し、ナイトライフをより豊かにすることのできるお薬です。

そんな夢の薬ともいえるバイアグラですが、飲み方にはちょっとしたコツがあることはご存知でしょうか。

たとえば、効果を最大限に発揮するためには、適切な飲み方やタイミングに注意をしなくてはなりません。

2晩連続で性行為を行う場合には、連続で飲むときの間隔にも注意が必要です。

また、空腹に飲むことが推奨されているバイアグラですが、どうしても食後以外に飲めないという場合での注意点も知っておかなくてはなりません。

緊張によって効果が十分にあらわれない場合には、精神安定剤の併用が効果を高めることもありますが、こちらも飲み方があるので、順にみていきましょう。

効果的な飲み方/タイミング/間隔

バイアグラは、食事の影響を受けやすいことが知られているので、飲むタイミングに注意が必要です。

効果を最大限に発揮するためには、「空腹時」に飲むことを心がけましょう。

ここでの空腹時とは、食事の30分~1時間前や、食後2時間が経過した後のことをあらわしています。

一方で、効果が最大限になるのは服用後1~2時間であるので、あまりに早くに飲みすぎると、性行為が始まるころには効果が低下しかけていることもあります。

特に、ゆっくりと食事摂りたい場合には、食事の30分前ギリギリを狙って飲むことがおすすめです。

また、連続して服用する場合には、24時間以上の間隔を空けることが推奨されています。

金曜日の夜と土曜日の夜に性行為をする予定であれば、24時間の間隔を確保することができるので、それぞれの夕食前に飲んでも問題はありません。

しかし、土曜日の夜と日曜日の朝に性行為を行いたい場合には、それぞれの服用間隔が短すぎるため、土曜日の夜と日曜日の朝のどちらか片方しか服用することはできません。

このように週末を通して性行為を楽しみたいのであれば、長時間作用型のED治療薬であるシアリス(ジェネリックではタダリスなど)を試してみることがおすすめです。

食後に飲む場合の注意点

バイアグラは、空腹時に飲むことが推奨されていますが、「うっかり飲むのを忘れてしまった」「飲もうとしたけど、手元に水が無かった」「レストランまで車を運転していて、飲むヒマがなかった」ということもあるでしょう。

どうしても食後に飲む場合には、効果を最大限に発揮させるために、食事の摂り方に気を付けましょう。

具体的には、高カロリーの食事や高脂肪の食べ物は、避けるようにしましょう。

少量の食事や、あっさりとした食べ物であれば、薬物の吸収に与える影響は小さいので、食後の服用でも効果が得られる可能性が高まります。

また、食後2時間が経過すれば食事との影響は小さくなるため、食後2時間+効果が出るまでの1時間の計3時間が確保できるのであれば、食後時間を空けてから服用することがおすすめです。

具体的には、19時に食事を終え、21時にバイアグラを飲み、22時過ぎに性行為を行うといった流れです。

その他の方法としては、食事の影響を受けにくいレビトラ(ジェネリックではバリフなど)を試してみるということも、おすすめです。

精神安定剤の活用

バイアグラをはじめとするED治療薬は高い効果が認められており、多くの症例に効果をあらわします。

しかし、中には性行為の際に過度に緊張をしてしまうことが原因で、ED治療薬の効果が十分にあらわれないという方もみられます。

そんな時には、エチゾラム(商品名 デパス)などの精神安定剤が処方される場合もあります。

精神安定剤は「マイナートランキライザー」や「抗不安薬」ともよばれるお薬で、不安な気持ちを取り除いて精神を安定させ、リラックス効果を高めるはたらきがあります。

価格も安く(薬価で1錠当たり6~10円程度)、効果も高いことから、以前は痛みの緩和や寝つきの改善などを目的に汎用されていました。

しかし、薬をずっと続けることによる依存性や副作用が問題となり、現在では積極的に処方されることはなくなりました。

EDの症例に使用した場合、性行為による緊張が脳に伝わることを予防することで、ED治療薬の効果を引き出される可能性があります。

また、性行為がうまくいかなかった経験をしてしまった場合には、「次もうまくいかなかったらどうしよう」という恐怖心や不安がEDを引き起こすこともあります。

そのような症例では、バイアグラなどのED治療薬に加えて、精神安定剤を併用することで、相乗効果が期待できるのです。

精神安定剤について

精神安定剤はマイナートランキライザー(抗不安薬)ともよばれるお薬で、全般性不安症や恐怖症、パニック症などに用いられています。

筋弛緩作用も持っているものもあり、緊張性頭痛や肩こりに用いられることもあります。

国内ではデパス(エチゾラム)やリーゼ(クロチアゼパム)、ロラゼパム(ワイパックス)などの作用時間が短いものが汎用されています。

飲み方としては、性行為の3時間程度前に、0.5mg~1mgを服用するようにしてください。

副作用として眠気やふらつきが起こる場合があるので、車の運転や高所作業は避けるようにしましょう。

アルコールと併用することも、副作用を強めてしまう可能性があるため、控えるようにしてください。

抗コリン作用を持つため、緑内障や重症筋無力症の方は、これらの精神安定剤は飲むことはできません。

相互作用や副作用が問題となることもあるため、治療中の疾患や併用薬がある方は、専門家の判断を仰ぐようにしてください。

また、連用することによって、薬物依存が起こる可能性があることがわかっているので、何度も使用する場合には医師の診察を受け、判断を仰ぐようにしてください。

バイアグラを飲む場合の注意点

バイアグラは「夢の薬」とのよばれ、男性の悩みを解決してくれる画期的な医薬品です。

しかし、バイアグラを飲む場合には、いくつかのポイントに注意をしなくてはなりません。

併用薬とのの飲み合わせや、禁忌とされる疾患については他のページでご紹介していますが、ここではお酒やグレープフルーツジュースとの飲み合わせについて解説します。

また、「バイアグラに性欲を高める効果はあるの?」「服用したら効果が切れるまで勃起が続くの?」といった疑問が非常に多いので、性欲への影響や勃起のあらわれ方についても、あわせてご説明します。

お酒と一緒に飲む場合

バイアグラとお酒の組み合わせは、絶対的に禁止されているものではありません。

むしろ、緊張をほぐしリラックス効果を高めることを狙って、適量のアルコールを摂取する方もいます。

しかし、お酒や医薬品は肝臓によって分解されるので、バイアグラの効果に影響を与える可能性があります。

医薬品に影響するような多量の飲酒は控え、適量(コップ1~2杯)にとどめるようにしましょう。

また、中枢抑制(脳のはたらきを下げる)や血管を拡げるはたらきもあるので、思わぬ副作用の原因となることもあります。

中枢にはたらきかける医薬品(抗精神病薬)を服用している方や、低血圧の既往歴のある方は、アルコールの併用は控える方が良いでしょう。

そのほかにも、お酒にはEDを引き起こすはたらきがあるので、注意が必要です。

アルコールを飲みすぎると、脳からの神経伝達が悪くなり、勃起や射精に悪影響を与えてしまいます。

お酒をよく飲む男性であれば、そのような経験があるのではないでしょうか。

ED治療薬を服用しても期待した効果が得られない場合には、お酒は性行為が終わった後にするなど、うまく工夫をしてみてください。

バイアグラに媚薬の効果はない

バイアグラを服用すれば性欲も高まると誤解されがちですが、残念ながらバイアグラには媚薬としてのはたらきはありません。

服用することで勝手に性欲がわいてきたり、性欲がないことによるセックスレスの解消ができるということはありません。

また、精液を増やすはたらきもないので、射精の快感が向上したり、不妊症に用いたりすることはできません。

「性欲があって性行為を行いたいけど、うまく勃起がおこらない」というときに、用いることができます。

性欲さえあれば、加齢による勃起機能の低下や、糖尿病などの器質性疾患によるEDにも効果を発揮します。

また、最近では女性用のバイアグラ(ラブグラ、シルジョイピンクなど)も発売されています。

こちらも、媚薬としての効果は無いと言われていますが、女性器周囲の血流を良くするはたらきがあるので、女性の快感を高める可能性が検討されています。

飲むだけでは勃起しない

バイアグラを飲んでいる間は勃起が続くと思われがちですが、性的リビドーや陰茎に対する適切な物理的刺激がない限り、勃起はおこりません。

性的刺激のないときは、服用していない状態と何ら変わりはなく、性的な刺激を受けたときに、いつも以上に強く勃起をするというイメージです。

若かったころの状態を思い出していただければ、イメージしやすいのではないでしょうか。

また、シアリス(タダラフィル)など、一部の長時間作用型のものを除き、一般的なED治療薬の効果が続くのは4~8時間程度といわれています。

バイアグラは効果の持続時間もそれほど長くないので、夕食前に服用すれば、翌日の朝には効果が切れていることがほとんどです。

日常生活に支障をきたすということは、ほとんどないと考えて良いでしょう。

ED治療薬とグレープフルーツ

バイアグラなどのED治療薬をグレープフルーツジュースで飲むことは、基本的には禁止されています。

グレープフルーツの果肉に含まれる成分は、小腸や肝臓にある薬を分解する酵素(CYP3A4など)を妨げることがわかっています。

これによって薬の分解が遅くなり、想定外の効果や副作用があらわれる可能性があるのです。

また、お薬と一緒のタイミングでなければ摂取しても良いと誤解されがちですが、グレープフルーツの薬に対する影響は、24時間程度持続するといわれています。

体質によっては1~3日間持続するという例もあるので、バイアグラを服用する可能性がある場合には、グレープフルーツは日ごろから避けた方が無難です。

グレープフルーツジュースだけでなくサワーやカクテル、グレープフルーツの果実も避けるようにしてくだささい。

バイアグラ100mgの服用

日本で承認を受けているバイアグラの服用量は25〜50mgです。

ただ、海外のアメリカFDAで承認を受けている服用量は最大100mgまで可能になっています。

ただし、自分の判断で1回に100mgを服用することは決してしないでください。

理由は、日本と海外は体格や人種が異なるため、肝臓で代謝される酵素の量なども異なってきます。

日本人の場合、臨床試験で25〜50mgが体格差など踏まえて適量だと結果が報告されているため、100mgの服用は日本では過量投与になる可能性があります。  

ただし、病院によって服用可能な場合があります。医師が体格や効果を調べた上で、増量が望ましいと診断した時になります。

ただし、これは医師が総合的に判断しますので、無理に要求するようなことはしないでください。  

※アメリカFDAの添付文書の場合、1回50mgの服用を推奨しています。

個人差があるので、必要に応じて100mgに増量したり25mg減量したりします。 参考資料|バイアグラ添付文書 アメリカFDA バイアグラ添付文書

健全な方の服用

バイアグラは全く勃起しない完全EDの方だけが服用するお薬かと考えている方が多いと思います。

しかし完全EDだけでなく、軽度および中程度EDの方でもバイアグラを服用することができます。  

軽度および中程度EDとは、性交渉中に勃起が継続しない「中折れ」の他に、そもそも勃起する力が弱い、性交渉後に継続して行う場合の「勃起回復力の低下」、勃起までに時間がかかるなど、これらに該当するパターンでも服用が可能です。  

また、性交渉時の緊張などで心因的に勃起できなくなるかもしれません。

そんな時、事前にバイアグラを服用して、万全な状態で性交渉を行うのが本人やパートナー双方にとって望ましいかと思います。

上記に該当する方は、低い用量から服用しても特に問題ありません。ただし、不用意なバイアグラの服用はよくありません。

健康な状態で服用すると陰茎(ペニス)に障害が起こる可能性があります。必要に応じて使用するようにしてください。  

※過去にバイアグラや他のED治療薬を使用して副作用が現れた方、飲み合わせがよくない他のお薬を服用している方(併用禁忌)、過去に病気をしたりしてバイアグラを服用できない方(禁忌)は、飲むことはできません。

必ず使用前に該当しないか確認してください。

女性のバイアグラ服用

バイアグラは日本の添付文書上、女性に対する適応はありません。

理由は、女性に対して使用経験がなく、安全性が確立されていないからとされています。  

効果があったという方の口コミなどありますが、臨床データの信憑性が低いため、リスクを考える必要がある状態にあります。

現段階で、女性は服用しないようにしてください。

追記(妊娠中の場合) 妊娠中の方にバイアグラを服用した臨床試験がオランダで行われましたが、新生児11人が死亡、早産で生まれた他の新生児の肺病発症を受けたため、中断されました。

胎児の発育遅れの有効性と安全性を検証するため、胎盤の成長がよくなかった女性にバイアグラを使用しました。そのバイアグラによる血流の増加が、却って新生児の肺に影響を与えてしまったと考えられています。

バイアグラの副作用

バイアグラの主な副作用に、血管拡張によるほてりや身体が赤くなる、頭痛、動悸、消化不良、CK(CPK)増加があります。 (※CK:この数値が上昇すると、筋肉または脳の細胞に障害があることを示しており、筋肉痛など起こります)

バイアグラ臨床試験および市販後調査のデータ

  • 国内の臨床試験:157例において65例(41.40%)に副作用や検査値異常がありました。血管拡張17例(10.83%)、頭痛(10.83%)、CK(CPK)増加(5.73%)等でした。
  • 海外の臨床試験:823例において、261例(31.71%)に副作用や検査値異常がありました。血管拡張125例(15.19%)、頭痛109例(13.24%)、消化不良28例(3.40%)等でした。
  • 使用成績調査:市販後の使用成績調査3152例において、166例(5.27%)に副作用や検査値異常がありました。血管拡張97例(3.08%)、頭痛34例(1.08%)、動悸13例(0.41%)等でした。  

その他の副作用に、胸の痛み、脈が速くなる(頻脈)、AST増加、吐き気、胃腸障害、口や喉の乾き、消化不良、腹痛、鼻炎、関節痛、筋肉痛、発疹、眼の充血、結膜炎、彩視床、視覚障害、疼痛、熱感が0.1%〜1%未満の頻度で起こる可能性があります。  

頻度不明には、心筋梗塞、低血圧、失神、勃起の延長、持続勃起、尿路感染、前立腺疾患、鼻出血、気道感染症、副鼻腔炎、霧視、視力低下、網膜出血、網膜静脈閉塞、突発性難聴、過敏性反応、感染症があります。

ただし頻度不明なので、ごく稀に現れる症状があります。 他にも稀な副作用もありますので、気になる方は各添付文書をご覧ください。

ED治療薬で頭痛が出る原因

バイアグラなど、ED治療薬で頭痛を引き起こす可能性があります。

理由として、ED治療薬はホスホジエステラーゼ-Ⅴを阻害する作用があり、血管を拡張します。

これにより、陰茎海綿体(ペニス)への血流がよくなることで勃起が達成されます。

しかし、このホスホジエステラーゼは陰茎海綿体(ペニス)以外にもあるため、身体の別の場所の血管も拡張します。

これにより、頭痛を引き起こしてしまいます。  そのためバイアグラ(成分名:シルデナフィル)だけでなく、レビトラ(バルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)、ステンドラ(アバナフィル)のED治療薬も同様に起こりうることがあります。

一つの臨床データがあります。  バイアグラの服用で頭痛を発現する割合は、国内の臨床試験によると10.83%、海外の臨床試験だと13.24%、日本の使用成績調査(承認後、患者が使用した副作用報告のデータ)によると1.08%でした。

レビトラの場合、国内の臨床試験によると5.59%、海外の臨床試験だと12.30%、日本の使用成績調査によると0.45%でした。

シアリスの場合、国内の臨床試験によると11.3%、海外の臨床試験だと12.6%、日本の使用成績調査によると1.3%でした。

頭痛の対処

頭痛が起きている時、バイアグラが効きすぎている可能性があります。

その時は、まずバイアグラを使用する量を減らすようにしてください。

日本では通常25〜50mg使用しますが、頭痛の程度によってですが、次回使用する際は半分の量で服用することを推奨します。  

バイアグラなどのED治療薬による頭痛は、主に血管の拡張が原因で引き起こされますが、最小限まで減量しても頭痛がする場合は別の原因が考えられます。

薬の副作用以外の可能性があるため、病院へ行くようにしてください。  

頭痛が生じた時は、まず安静にすることが第一です。無理に性交渉はしないでください。

さらに頭痛が悪化するかもしれません。また、同時に血圧が低下している可能性もあります。起き上がらず横になるようにしてください。  

どうしても痛い時、市販の痛み止めや頭痛薬を服用してかまいません。

ロキソニンなど痛み止めのお薬は、あくまでも対症療法になります。頭痛(またはふらつき)が改善しない場合は病院へ行き、医師の診察を受けるようにしてください。

バイアグラの心臓への負担

バイアグラを服用することである程度の心臓への負担はかかる可能性は否定できません。

心血管疾患のある方は、服用するにあたって医師の確認が必要ですのでお気をつけください。  

健康の方は、特に問題ありませんが、高齢の方や普段運動しない方は、性行為によって心臓に負担がかかります。

バイアグラを使用することで、今までEDであった状態から勃起が達成されます。そうしますと、性交渉時にいつも以上に身体を動かすようになると思います。

その時、心臓にかなりの負荷がかかるので、特にご年配の方は注意が必要です。  

主な対処方法は、日頃から身体を動かすことです。特に運動が健康にも心臓への負担にも良いとされています。

定期的な運動を行い普段から心臓にある程度の負荷をかけておくことがまず大事です。そうすることで、性交渉時に心臓への負荷は軽減されます。

バイアグラの心血管系の副作用について

  • 市販後の使用成績調査にて、血管拡張(ほてり、紅潮)が3.08%、動悸が0.41%報告されています。
  • 国内の臨床試験にて、血管拡張が10.83%報告されています。
  • 海外の臨床試験にて、血管拡張が15.19%報告されています。
  • 国内外の臨床試験および使用成績調査の結果、胸の痛みや頻脈が0.1〜1%未満、高血圧・不整脈・不完全右脚ブロック
  • 末梢性浮腫が0.1%未満、心筋梗塞・低血圧・失神が頻度不明と報告されています

心筋梗塞、狭心症にかかったことがある場合

心筋梗塞、狭心症にかかったことがある場合、バイアグラを使用する前に医師に確認する必要があります。

理由として、バイアグラはある程度、心臓に負担がかかるお薬だからです。

それに加えて、心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる方は、性行為により不整脈や狭心症・心筋梗塞などを発症または再発する恐れがあるからです。  

日本では、バイアグラを使用する前に心血管系障害にかかっているかどうか確認する必要があることになっています。

医師の許可を得た場合のみ使用することができます。

海外のデータでは、心原性突然死、心筋梗塞、心室性不整脈、脳出血、一過性脳虚血発作と高血圧などの重篤な心血管系障害が、バイアグラを服用して性行為中または後に発症しました。

しかし、発症した方はそもそも心血管系のリスクファクターがありました。その為「バイアグラ」「性交渉」「患者が既に持っているリスクファクター」これらの因果関係を確定することができないという報告があります。

バイアグラを飲めない方

以下に該当する方はバイアグラを飲めない方(禁忌)になります。

医師の許可がない限り使用することができませんので注意してください。

  • 過去に成分名のシルデナフィルに対して過敏な反応を起こしたことがある方 →再びアレルギーを発症するおそれがあるので危険です。
  • 硝酸剤、一酸化窒素(NO)供与剤を服用している方。 →過度に血圧が変動して低血圧になる可能性があります。硝酸剤や一酸化窒素(NO)供与剤もバイアグラと似ており、血管を拡張させるお薬です。血圧が低下する恐れがあります。また、血小板の凝集抑制作用が増強し、出血した際に血が止まりにくくなります。そのため、消化性潰瘍(胃潰瘍および十二指腸潰瘍)の方や出血性疾患の方は服用できない場合があります。「バイアグラの併用禁忌薬」の項で詳しく説明します。
  • 小児 →お子さんに対しての適応はなく、ED治療薬として使用することができません。
  • 心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる方。 →性行為により、不整脈や狭心症・心筋梗塞などを発症するおそれがあります。医師に相談する必要があります。
  • 重度の肝機能障害のある方 →バイアグラ(成分名:シルデナフィル)は、肝臓で代謝されるお薬です。肝機能障害があるとお薬を分解する低下するため、作用が過剰になるおそれがあります。
  • 低血圧の方(血圧が90/50mmHg未満)または治療による管理がされていない高血圧の方(安静時収縮期血圧が170mmHg未満または安静時拡張期血圧100mmHg未満) →低血圧の方はバイアグラの使用によってさらに血圧が下がる可能性があります。それにより、ふらつきや意識障害が起こるリスクがあり大変危険です。  
  • 治療の管理ができていない高血圧の方は、バイアグラの使用により血圧が低下する可能性があるため、血圧の急な変動が予想されます。よって、ふらつきが起こるリスクがあるため危険です。
  • 脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ヵ月以内にある方 →最近6ヵ月以内に脳梗塞・脳出血や心筋梗塞を発症した方は、バイアグラの使用によって血管が拡張する反動により再発するリスクがあります。そのような既往のある方は、医師に相談してください。
  • 網膜色素変性症患者 →網膜色素変性症の方には遺伝的にホスホジエステラーゼの障害をもつ方が少数いるため、医師に相談する必要があります。ED治療薬はホスホジエステラーゼを阻害する作用があるため、作用が過剰になる可能性があるため危険です。
  • アンカロン(成分名;アミオダロン塩酸塩)錠を服用している方 →「バイアグラの併用禁忌薬」の項で説明
  • 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤アデムパス(成分名:リオシグアト)を服用している方。 →「バイアグラの併用禁忌薬」の項で説明

バイアグラの併用禁忌薬

バイアグラと飲み合わせのよくないお薬があります。  

硝酸剤・一酸化窒素(NO)供与剤を服用している方はバイアグラを使用することができません。

硝酸剤・一酸化窒素(NO)供与剤は、狭心症や心不全に効果があり、心臓の冠状動脈を拡張させることで、心臓への血流量を改善するお薬です。  

この成分を含んだ薬は多くあります。該当するお薬がたくさんあります。バソレーター・ミオコール・ミリステープ・ニトロダームTTS・ミニトロテープ・メディトランステープ(ニトログリセリン)、ニトロール・フランドル(硝酸イソソルビド)、アイトロール(一硝酸イソソルビド)、シグマート(ニコランジル)  

アデムパス(リオシグアト)を服用している方はバイアグラを使用することができません。

アデムパスは肺高血圧を改善する効果があり、内因性一酸化窒素(NO)に対する可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)の感受性を高める作用とNOに関わらず、直接sGCを刺激する2つの作用を有します。

それにより、サイクリックGMPの産生を促進して肺高血圧を改善するお薬です。

このお薬を服用している場合、併用により双方の血管を拡張させる作用が過剰になり、低血圧の症状を引き起こす可能性があります。

血圧が低下したり、ふらつきなど危険な状態になる可能性があるので、バイアグラを服用しないでください。  

アンカロン(アミオダロン)を服用している方はバイアグラを使用することができません。

アンカロンは乱れた脈(不整脈)を整える効果があり、心臓の神経Kチャネルを阻害して心臓の動きを調節するお薬です。

このお薬を服用している場合、併用により脈が乱れる(QTの延長)おそれがあるので、バイアグラを服用しないでください。

<<併用禁忌薬とは>>  

併用禁忌薬とは、お薬同士飲み合わせのよくないことを言います。

現在服用しているお薬に対して、新しいお薬を併用する場合は注意が必要になります。

併用禁忌のパターンはいくつかあります。

  1. お薬同士の作用の重複によるもの
  2. 片方の薬が肝臓の代謝酵素に影響を与えてしまうもの
  3. 片方の薬が腎臓の排泄に影響を与えてしまうもの
  4. 薬の物理化学的な構造によるもの
  5. 薬の性質によるもの」

仮に一緒に服用してしまうと、重篤な副作用が現れてしまう可能性があるので、決して医師の許可なく服用しないでください。

ただし併用禁忌でも、状況でリスクより有益性が上回ったら場合、医師の指示により服用することもあります。

参考資料|バイアグラ添付文書
ミリステープ添付文書
アデムパス添付文書
アンカロン添付文書

バイアグラのED治療以外の活用例

バイアグラはもともと狭心症の治療薬としてイギリスのPfizer研究所で開発を進めている中、偶然にもED治療薬として生まれたお薬になります。

イギリスで狭心症に対しての臨床試験を行っていましたが、残念ながら有効性は認められていませんでした。

しかし、初期の健康成人男性による試験で勃起したという報告をきっかけに、ED治療薬としての研究が始まったのです。

バイアグラの開発過程は、1993年7月に勃起不全患者を対象とした臨床試験が始められ、有効性と安全性が認められました。

そして、日本で1991年1月に勃起不全の効能効果として承認され、現在も製造販売しております。

ED治療に使用される薬はホスホジエステラーゼ阻害するタイプです。

ただ、日本に保険適応のあるバイアグラと同じ有効成分のホスホジエステラーゼを阻害する薬がもう1種類あります。  

バイアグラと同じ有効成分であるレバチオはどちらもシルデナフィルを含有しています。

バイアグラの方はED治療薬として使用しますが、レバチオは肺動脈性高血圧の方に使用します。

陰茎(ペニス)にホスホジエステラーゼ-Ⅴが多く存在しますが、肺の動脈にも比較的多く存在します。

レバチオの服用により、肺の動脈圧や肺の血管抵抗を低下する効果があるため、肺高血圧症の保険治療として使用されるのです。

全く同じ成分を使用していますが、レバチオはあくまでも肺動脈性高血圧の治療のためのお薬です。

保険診療を受ける上で、無理に医師に要求する事はないようにしましょう。

また同じ成分でも、レバチオとして服用する場合とバイアグラとして服用する場合では、服用する量が異なります。誤って服用しないでください。

参考資料|バイアグラ インタビューフォーム      
レバチオ添付文書      
ファイザー レバチオ錠 製品情報

バイアグラの精子・胎児への影響

男性がバイアグラを服用して精子や胎児への影響を示した製薬会社からの注意喚起の報告は、現在のところありません。

通常通りご使用して問題ありません。 それよりも、喫煙、飲酒、ストレスの方が影響します。

特にストレスは健康であり十分な精子の量が作れなくなることが報告されています。

まずは、これらの因子を取り除くことが重要です。  

一方、女性のバイアグラ使用は大変危険です。絶対に使用しないでください。

妊娠中の方にバイアグラを服用した臨床試験がオランダで行われましたが、新生児11人が死亡、早産で生まれた他の新生児の肺病発症を受けたため、中断されました。

胎児の発育遅れの有効性と安全性を検証するため、胎盤の成長がよくなかった女性にバイアグラを使用しました。

そのバイアグラによる血流の増加が、却って新生児の肺に影響を与えてしまったと考えられています。

参考資料|バイアグラ添付文書
バイアグラ インタビューフィーム      

バイアグラの偽造薬に注意

近年ED治療薬は、偽造品いわゆる「ニセモノ」の製品が多く出回ってます。

形状はかなり似ていてびっくりするほどです。全く見分けがつかないものまであります。

特に、バイアグラは製造販売期間が長いため、偽造薬としてかなり本物と似ているものが多いです。  

偽造品は、きちんとした製薬会社で製造されておらず、環境衛生面でも問題があります。

また、薬に含まれている量(有効成分)が1錠ごとに異なっていたり、別の成分が混入したりすることがあります。

そのため、作用が過剰に現れたり、全然効かなかったりと本来の効果を得られない可能性があります。

特に心配なのが、環境衛生が整っていない薬剤で感染症になるリスクもあり大変危険です。  

しかし、こうした偽造品を個人で見分けるのには限界があります。

偽造品を誤って購入しないためにも、信頼できる個人輸入代行業者で取引することが重要です。

取引年数の長い業者ほど信頼性が高くなります。

その際、実際に使用した方々のレビューを見ることで、より一層信頼できるかと思いますので、安心できる個人輸入代行業者で取引することをおすすめします。

ED(勃起不全)・シアリス・レビトラについて

ED(勃起不全)の原因、症状、治療方法や生活習慣の改善法、タダラフィル配合のED治療薬シアリス、バルデナフィル配合レビトラ及びジェネリック医薬品の種類、飲み方、注意点などを説明しています。