避妊薬ピルの種類

商品 商品名 成分 特徴
トリキュラー トリキュラー
548円/シート〜
レボノルゲストレル0.05mg、エチニルエストラジオール0.03mg
【低用量ピル】日本でも人気のピル3相性の経口避妊薬で、避妊以外にも生理痛などにも。
アイピル アイピル
983円/箱〜
レボノルゲストレル1.5mg 【アフターピル(緊急避妊薬)】人気No.1のモーニングアフターピル!緊急自体に備えて自宅や旅行に常備!
マーベロンジェネリック(ノベロン) ノベロン(マーベロンジェネリック)
770円/シート〜
エチニルエストラジオール0.03mg、デソゲストレル0.15mg 【低用量ピル】国内認可の避妊ピルでホルモン量が一番少ないマーベロンのジェネリック!
ヤーズジェネリック ヤスミン(ヤーズジェネリック)
1,678円/シート〜
ドロスピレノン3mg、エチニルエストラジオール0.03mg 【低用量ピル】ニキビ、PMS、月経困難などにも。体重増加の副作用も抑えた避妊薬。特にニキビ治療のホルモン治療に処方されやすいピルです。
エラワンジェネリック エラ(エラワンジェネリック)
4,827円/箱〜
ウリプリスタール酢酸エステル30mg 【アフターピル(緊急避妊薬)】アイピルより長い120時間までの避妊回避効果。副作用も低め。
ダイアン ダイアン35
1,240円/シート〜
エチニルエストラジオール 0.035mg、酢酸シプロテロン 2mg 【低用量ピル】アジア人向け(小柄な体型)の低用量ピル。ニキビやムダ毛、バストアップにも。
マーベロンジェネリック(フェミロン) フェミロン(マーベロンジェネリック)
952円/シート〜
エチニルエストラジオール0.02mg、デソゲストレル0.15mg 【低用量ピル】日本で認可されている第3世代ピルでホルモン含有が最も少ないマーベロンのジェネリック。
マーベロンジェネリック(ジュリアナ) ジュリアナ(マーベロンジェネリック)
640円/シート〜
デソゲストレル 0.15mg、エチニールエストラディオール 0.02mg 【低用量ピル】超低用量ピルのマーベロンの後発薬。副作用が気になる女性向けの避妊薬。
妊娠検査薬 アイキャン(妊娠検査薬)
731円/箱〜
HCGホルモン検査 【妊娠検査薬】アフターピル人気No.1アイピルのメーカー製造の妊娠検査薬!
ポスティノール ポスティノール
941円/箱〜
レボノゲストレル0.75mg 【アフターピル(緊急避妊薬)】ノルレボとも呼ばれるモーニングアフターピルで世界数十か国でも普及。

避妊薬ピルとは

避妊ピルの作用

ピル(pill)とは錠剤のことですが、ふつうは避妊ピルのことをいいます。

「低用量ピル」という言葉もよく聞かれると思いますが、これも避妊用ピルのことです。副作用を少なくするために成分の配合量を少なくした避妊薬で、現在はほとんどがこのタイプです。

このサイトでも、単にピルという場合もおもに低用量ピルのことを指しています。

ピルの成分は卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2つの女性ホルモンです。月経や妊娠をコントロールしている女性ホルモンを補給することで、妊娠を予防します。

毎日服用する低用量ピルのほかに、「アフターピル」とか「モーニングアフターピル」と呼ばれるお薬があります。これは緊急用の避妊薬で、性行為の後に服用して妊娠を回避する薬です。

▼日本での低用量ピルの歴史

低用量ピルはアメリカで1973年に開発され、多くの国で多くの女性に使用されるようになりましたが、日本では承認が非常に遅れて1999年にやっと承認されました。

日本で承認されたときに、国連加盟国で低用量ピルを承認していないのは日本だけという状況でした。

日本で承認が遅れた理由は、コンドームを使用しなくなると性感染症が増える、若い女性に婚前交渉をすすめることになる、などでした。

コンドームについては一理ありますが、婚前交渉がどうこうというのはちょっと時代錯誤ですね。

そのせいか、欧米ではドラッグストアで買えるピルが、日本ではいまでも病院で処方してもらう処方箋薬に指定されています。(日本でも個人輸入で処方箋なしでも購入できますが)

ピルの普及率も日本は低く、20代の女性ではピルを避妊手段にしているのは3%前後といわれています。

欧米では同年代女性で、ドイツが60%台、イギリスが50%台、アメリカが40%台なので、非常に大きな差があります。

避妊薬ピルの効果

低用量ピルの効果

1990~1991年にかけて行われた国内の臨床試験では、4,514人がピルを服用して、その内避妊に失敗して妊娠したのは13人(0.29%)でした。 (厚生労働省のピルに関するページを引用)

失敗した人の内、飲み忘れが原因のケースが9人、その他ひんぱんな下痢や薬の効果が不充分だったとみられるケースが4人でした。

この結果によると、飲み忘れをせずに避妊薬を服用すると、避妊失敗率は0.09%、成功率は99.91%になります。ピルは正しく服用するとほぼ100%の確率で避妊できるといってよいでしょう。

▼避妊薬についてのよくある誤解

日本はまだ低用量ピルが承認されてから日が浅い(1999年)ので、ピルの服用について次のような誤解があるようです。

<ピルを服用していると将来不妊症になる?>

ピルを服用して毎月の排卵を休止させるのは、卵巣の活動能力を弱める(卵巣に怠け癖がつく)ことにはつながらず、むしろ卵巣を休めることで機能が高まって将来の妊娠に有利に働くと考えられています。

また、月経不順の人は避妊ピルを服用することで改善するので、卵巣の機能の向上とあいまって服用中止後もその効果がある程度持続することが期待できます。それも妊娠には有利に作用します。

長期間、避妊ピルを服用しても、それによって妊娠する能力が服用前よりも低下することはなく、むしろ不妊症になりにくくなるといえます。

<ピルを服用するとがんのリスクが高まる?>

ピルは女性ホルモンを補給することで乳がんのリスクが高くなると言われていた時期がありますが、最近の研究ではその心配はないというのが定説になっています。

その反対に、避妊ピルの服用で卵巣がんのリスクは大幅に低下します。子宮体がんや大腸がんのリスクも低くなることが明かになっています。

<ピルを飲むと太る?>

人によって避妊ピルを飲むことで食欲が増進するケースがありますが、ピル自体に体重を増やす作用はありません。避妊薬の服用による食欲の亢進は服用に慣れるとおさまってきます。

ピルの飲みはじめに顔がむくむ副作用が出る場合がありますが、服用に慣れると出なくなります。

避妊薬ピルの副効能(避妊以外の効果)

ピルのメリット

ピルを服用していると避妊以外に次のような二次的な効果があります。それを主目的として服用する場合もあります。

1) 生理不順の改善

ピルの服用で女性ホルモンが安定して供給されることで、月経周期が安定します。生理の開始日も確実に予測することができます。

2) 生理痛の改善

月経は、子宮内膜がはがれて出血をともなって排泄される生理作用ですが、避妊ピルを服用すると子宮内膜が厚くならないので、月経にともなう出血や痛みが軽くなります。そのため、ピルは子宮内膜症の治療に使われることもあります。

3) 月経前症候群(PMS)の改善

ピルの服用でホルモンバランスが安定するので、月経前のホルモンバランスの変化によるイライラや感情の急激な変化(気分の落ち込みや怒り)などの月経前症候群(PMS)が改善します。

生理前に食欲が過剰になることもなくなります。

4) 生理前のニキビ、吹き出物の改善

生理前の高温期(黄体期)は卵胞ホルモンが減って黄体ホルモンが増える期間です。

生理前にニキビや吹き出物ができやすいのはこの黄体ホルモンの作用ですが、避妊ピルを服用しているとこの期間に卵胞ホルモンも補給されるので、ニキビや吹き出物が出にくくなります。

ピルはホルモンバランスの変化によって濃くなる肝斑(シミの一種)も改善します。婦人科、皮膚科ではヤーズと言う低用量ピル(ホルモン剤)がニキビを改善するホルモン治療の一環で処方されることがあります。

5) 卵巣がん、子宮体がんの予防

排卵は卵巣をいわば切開して卵子を排出する作用です。卵巣がんの大きな要因になっているのがこの生理的な切開です。

避妊ピルを服用すると排卵が休止するので、毎月卵巣が傷つくことがなくなり、それががんのリスクを低くします。5年間ピルを服用すると卵巣がんになるリスクが1/20になると言われています。

また、ピルを飲むと子宮内膜が厚くならないので、それがはがれる月経が軽くなり子宮体がんのリスクを減らす効果もあります。

その他に、大腸がん、、関節リュウマチ、骨粗しょう症のリスクも、ピルの服用で低くなることが分っています。

6) 生理開始日の調節

低用量ピルを服用することで、旅行の日程などに合わせて生理が始まる日を早めたり遅らせたりすることができます。

避妊薬(低用量ピル)のタイプ

ピルには21錠タイプと28錠タイプの2種類がありますが、効果は同じです。

低用量ピルは28日の月経周期のなかで、21日間薬を服用して7日間服用を休止するお薬です。この休薬期間に毎日服用する習慣をくずさないために、その間有効成分を含まない「偽薬」を服用するタイプもあります。

  • 7日間服用を中止するタイプは「21錠タイプ」あるいは「休薬タイプ」と呼ばれます。
  • 偽薬を7日間服用するタイプは「28錠タイプ」あるいは「偽薬タイプ」と呼ばれます。

避妊ピルには1相性と3相性の2種類のタイプがあります。

21日間同じ成分量の錠剤を服用するのが「1相性ピル」で、成分配合量が異なる錠剤を決められた順番通りに服用するのが、人気トリキュラーのような「3相性ピル」です。それぞれに21錠タイプと28錠タイプがあります。

1相性のメリットは飲む順番を気にする必要がないことですが、デメリットは不正出血が起きる可能性が3相性より高いことです。

3相性は飲む順番に気をつけなければならないデメリットがありますが、シートに入れられた錠剤を順番に飲むだけなので難しくはありません。

メリットは、自然なホルモン周期に合わせてあるので、不正出血がおこりにくいことです。

また、月経時にふつうに近い経血があるので、避妊が成功したことを確認しやすいというメリットもあります。

三相性ピルで人気の避妊薬は「トリキュラー」で、個人輸入で買う場合は1シートあたり500~600円とお得です。

低用量ピルの服用方法

避妊ピルは21錠または28錠が1つのシートに入っています。3相性は成分の違う錠剤が色分けされてシートに並んでいます。

ただし、並んでいる順番に飲むだけなので、とくに錠剤の色を気にする必要はありません。

初めて低用量ピルを飲むときは、月経の初日に服用を開始します。飲みはじめの曜日を忘れないために、月経が始まってから最初の日曜日に服用を開始するという飲み方もあります。

2カ月目からは、28錠タイプはそのまま2シート目を服用すればよいだけですが、休薬期間が1週間ある21錠タイプは、忘れずに服用を再開する必要があります。

日曜日に服用を開始する飲み方はこの点にメリットがあります。

▼薬を飲み忘れたとき

避妊ピルは飲み忘れを防ぐために、毎日決まった時間に飲むことが大切です。

その時間に飲み忘れたときは、気づいたのがいつかによって対応が異なります。

  • その日のうちに気づいたとの―気づいたときにすぐ服用します。
  • 翌日の服用時間に気づいたとき―昨日の分と合わせて2錠服用します。
  • 24時間以上気づかなかったとき―対応法はAとBの2通りあります。
    • A―ピルの服用を中止してコンドームで避妊し、次の生理初日からピルの服用を再開する。再開してから1週間はコンドームも併用する。
    • B―生理痛などの避妊以外の効果も期待して服用している場合は、そのままピルを飲み続けるが、避妊はコンドームでする。次の生理初日からは新しいシートで服用を開始する


低用量ピルの副作用

低用量ピルは、副作用を少なくするためにできるだけ女性ホルモンの配合量を少なくしたお薬ですが、飲みはじめは人によってある程度の副作用がでます。

よくある副作用はこちらです。

  • 吐き気、むかつき
  • 乳房の張りや痛み
  • 頭痛
  • 下腹部痛
  • 不正出血
  • むくみ
  • 下痢
  • 食欲亢進

これらの副作用が出る原因は、服用した女性ホルモンの影響でホルモンバランスが変化することです。多くの場合は1週間ほどで症状が出なくなります。

薬によって配合されている黄体ホルモンや卵胞ホルモンの種類が違うので、副作用が強い場合は違うメーカーの避妊ピルに変えることで改善することがあります。

▼まれにある重い副作用

ピルの服用でまれに生じる重い副作用に「静脈血栓症」があります。これは静脈の中に血栓ができて血液が流れなくなる症状で、長時間飛行機に乗ったときに起きるエコノミー症候群も静脈血栓症の1種です。

海外での調査では、ピルを服用していない女性が静脈血栓症になる確率は0.01~0.05%(1万人に1~5人)だが、ピルを服用している女性は0.03~0.09%(1万人に3~9人)になると報告されています。

しかし、出産後3ケ月以内に静脈血栓症を発症する確率は0.45~0.60%(1万人に45~60人)とされているので、それに比べるとピルの服用による血栓症は非常にまれな副作用といえます。

血栓症のリスクは加齢と喫煙によって増えるので、35歳以上で1日15本以上タバコを吸う人はピルを服用できないことになっています。

▼避妊ピルを服用できない人

次にあてはまる人はピルを服用できません。

  • 乳がん、子宮がんなど女性ホルモンが影響するがんの患者
  • 原因が分からない不正出血がある人
  • 出産後4週間以内の人
  • 授乳中の人
  • 前兆をともなう偏頭痛のある人。
  • 脳梗塞、心筋梗塞など血栓による病気を起こしたことがある人。
  • 35歳以上で1日に15本以上タバコを吸う人。
  • 上の血圧が160mg/hg以上の高血圧の人
  • 重い肝臓病のある人。

アフターピルの効果と服用方法

アフターピルは、性行為の後に服用する緊急用の避妊薬ピルです。行為の翌朝に服用するケースが多いので、モーニングアフターピルともいいます。

性行為の後72時間(3日間)以内に服用すると98%の確率で避妊できます。24時間以内ならほぼ100%避妊できます。

アフターピルの成分は女性ホルモンの黄体ホルモンです。低用量ピルよりホルモンの配合量が多いので1回の服用で妊娠を回避できますが、高い確率で吐き気や嘔吐の副作用が出ます。

アフターピルはドラックストアでは購入できず、医師の処方箋が必要です。しかし、個人輸入を利用すれば処方箋がなくても購入できます。

▼アフターピルはどんなときに飲むのか

アフターピルが必要になるのは、以下などで望まない妊娠の可能性があるときです。

  • コンドームを使用せずにセックスした
  • コンドームが破れた
  • レイプされた

▼アフターピルの作用の仕組み

排卵から受精卵の着床までには約1週間かかります。アフターピルは排卵を抑制する作用と子宮内膜への受精卵の着床を抑制する2つの作用があるので、月経周期のどの段階で服用しても妊娠を予防する効果があります。

▼アフターピルの副作用

アフターピルは緊急避妊用にホルモンの配合量を増やしているので高い確率で、高い確率で「吐き気」や「嘔吐」の副作用が出ます。ふつうは吐き止めの薬をいっしょに服用します。

服用後2時間以内に嘔吐してしまった場合は、もう一度アフターピルを飲みな王必要があります。

吐き気のほかに、服用後数日間は頭痛、下腹部痛、不正出血などの副作用が出ることがあります。

▼アフターピルを服用するときの注意

アフターピルの服用に関して注意しておきたいのは、すでに妊娠しているのにそれに気づいていない場合です。

この場合は後に妊娠していることが分ったときに、アフターピルでの避妊の失敗と勘ちがいする可能性があります。

妊娠しているときにアフターピルを飲んでも胎児に影響はありませんが、前後の性行為の男性が異なる場合はどちらの子どもか分らないというケースが生じます。

その可能性がある場合は、アフターピルを飲む前に妊娠の検査をしておく必要があります。

月経周期とは

月経周期

女性の月経が始まって次の月経が来るまでの周期を月経周期と言います。避妊ピルを正しいタイミングで服用するために月経周期を知っておくことが大切です。

月経周期は大きく分けて卵胞期→排卵期→黄体期→月経期の順に訪れます。

  • 卵胞期とは卵胞ホルモンが分泌される期間で、その間に子宮内膜が分厚く成長します。
  • 排卵期とは黄体ホルモンが分泌される期間で、卵胞内で卵子がはなたれて卵胞が黄体へと成長します。
  • 黄体器とは体が着床および妊娠の準備を整える期間です。卵胞期に成長した子宮内膜がもっと分厚くなる時期です。
  • 月経期とは膣より出血がおこる時期です。妊娠しない限り、成長した子宮内膜が不要になってはがれるからです。

上記の月経周期を把握したうえで避妊ピルを3週間毎日服用します。次の1週間はピルを飲まない休薬週間です。

28錠入りのピルにはプラセボ(偽薬)が入ってますので、それを服用します。あくまでピルを毎日飲む習慣を忘れないためで、飲まなくても避妊効果は変わりません。

避妊薬ピルを動画で学ぼう!

日本でも避妊薬ピルの普及が右肩上がりに伸びていますが、ピルの効果効能、メリットに対する理解が深まったしるしでしょうか。

まだまだピルに対する誤解で服用をためらっている女性も多いでしょう。この機会に避妊薬が女性の体や日々の生活にどのようなメリットがあるのかを知ってみましょう。