レビトラについて

レビトラとは

レビトラは、勃起不全症(ED)治療薬の一つであり、多くの男性の悩みである中折れや勃起力の不足を改善します。

PDE-5阻害薬とよばれる種類のお薬で、有効成分として「塩酸バルデナフィル水和物」が配合されています。

同じ分類のお薬にはバイアグラ(シルデナフィルクエン酸塩)、シアリス(タダラフィル)、ステンドラ(アバナフィル)などがありますが、食事との影響が少なく、即効性にも優れることから、中でも人気の高いお薬の一つです。

レビトラの製品名には「男性の生命」という意味があり、フランス語で「男性」をあらわす定冠詞の「le(レ)」と、ラテン語で「生命」をあらわす「vitra(ビトラ)」が組み合わされています。

「若い頃のような性行為を行いたい」「何度もくり返し性行為を楽しみたい」「女性を満足させたい」という、男性の希望をかなえてくれる画期的なお薬であり、世界中で用いられています。

バイアグラの弱点を改善したレビトラ

バイアグラは、世界初のED(勃起不全症)治療薬として発売された、画期的な医薬品です。

しかし、バイアグラはもともとは狭心症の薬として開発が進められており、ED治療薬としての効果が見つかったことはまったくの偶然でした。

使用実績が豊富で、効果にも優れるバイアグラですが、もともとがED治療を目的としていないこともあり、さまざまな欠点があることも否定できません。

特に、食事との影響を受けやすいことや効果があらわれるまでに時間がかかることについては、ED治療薬として使用する場合には注意が必要となる場合もあります。

そこで、バイアグラの爆発的なヒットを受け、各社が競ってこれらの欠点を改善した薬の研究開発を行いました。

その中で生まれたレビトラは、有効成分を水和物(水に溶けやすい物質)とすることで、食事の影響を受けにくくして、即効性を高めることに成功したのです。

草刈正雄さんが有名にしたレビトラ

レビトラは、テレビのCMでも話題となったお薬です。

およそ15年前になりますが、レビトラを製造販売しているバイエル薬品は、2004年の7月19日からTVや新聞などの媒体を通じて、勃起不全(ED)の疾患啓発キャンペーンを行っていました。

「ラーラーラ、バイエール、話してみよう。ラーラーラ、バイエール、EDのことー。」

という歌を覚えている方もいるのではないでしょうか。

こちらの歌を、俳優の草刈正雄さんがブランコに乗りながら歌い、最後は奥さん役の人と微笑み会うという内容でした。

人気俳優である草刈正雄さんをED治療啓発サポーターとして起用したことは、当時大きな話題を呼びました。

また、当時このCMが最も多く放送されたのは、平日の午前10時~11時だったということも、業界関係者に驚きを与えました。

男性が悩むことの多いEDですが、本人に対して啓発を行うだけでなく、奥様方を対象としてCMを放送していたのですね。

レビトラの有効成分

レビトラには、有効成分として「塩酸バルデナフィル水和物」が配合されています。

世界初のED治療薬である「シルデナフィルクエン酸塩」とよく似た構造をしていますが、最大の違いは、水に溶けやすい水和物とすることで吸収性や溶解性を改善していることです。

これによって、食事との影響を受けにくくしただけでなく、即効性を高めることにも成功したのです。

また、レビトラには早漏の改善作用があることも、海外の一部の研究において報告されています。

レビトラ10mgを服用することで、射精までの時間を有意に増加させるという結果が得られたのです。

臨床試験が行われているわけではないので、正式に適応を取得しているわけではありませんが、レビトラの可能性の一つとして注目されています。

この早漏改善作用については、バイアグラやシアリスなどのその他のED治療薬では差がつかなかったことが報告されているので、レビトラのメリットの一つとして紹介されることもあります。

ED専門のクリニックにおいても、EDだけでなく早漏に悩む男性には、レビトラを優先的に処方する医師もみられます。

レビトラのジェネリック医薬品

現時点において、レビトラのジェネリック医薬品は発売されておらず、国内で処方されるレビトラはすべて先発医薬品となっています。

これはレビトラの特許期間が残っているため、ジェネリック医薬品の製造販売が認められていないためです。

しかし、海外からの個人輸入においては、レビトラのジェネリック医薬品が数多く出回っています。

インドの大手製薬会社であるアジャンタファーマ社が製造販売するする「バリフ」や、サバメディカ社が製造販売する「サビトラ」が有名です。

インドの特許制度では、医薬品の「製法特許」は認められていますが、「成分特許」は認められていないという特徴があります。

よって、成分が全く同じ医薬品でも製法を変えることで、合法的に医薬品を製造販売することができるのです。

製法は一部異なるものの、配合されている有効成分は同じ「バルデナフィル塩酸塩水和物」なので、効果はほとんど変わりありません。

しかし、価格は先発医薬品の「レビトラ」の数分の一となるので、個人輸入によって国内にもたらされているのです。

いずれ国内におけるレビトラの特許期間が満了すれば、バイアグラのように国内でもジェネリック医薬品が製造販売されることが期待されています。

糖尿病にも有効なレビトラ

米国の研究によると、糖尿病の男性でEDを発症する割合は、糖尿病でない男性の2~3倍高くなるということが報告されています。

糖尿病とEDの間には密接な関係があることは明らかですが、実際に治療を行っている方はまだまだ少ないことが現状です。

原因の一つとして、EDであることを周りに打ち明けることは恥ずかしく、多くの方が治療をせずに放置してしまっているということが挙げられます。

糖尿病性EDの治療は、健康な方のEDと同様に、レビトラやバイアグラなどのPDE-5阻害薬が用いられます。

メーカーの資料においても、糖尿病性EDの患者様を対象とした臨床試験で、レビトラの治療効果が認められています。

用量依存性で効果が高まることもわかっているので、10mgで効果不十分の場合、20mgの高用量投与が奏効するケースもあります。

(糖尿病の治療を行っている場合には、専門家の判断の下で、忍容性をみながら増量するようにしてください。)

なお、透析を導入している患者様に対しては、レビトラを投与することは禁忌とされています。

糖尿病性腎症などによって腎機能が低下している場合には、透析導入の可能性を考慮しながら、薬剤の選択を行ってください。

(バイアグラやシアリスは、透析の患者様においても禁忌とされていませんので、専門家の管理の下であれば投与可能です。)

参考資料:レビトラ添付資料

インド製薬メーカーの後発薬バリフ

バリフは、レビトラのジェネリック医薬品で勃起不全(ED)治療薬になります。

インドのマハーラーシュトラ州ムンバイに拠点を置くアジャンタファーマ(Ajanta Pharma Ltd.)という製薬会社が製造販売しています。

Ajanta Pharma Ltd.は自社ブランドジェネリック医薬品を製造する会社で、現在30ヶ国以上で販売されています。

レビトラジェネリックのバリフ以外にバイアグラジェネリックのカマグラゴールド、シアリスジェネリックのタダリスも販売しています。

バリフの作用機序は、ホスホジエステラーゼ-Ⅴという酵素を阻害します。

それにより、ペニスの陰茎動脈が拡張される他、陰茎海綿体の筋肉を弛緩する両方の作用によってペニスへの血流が増大して勃起が達成されます。

<<日本にはないレビトラのジェネリック医薬品がインドにある理由は? >>

インドは特許の法律が他の国と大きく異なっており、1970年の特許法で「医薬品そのものを特許としておらず製造方法のみを特許の保護対象」としています。

簡単に説明しますと、先発医薬品の製造方法を変えて同じ有効成分の医薬品を製造した場合、合法としてみなされます。

日本で医薬品の特許に関しては、開発した有効成分に対して取得しますので、医薬品の有効成分・製造方法などを独占することができます。

一方で、インドでは独自に製造方法を変えて作り、特許の切れていない医薬品をジェネリック医薬品として製造販売しています。

<<入手方法>> 

バリフは現在のところ日本の医療機関での処方は不可となっています。

理由として、日本でレビトラのジェネリック医薬品を製造販売する承認を得ていないためです。

承認を得ていないと日本で医薬品としての扱いを受けられず、処方せんを発行することができません。

ED治療薬の中で唯一、バイアグラの成分シルデナフィルのジェネリック医薬品は日本で承認されているので、今後日本でもレビトラのジェネリック医薬品が販売されるかもしれません。  

バリフは、現在のところ個人輸入でのみ入手することが可能です。個人で直接購入するか輸入代行業者を介して購入します。

個人輸入の良い点は、日本で使用できない薬を「自己疾病の治療の目的」であれば海外から輸入することが可能です。

薬価ではなく、製造販売での価格から輸入代行業者のみの経由で入手するため安く購入できる場合もあります。

一方で仮に重篤な副作用を発症した場合、国の医薬品副作用救済制度を受けられません。

ですので、薬の副作用や使用経験に基づいての理解が必要になります。

個人輸入代行業者などを利用することで、簡単に入手可能ですが、一部の業者では偽物や不衛生な環境で製造した製品を仲介しております。

購入する際は信頼できる輸入代行業者を選ぶようにしましょう。

参考資料|
Ajanta Pharma Ltd.サイトページ
特許庁 医薬品特許
後発薬大国インドの特殊知的事情

インド製薬メーカーの後発薬サビトラ

サビトラは、レビトラのジェネリック医薬品で勃起不全(ED)治療薬になります。

インドのに拠点を置くSAVAという製薬会社が製造販売しています。

SAVA MEDICA Ltd.は、ED治療薬以外にも、呼吸器領域、循環器領域、消化器領域など色々なジェネリック医薬品を製造販売しています。

サビトラの作用機序は、陰茎海綿体や肺動脈に多く存在するホスホジエステラーゼ-Ⅴという酵素を阻害します。

この酵素を抑えることでペニスの陰茎動脈が広がるほか、陰茎海綿体の筋肉を緩める2つの作用からペニスへの血流が増大して勃起ができます。

<<日本にはないレビトラのジェネリック医薬品がインドにある理由は? >>

インドは他の国と特許に関する法律が大きく違います。

さかのぼりますと、1970年の特許法で「医薬品そのものを特許としておらず製造方法のみを特許の保護対象」としています。

医薬品の製造方法を変えて同じ有効成分の医薬品を製造しさえすれば、違法にはならないとされています。

日本での医薬品の特許は「開発した有効成分に対して取得」するため、医薬品の有効成分・製造方法などを独占することができます。

一方でインドでは独自に製造方法を変えて作り、他国で特許切れではない医薬品をジェネリック医薬品として製造販売しています

<<サビトラの入手方法 >>

現段階でサビトラは日本の医療機関で処方してもらうことはできません。

まだ先発医薬品のレビトラ特許が切れておらず、ジェネリック医薬品を製造販売する承認がおりていないからです。

承認が無いと医薬品としてみなされないため、処方せんを発行することができません。  

ED治療薬の中で唯一ジェネリック医薬品を販売している成分は、バイアグラの成分シルデナフィルです。

バイアグラのジェネリック医薬品は日本で承認されているため、後にレビトラのジェネリック医薬品が日本でも販売されるかもしれません。

サビトラを入手するために、個人輸入で入手することが現段階ではできます。

入手する方法として、個人で直接購入または輸入代行業者を介して購入します。

メリットは、日本で使用できない薬を「自己疾病の治療の目的」であれば国外から仕入れることができます。

デメリットは重篤な副作用が生じたとき、国の医薬品副作用救済制度を受けられません。

そのため、薬の副作用や使用経験に基づいての理解が必要になります。

個人輸入代行業者の中の一部の業者では、偽物や不衛生な環境で製造した製品を仲介しております。購入する際は信頼できる輸入代行業者を選ぶようにしましょう。

レビトラとジェネリックの1粒あたりの値段

病院でレビトラを処方してもらう場合、レビトラ5mgの1錠あたりの値段は平均900〜1,000円、レビトラ10mgの1錠あたりの値段は平均1,800円、レビトラ20mgの1錠あたりの値段は平均2,100円でした。

レビトラの処方は、ED治療目的でも保険適応外に該当するため、医療保険を使用しない全額自己負担です。

レビトラ自体の値段が日本では決められておりませんので、各医療機関によって購入金額が変わります。

あくまでも、記載している金額は、インターネットサイトで調べた平均的な金額です(※現在、レビトラの海外製造の遅れによる供給遅延、使用することが困難になっております)。  

レビトラのジェネリック医薬品は日本で認可がおりていないため、製造販売されていません。

ですので、レビトラのジェネリック医薬品を入手するには、個人輸入または個人輸入代行業者を介する方法があります。  

個人輸入や個人輸入代行業者を介して入手する場合、レビトラと同成分のバルデナフィルを購入することができます。

インドで製造販売されているレビトラのジェネリック医薬品で有名なバリフの場合、20mg10錠入りで約3,880円、1錠あたり388円です。

※お薬の価格は薬局によって異なりますので、あらかじめ薬局で値段を聞くのがよいです。

【レビトラ先発薬を個人輸入する場合の価格:くすりエクスプレスの価格を参考】

  • 1箱5,780円(1錠あたり1,445円)
  • 2箱9,990円 (1錠あたり1,248円)
  • 3箱13,980円(1錠あたり1,165円)
  • 5箱22,390円(1錠あたり1,119円)
  • 7箱29,980円(1錠あたり1,070円)

 

バリフ、サビトラの1粒あたりの値段

バリフ(Valif)、サビトラ(Savitra)はバルデナフィルを含むレビトラの人気ジェネリック医薬品です。1箱にバルデナフィル20mg錠が10錠入っており、レビトラの4錠と比較して1錠あたりの値段が安くなります。

【バリフの1錠あたりの値段:くすりエクスプレスの価格を参考】

  • 1箱3,680円(1錠あたり368円)
  • 3箱5,679円 (1錠あたり189円)
  • 5箱7,180円(1錠あたり143円)
  • 7箱8,981円(1錠あたり128円)
  • 10箱11,280円(1錠あたり112円)

【サビトラの1錠あたりの値段:くすりエクスプレスの価格を参考】

  • 1箱3,880円(1錠あたり368円)
  • 3箱5,980円 (1錠あたり189円)
  • 5箱7,480円(1錠あたり143円)
  • 7箱8,981円(1錠あたり128円)
  • 10箱11,280円(1錠あたり112円)

レビトラ20mgが1錠あたり1500円ほどですのでジェネリック薬のバリフとサビトラの1錠あたりの薬価は非常に低いと言えます。

レビトラとジェネリックの入手方法

レビトラのジェネリック医薬品「バルデナフィル」を入手することは現在できません。

国内で医薬品として承認を得ていないためです。そのため、成分バルデナフィルを医療機関でもらう場合は、レビトラのみになります。

※ED治療薬の中で、シルデナフィル(先発医薬品バイアグラ)のジェネリック医薬品は日本で承認されており、各医薬品メーカーが製造販売しています。

今後、日本でもレビトラのジェネリック医薬品が販売されるかもしれません。  

レビトラと同成分のバルデナフィルジェネリックは、個人輸入または個人輸入代行業者で仕入れることができます。

個人輸入は「自己疾病の治療の目的」であれば海外から輸入することができることです。

一方で、個人輸入した製品を服用した後に重篤な副作用を発症した場合、国の医薬品副作用救済制度を受けることができません。

そのため、薬の副作用や使用経験に基づいての理解が必要です。個人輸入代行業者などを利用することで、簡単に入手可能です。

一部の業者では偽物や不衛生な環境で製造した製品を仲介しております。購入する際は注意するようにしてください。  

現在海外で販売されている、レビトラと同成分の製品は「バリフ」「サビトラ」があり、インドで独自に製造販売されているジェネリック医薬品になります。

レビトラの供給停止について

現在、海外工場でのレビトラの製造が遅れており、供給が一時停止しています(2018年1月初旬頃)。

遅れている規格は一般的に使用される用法のレビトラの10mgと20mgになります(5mgは特に遅延のお知らせはありません)。

供給再開の目処が現在のところ立っていないため、問題になっています。  

このような状況のときにレビトラのジェネリック医薬品が役立ちます。

しかし、レビトラのジェネリック医薬品は日本で認可がまだおりておらず、製造販売することができません。

一方で、海外でレビトラのジェネリック医薬品が製造販売されています。インドでは自国で製造販売しているバリフやサビトラが有名です。

これらは個人輸入または個人輸入代行業者を介して入手することができます。

有効成分は全く同じですので安心して使用いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。
バイエル薬品 レビトラ供給遅延に関するお知らせ

バイアグラ、レビトラ、シアリスの比較

現在国内では、バイアグラ(シルデナフィルクエン酸塩)レビトラ(バルデナフィル塩酸塩水和物)、シアリス(タダラフィル)の3種類のED治療薬が用いられています。

世界で一番最初に発売されたバイアグラは、「夢の薬」として爆発的にヒットしましたが、効果が表れるまでに時間がかかることや持続時間、食事との影響などにおいて欠点があるとされていました。

後から発売されたレビトラやシアリスは、このバイアグラの欠点を補うべくして開発されたという経緯があり、それぞれが異なる特徴を持っています。

バイアグラは使用経験の豊富なオーソドックスな薬剤、レビトラは効果が出るまでが早く食事との影響を受けにくい、シアリスは長時間作用型でマイルドな効果と副作用というイメージが一般的です。

バイアグラの特徴

バイアグラは、ファイザー製薬が1998年2月(国内では1999年3月)より製造販売を行っているED治療薬です。

ED治療薬の中でも一番最初に発売された医薬品であり、知名度が高く愛用者が多いことが特徴です。

シルデナフィルクエン酸塩が配合されており、25mg錠と50mg錠に加えて、ODフィルム(口の中で溶けるフィルム状の製剤)も販売されています。

効果は比較的高いとされていますが、食事と同時に服用することで影響を受けてしまうという欠点があります。

効果が出る時間については、服用後30分~60分程度で効果があらわれ、4~6時間にわたり持続するといわれています。

レビトラの特徴

レビトラは、バイエル製薬が2003年3月(国内では2004年6月)より製造販売を行っているED治療薬です。

バイアグラの欠点である効果があらわれるまでの時間と、食事との影響の改善を目的として開発された医薬品であり、国内外を問わず人気の製品です。

バルデナフィル塩酸塩水和物が配合されており、5mg錠と10mg錠、20mgの3種類の規格が販売されています。

最大の特徴は、薬の構造を水和物(水に溶けやすい物質)とすることで吸収性を高めており、食事の影響を受けにくいということです。

食後に性行為を行う場合においても、食事と一緒に服用することで問題なく効果があらわれます。 (あまりに大量の食事や、高脂肪食である場合には、吸収が低下することもあります。)

効果が出る時間については、服用後早くて15分~30分程度で効果があらわれ、5~10時間にわたり持続するといわれています。

シアリスの特徴

シアリスは、イーライリリー社が2002年10月(国内では2007年9月)より製造販売を行っているED治療薬です。

他のED治療薬とは異なるコンセプトで開発されたED治療薬で、効果の持続時間に定評があります。

タダラフィルが配合されており、5mg錠と10mg錠、20mgの3種類の規格が販売されています。

効果は他のED治療薬と比べるとマイルドですが、副作用も出にくいので、自然な状態に近い勃起が得られることが特徴です。

国内でも推奨している医師は多く、世界的にもトップシェアを獲得しています。

食事との影響を受けにくいうえ、昼過ぎに服用したとしても夜寝るまで十分な効果が残っているので、服用しやすいこともポイントです。

効果が出る時間については、服用後1~3時間程度で効果があらわれ、24~36時間にわたり持続するといわれています。

バイアグラ・レビトラ・シアリスの比較

商品名 バイアグラ
バイアグラジェネリック
レビトラ シアリス ステンドラ
お薬概要 バイアグラは短時間強力型の勃起不全(ED)治療薬です。食事の影響を受けますが、ガツンと効果を得られます。 レビトラは短時間強力型の勃起不全(ED)治療薬です。併用薬に注意が必要ですが、食事の影響を受けづらいお薬です。 シアリスは長時間緩徐型の勃起不全(ED)治療薬です。ゆるやかな勃起を得られ、食事の影響は受けません。 アバナフィルは短時間速攻型の勃起不全(ED)治療薬です。食事の影響を受けにくいです。日本で製造販売されていない海外の勃起不全(ED)治療薬で、アメリカ食品医薬品局(FDA)が承認している医薬品です。
成分の特徴 バイアグラは、短時間で強力な勃起を達成します。その後、約3〜4時間ほど効果が期待できます。短時間強力型の勃起不全(ED)治療薬です。昔から使用されて歴史もあり、効果は実証されているお薬ですが、食事に影響してしまうので服用するタイミングが重要なお薬です。 レビトラは、短時間で強力な勃起を達成することができる短時間強力型の勃起不全(ED)治療薬です。バイアグラに比べて食事による影響を受けにくいのですが特徴です。 シアリスは健常な方と同じような、自然にゆるやかな勃起を達成することができます。特にこのお薬は持続時間が約36時間と1日以上効果が続くのが特徴ですので、長時間緩徐型の勃起不全(ED)治療薬です。このお薬は、食事に関係なく服用ができます。そのため、服用するタイミングに困らないというメリットがあります。 アバナフィルは性交渉の約15分前の服用で勃起効果を期待でき、他の勃起不全(ED)治療薬よりも効果が速く現れます。このお薬は食事による影響を受けにくいため、短時間速攻型の勃起不全(ED)治療薬になります。
販売されている用量 バイアグラは成人1日1回まで、1回25〜50mgを性行為の約1時間前に服用してください。次回服用する際は24時間以上服用間隔を空けるようにしてください。  65歳以上の高齢者や肝障害のある方、血液検査でクレアチニンクリアランス(Ccr)値が30mL/min未満の腎障害の方は、25mgから服用するようにしてください。お薬の作用が強く現れる可能性があります。 レビトラは成人1日1回まで、1回10mgを性行為の約1時間前に服用してください。次回服用する際は24時間以上服用間隔を空けるようにしてください。10mgでは効果が得られない場合、器質性または混合型勃起不全の方は20mgに増量することができます。  65歳以上の高齢者や中程度の肝障害のある方は5mgから服用してください。最大量は10mgです。次回服用する際は24時間以上服用間隔を空けるようにしてください。 シアリスは成人1回10mgを性交渉を行う約1時間前に使用してください。10mgでは効果が得られない場合、器質性または混合型勃起不全の方は20mgに増量することができます。  軽度・中程度の肝障害の方は10mgまでにしてください。次回服用する際は24時間以上服用間隔を空けるようにしてください。  中程度・重度の腎障害の方は5mgから服用開始してください。中程度の場合、最大量は10mgです。次回服用する際は48時間以上服用間隔を空けるようにしてください。重度の腎障害の方は5mgが最大量です。

アバナフィルは成人1日1回まで、1回50 mgを性行為の約15分前に服用してください。次回服用する際は24時間以上服用間隔を空けるようにしてください。最大量は200mgです。極力最小量で服用するようにしくてください。

※アバナフィルのみ日本未認可医薬品の為、アメリカFDAの添付文書を参照。海外データの為、日本人が通常服用する用量・用法ではありません。十分注意して服用してください。

効果 勃起不全(ED)治療薬は、性交渉時の性的刺激により勃起を達成する効果があります。このお薬の効き方は、ホスホジエステラーゼ-Ⅴ呼ばれる酵素を阻害します。ホスホジエステラーゼは、勃起するために必要なサイクリックGMPという物質を分解してしまいます。勃起不全(ED)治療薬は酵素を阻害することでサイクリックGMPの分解を防ぎ、陰茎海綿体の平滑筋を弛緩させる事で勃起を達成します。
効果の表れ バイアグラは、短時間で強力な勃起を達成する事が期待できます。シルデナフィルを服用後、効果が現れるまで約1時間かかります。バイアグラは食事による影響を受けるお薬な為、効果の現れに時間がかかります。
レビトラは、短時間で強力な勃起を達成する事が期待できます。バルデナフィルを空腹時に服用後、効果が現れるまで15~30分かかります。 シアリスは長時間緩やかな自然な勃起を期待できます。タダラフィルを空腹時に服用後、効果が現れるまで2~3時間かかります。ゆっくりと効果が現れることで違和感のない勃起を感じる事ができます。 アバナフィルは、超短時間で強い勃起を達成する事が期待できます。ステンドラ(成分名:アバナフィル)を空腹時に服用後、約30〜45分で効果が現れます。
効果のMax時 バイアグラ健康の男性に25mg・50mgを服用させたところ、最高血中濃度(Cmax)はそれぞれ105ng/mL・192ng/mLでした。よって、使用する量に比例して作用は増加します。
レビトラを健康の男性に10mg・20mg服用させたところ、最高血中濃度(Cmax)はそれぞれ10.05ng/mL・18.35ng/mLでした。よって、使用する量に比例して作用は増加します。
シアリスを健康の男性に5mg・10mg・20mgを服用させたところ、最高血中濃度(Cmax)はそれぞれ95.6ng/mL・174ng/mL・292ng/mLでした。よって、使用する量に比例して作用は増加します。 アバナフィルを健康の男性に50mgまたは200mgを服用させたところ、平均血漿濃度は12.5〜600mgでした。よって、使用する量に比例して作用は増加します。
飲み方 錠剤の場合、コップ1杯の水で服用してください。新薬開発の臨床試験は、水での服用による効果のデータになります。お茶でも構いませんが、万が一のことを踏まえて、水で服用するのが望ましいです。お酒で服用することは絶対にしないでください。勃起不全(ED)治療薬の作用が過剰となり血管が拡張されやすくなるため、血圧が低下するおそれがあります。そうなると性交渉どころではなくなり、パートナーに迷惑をかけることになるかもしれませんので、気をつけてください。
食事の影響 適度なアルコールの量であれば問題ない。
主な特徴 バイアグラは食事の影響を受けます。シルデナフィル50mgを空腹時と食後で比較したデータでは、効果が現れるまで1.2時間、3.0時間なので、食後に服用すると1.8時間遅くなります。また、最高血中濃度は255ng/mL、149ng/mLと約58%低下した報告があります。 レビトラは食事による影響を受けにくいです。バルデナフィル20mgを空腹時と食後で比較したデータでは、効果が現れるまでが約1時間と同じで、最高血中濃度は14.22ng/mL、13.04ng/mLと差はなく影響を及ぼしませんでした。薬の効果がなくなるまでは、3.9時間、3.8時間と差はありませんでした(外国人におけるデータより)。 シアリスは食事による影響をほぼ受けませんでした。タダラフィル20mgを空腹時と食後で比較したデータでは、血中濃度の影響がありませんでした。 アバナフィルを食事時に服用した場合、薬が最高に達するまでの時間が空腹時に比べて約1時間(1.12〜1.25時間)かかります。最高血中濃度も平均39%現象したというデータも報告されています。ただ、これらを総合的に判断するAUCという数値は約3.8%な為、その結果、食事に関わらず服用することは可能です。
お酒の影響 少量のアルコールを摂取すると、脳の感覚が鈍くなる為緊張がほぐれます。しかしアルコールを摂取した状態で、勃起不全(ED)治療薬を飲むことは危険です。  お酒を飲む事で血管が広がります。血管が広がった状態で、ホスホジエステラーゼ阻害作用のある勃起不全(ED)治療薬を服用すると、血圧が低下する恐れがあります。低血圧になると、ふらつきや意識障害など様々な症状を引き起こす要因となりますので、勃起不全(ED)治療薬を服用する際はお酒を飲まないようにしてください。
併用禁忌

下記製品に共通して使用できないお薬があります。 硝酸剤、一酸化窒素(NO)供与剤、アデムパス(リオシグアト

下記のお薬を服用している場合、併用により各種製品の作用が過剰になります。血圧が低下するなど危険な状態になる可能性があるので服用しないでください。)

  • アンカロン(アミオダロン)
  • リトナビル、サキナビル、ダルナビル、エリスロマイシン、シメチジン、ケトコナゾール、イトラコナゾール等
  • アミサリン(プロカインアミド)、リスモダン(ジソピラミド)、リスモダンR(リン酸ジソピラミド)、硫酸キニジン(キニジン)、シノベール(シベンゾリン)、ピメノール(ピルメノール)、アンカロン(アミオダロン)、ソタコール(ソタロール)、シンビット(ニフェカラント)
  • ノービア(リトナビル)、クリキシバン(インジナビル)、アタザナビル(レイアタッツ)、インビラーゼ(サキナビル)、レクシヴァ(ホスアンプレナビル)、カトレア(ロピナビル・リトナビル)、ヴィキラックス(オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビル)、プリジスタ(ダルナビル)、ケトコナゾール(=外用剤を除く)、イトリゾール(イトラコナゾール)、コビシスタット含有製剤のスタリビルド(エルビテグラビル、ゲンボイヤ、プレジコビックス)
  • エリスロマイシン等のマクロライド系抗生物質
  • ケトコナゾール、イトラコナゾール、クラリスロマイシン、テラプレビル
  • グレープフルーツジュース
  • 抗不整脈薬、抗HIV薬、抗真菌薬、テラプレビル、クラリスロマイシン・テリスロマイシン
  • グレープフルーツジュース
副作用 頭痛・めまい・鼻づまり・ほてりがあります。皮膚が赤くなったり、消化不良、動悸、頻脈、筋肉痛。めまいや目のかすみが原因で視覚異常や視力が低下することがあります。 他にも稀な副作用もありますので、気になる方は各添付文書をご覧ください。
特徴 現在国内では、バイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類のED治療薬が用いられています。 また、海外では第4の有効成分であるアバナフィルを配合した、ステンドラというED治療薬も用いられています。 ここでは、これら4剤の違いについて、ご説明していきます。
バイアグラは、ファイザー製薬が製造販売を行っている医薬品で、有効成分としてシルデナフィルクエン酸塩が配合されています。 世界で一番最初に開発されたED治療薬であり、1998年2月(国内では1999年3月)より販売が開始されています。 ED治療薬のなかでも知名度が高く、愛用者が多いことが特徴です。 25mg錠と50mg錠の2種類の規格のほか、ODフィルムなども販売されています。 効果も比較的高いとされていますが、食事の影響を受けやすく、満腹時には効果が半減してしまうと言う欠点があります。 また、服用後30分~1時間程度で効果があらわれ、持続時間は4~6時間といわれています。 レビトラは、バイエル製薬が製造販売を行っている医薬品で、有効成分としてバルデナフィル塩酸塩水和物が配合されています。 バイアグラの欠点を補うべくして開発されたED治療薬であり、2003年3月(国内では2004年6月)より販売が開始されています。 5mg錠と10mg錠、20mgの3種類の規格が販売されています。 効果が高いことに加えて、食事の影響を受けにくく、食後であっても問題なく服用することが可能です。 また、効果があらわれるまでの時間も短く、服用後早くて15分~30分程度で性行為が可能となります。 持続時間は5~10時間といわれており、一度の服用で複数回の性行為を楽しむことが可能です。 シアリスは、イーライリリー株式会社が製造販売を行っている医薬品で、有効成分としてタダラフィルが配合されています。 バイアグラやレビトラとは異なるコンセプトで開発されたED治療薬であり、2002年10月(国内では2007年9月)より販売が開始されています。 5mg錠と10mg錠、20mgの3種類の規格が販売されています。 効果は比較的マイルドですが、副作用も少なく自然な勃起が得られ、効果の持続時間が24~36時間と長いことが特徴です。 金曜日の夜に服用したら日曜日まで効果が続くことから、ウイークエンドピルとよばれることもあります。 食事の影響を受けにくいとされていますが、効果があらわれるまでには時間がかかり、服用後1~3時間程度で性行為が可能となります。 ステンドラは、アメリカのVIVUS社が製造販売を行っている医薬品で、有効成分としてアバナフィルが配合されています。 これまで用いられていた3つのED治療薬が発売されてから約10年ぶりの新薬で、2012年3月(国内では未承認)より販売が開始されています。 国内では未承認ですが、有効成分であるアバナフィルは、もともとは日本の田辺三菱製薬が開発した成分です。 50mg錠と100mg錠、200mgの3種類の規格が販売されています。 国内では未承認であるため、具体的なデータはありませんが、バイアグラやレビトラに近い薬物動態を持ったお薬です。 服用後15分~30分程度で効果があらわれ、3~5時間程度持続するといわれています。 海外のデータによると食事の影響をわずかに受けるといわれており、100%の効果を期待するためには、空腹時の服用が推奨されています。 副作用はバイアグラよりも少ないと言われており、バランスの良いお薬です。

レビトラの用量

レビトラは、5mg、10mg、20mgの3つの規格が発売されています。

レビトラの添付文書によると、基本用量は1日1回10mgとして、性行為の約1時間前に服用することでED治療効果が発揮されます。

10mgの投与で十分な効果が得られず、忍容性が良好と判断された器質性又は混合型勃起不全の方においては、20mgに増量することが認められています。

(65際以上の高齢者および中等度の肝障害のある方は、5mgから開始して、10mgを最高用量とするようにして下さい。)

レビトラの臨床試験において、40mgの投与を検討したものもありますが、治療用量としては認められていません。

また、海外で行われた臨床試験として、健康成人男性に対して120mgの単回投与が行われましたが、有益性は明らかになっていません。

その際に副作用として一過性の背部痛、筋肉痛、視覚異常がみられましたが、重篤な有害事象はみられませんでした。

レビトラの効果時間

レビトラの効果時間はバイアグラ(シルデナフィルクエン酸塩)よりやや長く、シアリス(タダラフィル)より短いことがわかっていま。

服用してから4~10時間程度効果が持続するといわれており、1度の服用で複数回の性行為を楽しむことができます。

しかしながら、夕方に服用した場合では翌朝まで効果が持続することは考えにくいので、明け方にも性行為を楽しみたい場合には注意が必要です。

また、一度に服用する用量によって、EDを改善する効果の持続時間が変わることも分かっています。

レビトラの添付文書によると、半減期はそれぞれ10mg群では 3.19時間、20mg群では3.98時間、40mg群では5.33時間であることが公表されています。

実際の持続時間の目安としては、10mgで服用後は4~5時間、20mgで服用後8~10時間程度であることが知られています。

ただし、高用量投与では副作用が増加することも示唆されているので、長時間の効果を目的とする場合には、半減期の長いシアリスを検討するようにしましょう。

レビトラと依存症

レビトラに頼りきりになってしまうと、依存性があらわれるのではないかと考える方もいますが、その心配はありません。

レビトラは、陰茎における海綿体のcGMP濃度を上昇させ、平滑筋をゆるめて血流を増やすことで、勃起力を高めます。

抗不安薬や睡眠導入剤のように、脳や神経(中枢)にはたらきかけるお薬ではないので、依存性が問題となることはほとんどありません。

ただし、ひとたびレビトラの効果を体験してしまうと、薬なしに性行為を行うことに不安を感じてしまい、精神的な依存が起こることがあります。

レビトラは服用した時のみ効果を発揮するお薬であり、EDそのものを治療するはたらきはありません。

EDの原因を取り除かない限りは、服用をやめてしまうとEDが起こってしまい、レビトラを服用したいと考えるようになるのです。

また、お薬によっては長期的な服用によって体が慣れを起こしてしまい(耐性)、用量を増やさなくては同じ効果が得られないものもあります。

しかし、レビトラにおいては耐性が形成されることは報告されていないので、既往歴や併用薬、忍容性に問題がなければ、長期的に服用していくことも可能です。

お酒の影響

レビトラを服用している際にお酒を飲みたいと考える方も、少なくありません。

レビトラの添付文書によると、レビトラの服用中にお酒を飲むことは、必ずしも禁止されているわけではありません。

(レビトラ添付文書:http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/630004_259000BF1029_1_25.pdf)

むしろ、適量のアルコールは緊張をほぐしてリラックス効果を高めるため、ED治療に良いはたらきを示すこともあります。

しかし、アルコールの量が多すぎる場合、薬物の分解に影響を与えることや、副作用があらわれる頻度を高めてしまうことがわかっています。

アルコールそのものに中枢抑制作用や血管拡張作用もあるので、治療中の病気のある方は、アルコールの飲用は控えましょう。

また、アルコールは脳からの神経伝達を妨げることもあるので、お酒自体がEDを引き起こすことも知られています。

勃起や射精に悪影響を与えてしまうため、飲酒がEDにつながることのないように、飲酒量をうまくコントロールしましょう。

食事の影響

レビトラは、他のED治療薬と比べても、食事の影響を受けにくいことが知られています。

レビトラの添付文書によると、標準的な食事(総エネルギーに占める脂肪の割合が約30%)を摂取直後にレビトラ20mgを服用した場合、薬の吸収に大きな変化は見られなかったことが報告されています。

(レビトラ添付文書:http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/630004_259000BF1029_1_25.pdf)

ただし、あまりに大量の食事や脂肪の割合が多い食事の場合には、お薬の吸収が低下してしまう恐れがあります。

性行為を行う予定がある場合には、あっさりとした食事を選び、腹八分の量を心がけるようにしましょう。

また、即効性を期待する場合や、最大限の効果を発揮させたい場合には、空腹時の服用が推奨されています。

レビトラが効かない場合

レビトラはバイアグラの改良版ともいえるお薬であり、高い効果が認められています。

しかし、EDの中には、レビトラを含むED治療薬そのものが効かないという症例もあるので、服用に際しては注意が必要です。

服用を続けても効果があらわれないだけでなく、副作用が出てしまったり、EDが悪化してしまうおそれもあります。

レビトラが効かないと感じた場合には、むやみやたらに服用を続けるのではなく、無効例でないか判断することが重要です。

レビトラが効かない具体的としては、神経障害や精神的な理由、血管機能の低下、他の薬剤の影響などが考えられます。

また、食事の影響を受けにくい構造を持っていますが、食事の種類によっては、食後すぐに服用することで効果が低下することもあります。

食後すぐに服用した場合

レビトラはED治療薬のなかでも、食事の影響を受けにくいお薬です。

メーカーが公式に発表している資料でも、標準的な食事(総エネルギーに占める脂肪の割合が約30%)を摂った直後にレビトラ20mgを服用した場合において、薬の血中動態に大きな変化はあらわれなかったことが示されています。

しかし、食事の種類や量によっては、レビトラの有効成分の吸収に影響をおよぼしてしまうこともあります。

具体的には高脂肪食とよばれる、脂肪の割合が30%を超える食事や、満腹になるほどの大量の食事には注意が必要です。

効果があらわれないと感じた際には、空腹時の服用を試してみてください。

また、空腹時に服用することで最大限の効果が得られるので、さらなる効果を期待したい場合にも、空腹時の投与はおすすめです。

神経障害

勃起がおこるためには、視覚や触覚などを通して受けた性的刺激が脳に伝わり、陰茎に伝わらなくてはなりません。

これらの刺激は、すべて「神経」を介してやり取りがおこなわれるため、神経障害がおこっていると、勃起がうまくおこらないことがあります。

神経障害はさまざまな原因によってあらわれますが、中でも多いのは、糖尿病によっておこる「糖尿病性神経障害」です。

糖尿病性神経障害は、血液中の糖の濃度が高くなることで「ソルビトール」とよばれる物質が神経内に蓄積して、神経に変性をきたします。

そのほかには、事故などによる外傷が原因となって、神経障害を引き起こすこともあります。

これらによって引き起こされる神経障害性EDでは、レビトラなどのED治療薬の効果がうまくあらわれないこともあるので、注意が必要です。

軽度であればED治療薬で効果があらわれることも多いですが、重度のEDにおいては、原疾患の治療を優先するようにしましょう。

精神的な理由

EDの原因の一つとして、「心因性ED」というものがあります。

これは、身体の機能や構造そのものには問題がないものの、心理的・精神的な要因がEDを引き起こすことをあらわしています。

うつ病や心身症といった精神疾患だけでなく、職場のストレスや人間関係、家庭問題、過去のトラウマなど、原因はさまざまです。

正常な勃起がおこるためには、身体の機能に問題が無いだけでなく、精神的にも性行為にのぞめる状態でなくてはなりません。

性行為に対するトラウマや焦り、パートナーに対する不信感、緊張がある場合には、心因性EDを引き起こしてしまうのです。

レビトラなどのED治療薬は勃起を強く補助するので、心因性EDに対しても高い効果を発揮します。

しかし、心理的なトラウマが大きすぎる場合や、根本的な解決が見られない場合には、身体が性行為をしたいという状態に向かわないため、ED治療薬が効果を発揮しないこともあります。

血管機能の低下

EDの原因の一つとして、「器質性ED」というものがあります。

これは、身体に何らかの原因があることで、物理的に勃起がさまたげられるタイプのEDのことをあらわしています。

なかでも、勃起と血管機能の間には密接な関係があるので、血管機能の低下はEDのリスクファクターといえます。

血管機能の低下をおこす原因として多いものは、加齢による動脈硬化の発生や、糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病の進展です。

年をとると性機能がおとろえることは誰もが知るところですが、その理由の一つとなっているのは、これらの血管機能の低下です。

血管の弾力性が失われることによって、勃起に必要な血液を陰茎に送り込むことができなくなり、EDを引き起こすのです。

レビトラなどのED治療薬には、血管内皮の機能を改善するはたらきがあることも知られています。

しかし、動脈硬化があまりに進展している場合においては、期待した効果が発揮されないこともあるので、注意が必要です。

他の薬剤の影響

EDの原因の一つとして、「薬剤性ED」というものがあります。

抗うつ薬や精神安定剤、降圧剤、AGA治療薬などを服用している場合には、高い頻度でEDがあらわれることが知られています。

中でも、抗うつ薬として用いられる選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)は、脳内のセロトニン濃度を高めることではたらきますが、副作用として性機能障害や射精障害がおこることがわかっています。

また、プロペシアフィンペシアなどのAGA治療薬は、男性ホルモンに対して影響をおよぼすため、性機能障害をおこす可能性が示唆されています。

これらの薬剤性EDの場合においても、レビトラなどのED治療薬を服用することで陰茎の血流を増やし、勃起力を高める効果が期待できます。

しかし、併用薬の変更や中止を行わない限りは、EDを引き起こす要因を排除することはできないので、期待した効果があらわれない場合もあります。

レビトラの飲み方

レビトラは、ED治療薬のなかでも効果が高く、即効性にも優れるお薬です。

食事の影響を受けにくいことも知られているので、食事の摂り方に気を付ければ、食後に服用することも可能です。

しかし、正しい飲み方をしなければ、期待した効果を得ることはできません。

ここでは、レビトラの飲み方について、おすすめの方法を解説していきます。

効果的な飲み方やタイミング、間隔、食後に服用する場合の注意点、精神安定剤の活用について、みていきましょう。

効果的な飲み方、タイミング、間隔

レビトラの飲み方は、どのようにすればよいのでしょうか。

レビトラの添付文書によると、レビトラ10mgを1日1回、性行為の約1時間前に服用するように指示されています。

実際には20分程度で効果があらわれるといわれていますが、血中濃度のピークは1~2時間であることがわかっているので、なるべく1時間前に服用することがおすすめです。

お水などの飲料と一緒に服用してください。

お酒は少量であればリラックス効果を高めることもありますが、大量に飲みすぎると効果が半減するだけでなく、副作用にもつながります。

服用する間隔は、1日1回の使用にとどめなくてはならないため、24時間以上あけるようにしてください。

効果は10mgで服用後4~5時間、20mgで服用後8~10時間持続するといわれているので、長時間にわたり効果を発揮させたい場合には、高用量投与を検討してください。

食事の種類によっては、食後に服用することも可能ですが、最大限の効果を発揮させたい場合には、空腹時の投与がおすすめです。

空腹時とは、食事の30分以上前、食後2時間以上経過した後のことをあらわしています。

食事と性行為の時間が大きく離れていない場合には、食事の30分前に服用するようにしましょう。

食後に飲む場合の注意点

レビトラはED治療薬のなかでも、食事の影響を受けにくいことが知られているので、食後に投与することもできるお薬です。

しかし、食事の種類や摂り方によっては効果に影響をおよぼす場合もあるので、注意が必要です。

食後に飲む場合の注意点には、どのようなものがあるのでしょうか。

レビトラを製造販売するメーカーの資料によると、標準的な食事であれば、お薬の血中動態に大きな変化はみられないことがわかっています。

ここでの「標準的な食事」とは、総エネルギーに占める脂肪の割合が約30%と定義されています。

食後にレビトラを服用しなければならない場合には、脂肪の割合が高い「高脂肪食」は避けるようにしましょう。

脂肪の割合が高いというのは、いわゆる「脂っこい食事」のこと。焼肉や唐揚げ、フライドポテトなどの揚げ物はもちろん、チーズバーガーやピザなどのジャンクフードにも、注意が必要です。

また、食事におけるもう一つの注意点として、食事の量が多すぎることも、吸収を悪化させてしまう可能性があります。

レビトラを服用する際には、満腹になるまで食事を摂るのではなく、適量にとどめることがおすすめです。

精神安定剤の活用

EDの中には、身体の機能や構造そのものには問題がないものの、心理的・精神的な要因が引き金となっておこる、「心因性ED」と呼ばれるタイプのものがあります。

レビトラはED治療薬として有効性の高いお薬ですが、このような心因性EDに対しては、効果があらわれにくいこともあります。

そのような場合には、精神安定剤を併用することで、相乗効果をもたらすことが期待されます。

心因性EDは、うつ病や心身症といった精神疾患だけでなく、人間関係のストレスや職場・家庭の問題、過去のトラウマなどが原因となることもあります。

精神的に不安定な状態では、性行為を行いたいという気持ちにいたることはなく、性欲減退によってEDを発症してしまいます。

レビトラなどに代表されるPDE-5阻害薬は、陰茎の血流量を増やすことで勃起を強力にサポートしますが、催淫剤のように性欲を高めるはたらきはありません。

そんなときには、レビトラに加えて精神安定剤を併用することで、不安を解消させて精神的安定を取り戻し、EDを改善するはたらきが期待されます。

精神安定剤について

心理的・精神的な要因によっておこる「心因性ED」は、レビトラなどのPDE-5阻害薬に加えて、精神安定剤を併用することが推奨されています。

このとき用いられる精神安定剤としては、抗不安薬(マイナートランキライザー)とよばれる種類のお薬が汎用されています。

現在用いられている抗不安薬は、ベンゾジアゼピン(BZD)受容体作動薬とよばれるものがほとんどです。

大脳辺縁系の神経活動をおさえることで、不安な気持ちを取り除き、心因性EDの治療効果を発揮します。

基本的には、短時間作用型の抗不安薬である、リーゼ(クロチアゼパム)やデパス(エチゾラム)が処方されます。

服用してから効果があらわれるまでに、1~3時間程度が必要となるため、性行為の1~3時間前を目安に服用するようにしましょう。

慢性的に抗不安薬が必要である症例においては、長時間作用型の抗不安薬の方が適している場合もあるので、医師の診察を受けることをおすすめします。

過度の連用によって薬物依存を生じることもあるので、抗不安薬の漫然使用は、避けるようにしてください。

レビトラやバイアグラなどのED治療薬と併用することも可能ですが、他に併用薬がある場合には、専門家の判断を仰ぐようにしてください。

抗コリン作用や筋弛緩作用を有しているお薬や、抗精神病薬を服用している方、緑内障の方、眼圧の高い方、重症筋無力症の方は、原則として抗不安薬は服用できません。

抗不安薬の副作用として、眠気や注意力の低下、反射運動能力の低下が起こる可能性があるので、高所作業や自動車などの危険を伴う機械の操作は控えるようにしてください

レビトラを飲む場合の注意点

以下の方はレビトラを服用する際注意してください。

  • ペニスに損傷が起きている方が該当しており、ぺニスが折れて曲がっていたり、ペニスの皮膚が硬い感じになる繊維化、ペニスにしこりができるペロニー病になります。これらの方は性行為が難しく、レビトラ服用後、性行為中に痛くなる可能性があります。
  • 鎌状赤血球性貧血や多発性骨髄腫、白血病などの方は持続性勃起症になるおそれがあります。
  • レバチオ・バイアグラ(シルデナフィル)、アドシルカ・ザルティア・シアリス(タダラフィル)の有効成分を含有したホスホジエステラーゼ-Ⅴを阻害するお薬、または他の勃起不全治療薬を服用中の方は、併用の使用経験がありません。そのため、医師の許可なく併用しないようにしてください。
  • 血が止まらなくなったりする出血性疾患や胃腸の炎症や出血がみられる消化性潰瘍のある方は、併用の安全が保証されれていません。一酸化窒素(NO)供与剤の血小板凝集作用が強まることが報告されています。
  • シトクロムP450 3A4を阻害する薬剤を服用中の方は、レビトラを使用する5mgを超えないようにしてください。エリスロシン(成分名エリスロマイシン)、クラリス・クラリシッド(成分名クラリスロマイシン)などのマクロライド系抗生物質やカソデックス(ビカルタミド)が該当します。該当するお薬は他にもあるので、気になる方は医師または薬剤師に相談してください。
  • 65歳以上の高齢者(臨床試験で健康な18〜45歳と66〜78歳の男性を比較したところ、後者の方がお薬の血中濃度(AUC・Cmax)約1.3〜1.5倍と高かった報告がありました)
  • 中程度の肝障害のある方は、低用量の5mgから使用するようにしてください(レビトラの血中濃度が上昇することが認められています)。
  • α遮断薬を使用中の方は、併用すると血圧が低下することがあります(症候性低血圧)。血圧効果の治療が安定している状態を確認した上で、低用量の5mgから使用するようにしてください。また、併用する際は、α遮断薬との使用感覚を考慮するよう医師に相談してください。これらに該当するようなお薬は、エブランチル(成分名ウラピジル)、ハイトラシン・バソメット(成分名テラゾシン)、カルデナリン(成分名ドキサゾシン)、デタントール((成分名ブナゾシン)、ミニプレス(成分名プラゾシン)、ハルナール(成分名タムスロシン)、フリバス(成分名ナフトピジル)、ユリーフ(成分名シロドシン)

お酒と一緒に飲む場合

お酒を飲んだ時にレビトラを服用するのは、少量でしたら問題ありません。

以下の臨床試験で報告されています。ただし、お酒に含まれているアルコールは血管を拡張させる作用があります。

そのため、人によって血圧が急降下するおそれがあるので注意が必要です。

  • アルコールとの相互作用(海外データ)
    健康成人男性12人にバルデナフィル20mgをエタノール(0.5g/kg/体重)とともに服用した際の薬物動態および血圧、心拍数の変化をクロスオーバー方により検討したところ、併用による本剤及びエタノールの薬物動態学パラメータにおける変動は見られなかった。
  • エタノール投与群とエタノール非投与群(=バルで名フィル単独投与群)の間には、投与後4時間以内に最大心拍数の有意な増加が認めれられたが、バルデナフィル投与群とバルデナフィル非投与群(=エタノール単独投与群)の間には有意な差は認められず、エタノールによる心拍数の増加が示唆された。収縮期血圧及び拡張期血圧の最大降圧に各群間で有意差は認められなかった。( 参考資料|レビトラ インタビューフォーム)

性的刺激なしでは勃起しない

レビトラなどのED治療薬は、性欲が増強したり感じやすくなったりするお薬ではありません。

性的な刺激を受けることによって勃起が達成されます。レビトラを服用することで、勝手に勃起するわけではありませんので安心してください。  

性的刺激による勃起のメカニズムは、性的刺激を受けることで、通常脳から「勃起するように」という指令が送られます。

この指令が陰茎(ペニス)に伝達されると、ペニスの陰茎海綿体と呼ばれる動脈血管の部分が広がり血流が良くなります。

血流量が良くなると勃起が達成されます。この一連の流れによって勃起します。

しかしEDの場合、ペニスの陰茎海綿体の動脈部分が拡張されないため、十分に血流が流れることができずに勃起が達成されない、もしくは勃起できないという症状が現れたりします。

よって、性的刺激を受けると脳からの刺激でペニスへの血流量が増加して膨らみ始めます。

レビトラの添付文書やインタビューフォームにも記載されています。

  • “本剤は催淫剤又は性欲増強剤ではない”
  • “本剤は催淫剤又は性欲増強剤ではなく、効果を発揮するためには性的刺激が必要であることから設定した”

EDでない方の服用

EDを発症してる方がレビトラを服用する他に、たまにEDの症状が現れる方でも服用することができます。

レビトラは、完全なEDの方だけでなく、ペニスの中折れなど軽いEDや中程度のEDの症状が現れている方も使用できます。  

軽いEDや中程度のEDは「性交渉中に勃起が継続せず中折れしてしまう」「勃起に必要な力が弱くなった」「性交渉が終わった後も、再び勃起できないので連続して行うことができない」「勃起に時間を要する」などの状況でも使用できます。  

また、精神的に勃起できなくなる理由の一つに性交渉時の緊張で起こることがあります。

そのような時に前もってレビトラを服用することで、精神的な不安を取り除くこともできます。

良い状態で性交渉を行うのが自分や相手にとって負担にならないと思います。

該当する方は、低い量から服用しても特に問題ありません。ただし、健康な状態で服用すると陰茎(ペニス)に障害が起こる可能性があります。

不用意なレビトラの服用はせず、必要時に使用してください。  

※過去にレビトラや他のED治療薬を使用して副作用が現れた方、飲み合わせがよくない他のお薬を服用している方(併用禁忌)、過去に病気をしたりしてレビトラを服用できない方(禁忌)は、飲むことはできません。必ず使用前に該当しないか確認してください。

女性のレビトラ服用

現段階では、女性に対してレビトラを使用したデータがなく、効果や安全性が実証されていません。

そのため、女性は使用しないようにしてください。レビトラの添付文書でも、女性に対しての適応は無いとの記載があります。

“妊婦,産婦,授乳婦等への投与:女性に対する適応はない”(レビトラ添付文書より)

バイアグラの場合ですが「効果があった」などの口コミなどあります。

しかし、臨床データの信憑性が低いため、リスクを考える必要がある状態にあります。

現段階で、女性は服用しないようにしてください。 妊娠中の場合(類似薬バイアグラによる)  

妊娠中の方にバイアグラを服用した臨床試験がオランダで行われましたが、新生児11人が死亡、早産で生まれた他の新生児の肺病発症を受けたため中断されました。

胎児の発育遅れの有効性と安全性を検証するため、胎盤の成長がよくなかった女性にバイアグラを使用しました。

そのバイアグラによる血流の増加が、却って新生児の肺に影響を与えてしまったと考えられています。

参考資料|レビトラ 添付文書
m3.com 臨床ダイジェスト|
妊婦にバイアグラ投与する臨床試験

レビトラの連続服用

レビトラを1回使用した場合、約3〜5時間効果が持続します。ただ、連続して使用する際は、必ず24時間以上間隔を空けるようにしてください。

1日に1回までの使用になります。  

レビトラの効果持続時間は、10mgで約3時間(t1/2 = 3.19時間)、20mgで約4時間(t1/2 = 3.98時間)になっています。

レビトラは用量が増加するにしたがって作用も過剰になります(バルデナフィル10mgのAUCが20.94μg・h/L、Cmaxが10.05μg/L、バルデナフィル20mgのAUCが44.14μg・h/L、Cmaxが18.35μg/Lでした)。

1日以内に連続して服用すると副作用が現れやすくなりますので、用法は厳守してください。

1日1回で連続服用した場合、初回の使用と比べて作用が蓄積しないデータが報告されています。

反復投与のデータ(外国人) 健康成人男子43人に、バルデナフィルを1日1回14日間または1日おきで服用した場合、初回投与後とほぼ同様でした。反復投与による蓄積性は認められませんでした。

グレープフルーツで飲まない

レビトラとグレープフルーツジュースの関係は添付文書など特に記載されていません。

ただ、レビトラをグレープフルーツジュースで飲むと、作用が過剰に現れる可能性があります。

類似薬のシアリスは一緒に飲むことで作用が過剰に現れる可能性があるため、併用注意になっています。

理由としてグレープフルーツは、小腸の薬物代謝酵素CYP3A4を阻害します。

レビトラはCYP3A4により代謝されるため、代謝されずに薬の血中濃度が上昇して、その結果作用が過剰になるもしれないからです。  

そのため、レビトラも同様なことが起こる可能性があるので注意してください。

もし、グレープフルーツジュースを飲んだ場合は、最低でも4日間隔を空けましたらレビトラを使用することができます。

レビトラの副作用

レビトラの主な副作用に、頭痛・鼻づまり・ほてり・動悸があります。

また、眩暈や消化不良もあります。他にも稀な副作用がありますので、以下に記載します。  

国内での臨床試験でバルデナフィル5mg,10mg,20mgを使用した913例において257例(41.40%)に副作用が報告されました。

主な副作用に、ほてりが143例(15.66%)、頭の痛みが51例(5.59%)、鼻づまりが27例(2.96%)、動悸27例(5.59%)等でした。  

海外の臨床試験でバルデナフィル5mg,10mg,20mgを使用した7,080例において、2,206例(31.16%)に副作用が報告されました。

主な副作用に、頭の痛みが871例(12.30%)、ほてりが749例(10.58%)、鼻づまりが313例(4.42%)、消化不良230例(3.25%)および眩暈125例(1.77%)等でした。  

市販後の使用成績調査(承認を受けた後)3,118例において、78例(2.5%)に副作用が報告されました。

主な副作用として、ほてり39件(1.25%)、頭の痛み14件(0.45%)、動悸12件(0.38%)、鼻づまり9件(0.29%)等でした。  

その他の副作用に、高血圧、動悸、脈が速くなる(頻脈)、不眠症、異常感覚、眠気、眩暈、肝機能検査異常、γ-GTP上昇、呼吸困難、副鼻腔うっ血、鼻出血、背部痛、筋肉痛、掻痒感、発汗、紅斑、吐き気、嘔吐、お腹の痛み、下痢、口の中が乾燥する、胃炎資格異常、霧視、彩視症、結膜炎、眼痛、羞明、耳鳴り、涙が流れる、無力症、胸の痛み、灼熱感、CK(CPK)上昇、異常感、勃起増強による痛みが0.1%〜1%未満の頻度で起こる可能性があります。  頻度不明には、心筋梗塞、起立性低血圧、狭心症、緑内障があります。

ただし頻度不明なので、ごく稀に現れる症状があります。 他にも稀な副作用もありますので、気になる方は各添付文書をご覧ください。

レビトラで頭痛が出る原因

レビトラを使用することで作用が過剰になった場合、副作用の頭痛を発症するかもしれません。

ただし、この副作用はED治療薬において起こる副作用であり、レビトラのみに起こる症状ではありません。

原因としては、ペニス以外の血管も拡張され、脳の血管も広がるからです。よって、脳血管の拡張により、頭痛を引き起こすことがあります。

そもそもED治療薬の作用機序は、ホスホジエステラーゼ-Ⅴを選択的に阻害してペニスへの血流量を増加させます。

しかし、あくまでも選択的に作用するお薬なので、100%ホスホジエステラーゼ-Ⅴの酵素を阻害するわけではありません。

他のホスホジエステラーゼの酵素も阻害します。下記に選択性を示したレビトラの臨床試験データが報告されています。

“バルデナフィルはホスホジエステラーゼ-Ⅴを選択的に阻害し,その作用は他のホスホジエステラーゼに対する作用より10〜1000倍強い. IC50値:PDE-Ⅴ:0.89nM,PFE-Ⅰ:121nM,PDE-Ⅵ:11〜157nM,PDE-Ⅺ:308nM, PDE-Ⅱ,PDE-Ⅲ,PDE-Ⅳ,PDE-Ⅶ,PDE-Ⅷ,PDE-ⅨおよびPDE-Ⅹに対するIC50値:≧1000nM”  

日本で約5%の方に頭痛の服用が報告されています。

下記にレビトラの臨床試験による頭痛の副作用を発症した結果を掲載しております。

頭痛の副作用を発症する頻度は、“国内の臨床試験で5.59%、外国の臨床試験で12.30%、販売後の使用成績調査で5.59%”でした。  

レビトラ服用後に頭痛が起きている時、レビトラの作用が過剰になっている可能性があります。

性交渉は一時中断して安静にしてください。続けて性交渉を行うと、めまいやふらつきなども併発する恐れがありますので注意してください。

次回使用する際は、レビトラを減量してください。

日本の添付文書による情報では、通常10〜20mg使用します。

しかし、頭痛が現れる場合は、症状の程度によって使用量を半分の量に減量してください。

服用後、時間が経過することでレビトラの作用も弱まり症状は治りますが、症状が改善しない場合は、医師または薬剤師に相談してください。

頭痛でロキソニンの併用

レビトラなどのED治療薬による頭痛は、主に血管を拡張することで脳の血管も広がり引き起こされます。

その際、レビトラの1回使用量を減らしてください。

ただし、最小限まで減量しても頭痛がする場合は、レビトラが効きやすいまたは別の原因が考えられます。

薬の副作用以外の可能性があるため病院へ行くようにしてください。  

レビトラを服用してから頭が痛くなったときは、まず安静にしてください。

絶対に無理に性交渉はしないでください。頭痛が悪化するおそれがあります。

頭痛が生じているとき、血管が拡張されているので低血圧になっている可能性もあります。

めまいやふらつきの症状が現れているかもしれないので、起き上がらずに横になるようにしてください。  

頭の痛みが続く時、ロキソニンなど市販の痛み止めや頭痛薬を服用しても問題ありません。

頭痛薬や痛み止めのお薬は、あくまでも対症療法になります。頭痛・めまい・ふらつきが改善しない場合は病院やクリニックで医師の診察を受けるようにしてください。

レビトラの心臓への負担

レビトラを服用することで、ある程度の心臓への負担はかかる可能性は否定できません。

心臓や血管に病気のある方は、使用する前に医師の確認が必要です。  

健康の方は、特に問題ありませんが、高齢の方や普段運動しない方は、性行為によって心臓に負担がかかります。

レビトラを使用することで、今までEDであった状態から勃起が達成されます。

そうしますと、性交渉時にいつも以上に身体を動かすようになると思います。

その時、心臓にかなりの負荷がかかるので、特にご年配の方は注意が必要です。  

主な対処方法は、日頃から身体を動かすことです。特に運動が健康にも心臓への負担にも良いとされています。

定期的な運動を行い普段から心臓にある程度の負荷をかけておくことがまず大事です。

そうすることで、性交渉時に心臓への負荷は軽減されます。

レビトラの心血管系の副作用について

  • 市販後の使用成績調査にて、ほてり(血管の拡張などが原因)が1.25%、動悸(心悸亢進)が0.38%報告されています。
  • 国内の臨床試験にて、ほてり(血管の拡張などが原因)が15.66%、心悸亢進が2.96%報告されています。
  • 海外の臨床試験にて、ほてり(血管の拡張などが原因)が10.58%が報告されています。
  • 国内外の臨床試験および使用成績調査の結果、ほてりが1〜10%未満、胸の痛み・頻脈・心悸亢進・高血圧が0.1〜1%未満、低血圧・顔面浮腫・心筋虚血、失神が0.01〜0.1%未満、心筋梗塞・起立性低血圧・狭心症が頻度不明と報告されています

心筋梗塞、狭心症にかかったことがある場合

過去に狭心症や心筋梗塞にかかったことのある場合は、使用する前に医師に相談してください。

理由として、性行為によって心拍数や血圧に影響を与えるため心臓に負担がかかります。

心臓に負担がかかっている状態でレビトラを服用すると、不整脈や狭心症・心筋梗塞などを発症または再発する恐れがあります。

ただ、この因果関係は現在のところ解明されておりません。

レビトラを使用する前に心血管系障害にかかっているかどうかを日本では確認する必要があります。医師の許可を得た場合のみ使用可能です。   

また、これらの症状でニトログリセリンを服用している方は併用禁忌のお薬に該当します。

レビトラを服用することはできませんので、もし使用したい方は必ず医師に相談してみてください。    

海外のデータ  
レビトラの服用で性行為中または性行為の後に心原性突然死、心筋梗塞、心室性不整脈、脳出血、一過性脳虚血発作と高血圧などの重篤な心血管系障害を発症しました。

しかしこれらを発症した方々は、そもそも心血管系の危険因子を有しておりました。

そのため、レビトラと性交渉と患者が既に持っているリスクファクターの3点は、これらの因果関係を確定することができないという報告があります。

レビトラを飲めない方

下記に記載している方はレビトラを飲むことができません。

該当する方は病院で医師の判断になりますので、必ず医師に伝えるようにしてください。

(1)過去にレビトラの有効成分バルデナフィルに対してアレルギーなどの過敏症が現れた方は使用できません。

(2)硝酸剤、一酸化窒素(NO)供与剤を服用している方は使用できません。

該当するお薬は、ニトログリセリン・バソレーター・ミオコール・ミリステープ・ニトロダームTTS・ミニトロテープ・メディトランステープ(ニトログリセリン)、ニトロール・フランドル・(硝酸イソソルビド)、アイトロール(一硝酸イソソルビド)、シグマート(ニコランジル)等になります。

併用することによって過度に血圧が下がる恐れがあるからです。

また、海外でレビトラとニトログリセリンの舌下錠を併用による相互作用を検討した臨床試験において、重篤な低血圧が2例現われたの報告があります。

(3)心血管系障害があり、性行為をすること自体が適当ではないと判断される方は使用できません。

(4)先天性QT延長患者(QT延長症候群)、クラスⅠA群のアミサリン(プロカインアミド)、リスモダン(ジソピラミド)、リスモダンR(リン酸ジソピラミド)、硫酸キニジン(キニジン)、シノベール(シベンゾリン)、ピメノール(ピルメノール)またはクラスⅢ群のアンカロン(アミオダロン)、ソタコール(ソタロール)、シンビット(ニフェカラント)の抗不整脈薬を服用中の方は使用できません。

“先天性のQT延長を有する患者(QT延長症候群),あるいはQT延長が報告されているクラスIA(キニジン,プロカインアミド等)又はクラスⅢ(アミオダロン,ソタロール等)の抗不整脈薬を投与中の患者では本剤服用後にQT延長が増強されるおそれがある”

(5)脳梗塞・脳出血・心筋梗塞の既往歴が6カ月以内にある方は、安全性が検討されていないため使用できません。

(6)重度の肝障害のある方

(7)血液透析が必要な腎障害、低血圧(90mmHg未満)または未治療の高血圧(170/100mmHg以上)、不安定狭心症のある方

(8)CYP3A4を阻害する薬剤は服用することができません。

ノービア(リトナビル)、クリキシバン(インジナビル)、アタザナビル(レイアタッツ)、インビラーゼ(サキナビル)、レクシヴァ(ホスアンプレナビル)、カトレア(ロピナビル・リトナビル)、ヴィキラックス(オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビル)、プリジスタ(ダルナビル)、テラビック(テラプレビル=販売中止)、ケトコナゾール(=外用剤を除く)、イトリゾール(イトラコナゾール)、コビシスタット含有製剤のスタリビルド(エルビテグラビル、ゲンボイヤ、プレジコビックス)を服用中の方が該当します(併用禁忌の項に詳細を記載しています)。

(9)アデムパス(リオシグアト)を服用中の方は血圧の低下が起こるので、レビトラを使用することはできません。

(10)網膜色素変性症の方(ホスホジエステラーゼの遺伝的障害をもつ症例が少数認められる)

レビトラと併用できない、または注意するお薬

レビトラと一緒に飲んではいけないお薬があります。

(1)ニトログリセリン・バソレーター・ミオコール・ミリステープ・ニトロダームTTS・ミニトロテープ・メディトランステープ(ニトログリセリン)、ニトロール・フランドル(硝酸イソソルビド)、アイトロール(一硝酸イソソルビド)、シグマート(ニコランジル)等の硝酸剤、一酸化窒素(NO)供与剤を服用している方。

(2)アミサリン(プロカインアミド)、リスモダン(ジソピラミド)、リスモダンR(リン酸ジソピラミド)、硫酸キニジン(キニジン)、シノベール(シベンゾリン)、ピメノール(ピルメノール)、アンカロン(アミオダロン)、ソタコール(ソタロール)、シンビット(ニフェカラント)の抗不整脈薬を服用中の方 以下のお薬は、バリフとの併用により、バリフの作用が過剰になります。血圧が低下するなど危険な状態になる可能性があるので服用しないでください。

(3)ノービア(リトナビル)、クリキシバン(インジナビル)、アタザナビル(レイアタッツ)、インビラーゼ(サキナビル)、レクシヴァ(ホスアンプレナビル)、カトレア(ロピナビル・リトナビル)、ヴィキラックス(オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビル)、プリジスタ(ダルナビル)、テラビック(テラプレビル=販売中止)、ケトコナゾール(=外用剤を除く)、イトリゾール(イトラコナゾール)、コビシスタット含有製剤のスタリビルド(エルビテグラビル、ゲンボイヤ、プレジコビックス)を服用中の方

(4)アデムパス(リオシグアト)を服用中の方は血圧の低下が起こるので、レビトラを使用することはできません。

併用注意  

レビトラの代謝は主に肝臓CYP3A4という酵素でおこなわれます。そのため、併用に注意しなけれなばらないお薬があります。

  • CYP3A4を阻害する薬剤のマクロライド系の抗生物質(エリスロマイシン・クラリスロマイシン等)、ビカルタミド:レビトラの作用が過剰に現れる可能性があります。
    “健康成人男子12例に対し,エリスロマイシン500mgを1日3回反復投与時にバルデナフィル5mgを空腹時単回投与した場合,バルデナフィルのAUC及びCmaxが単回投与時と比較してそれぞれ4倍及び3倍に増加した”という報告があります。
  • CYP3A4を誘導する薬剤(リファンピシン等):レビトラの作用が減弱するおそれがあります。
  • カルペリチド:降圧作用が増強する恐れがあります。
  • バソメット(成分名:テラゾシン)・ハルナール(成分名:タムスロシン)等のα遮断薬を服用している方:海外の臨床試験で、血圧が低下した例がありました。

    “中高年健康成人男子30例に対し,テラゾシン10mg1日1回(国内で承認されている1日最高用量は8mg)反復投与時の定常状態において,バルデナフィル10mg,20mg及びプラセボをテラゾシンと同時に投与した場合,プラセボを投与した時に比べて,立位の収縮期血圧で最大14〜23mmHg,拡張期血圧で最大9mmHg低下した。”
    また、バルデナフィル服用の6時間後にテラゾシン、テラゾシン服用の6時間後にバルデナフィルを服用した際でも血圧が低下した報告があります。

レビトラの精子・胎児への影響

現段階の医学研究では、レビトラの使用によって男性精子や受精後の胎児への影響を示した製薬会社の報告はありません。

安心して使用することができます。それよりも嗜好品が原因で不妊や流産するリスクがあります。

原因には喫煙・飲酒・ストレスなどあります。ストレスは十分な精子の量が作れなくなることが報告されています。

特に喫煙は、精子の質や量が低下しします。

又、タバコの煙精子のゲノムやエピゲノムの両方に影響を与えてしまい、子孫の発生に影響を及ぼすことが報告されています

。そのため、まずはこれらの因子を取り除くことが重要です。

臨床データ(海外) 健康成人男子15人にバルデナフィル20mgを1回服用して、1.5時間後に採取した精子の未変化体濃度は、服用量の0.000188%でした。

又、精子の運動能への影響は認められませんでした。

レビトラの治療で降圧剤と併用

 レビトラは血管を広げる作用があり、一部の高血圧治療薬と併用することで血圧が下がり過ぎてしまうことがります。

そのため、併用するのに注意が必要な高血圧のお薬がいくつかあるので、下記に記載します。  

現在レビトラと併用するのに注意しなけれはならないお薬は「バソメット(成分名:テラゾシン)」「カルデナリン(成分名:ドキサゾシン)」「ミニプレス(成分名:プラゾシン)等」になります。

これらはα受容体を遮断する作用のある高血圧治療薬であり、血管を緩ませることで血圧を下げる効果があります。

ただ、レビトラとの間接的な相乗作用によって血圧が下がり過ぎてしまい、低血圧になるリスクがあります。

α受容体遮断薬は、併用禁忌ではありませんが併用注意になります。該当する場合は、使用する前に医師に相談してください。  

他の高血圧薬は併用に注意する記載がありませんが、血圧が低下するおそれがあります。

もし、ふらつきが生じた場合は、服用を中止して横になり安静にしてください。

時間が経過しても症状が改善しない場合、医師の診察を受けるようにしてください。

レビトラの偽造薬

近年ED治療薬は、偽造品いわゆる「ニセモノ」の製品が多く出回ってます。

本物の製品とものすごく似ており、直接比較しないとわからないほどです。

偽造品は環境衛生面でも問題があり、有効成分量にばらつきがあったり、異物混入の可能性もあります。

よって、作用の過剰発現や効果なしなど本来の効果を得られない可能性があります。

特に心配なのが、環境衛生が整っていない薬剤で感染症になるリスクもあり大変危険です。  

しかし、こうした偽造品を個人で見分けるのには限界があります。

偽造品を誤って購入しないためにも、信頼できる個人輸入代行業者で取引することが重要です。

取引年数の長い業者ほど信頼性が高くなります。

その際、実際に使用した方々のレビューを見ることで、より一層信頼できるかと思いますので、安心できる個人輸入代行業者で取引することをおすすめします。

「EDケアサポート 偽造品の実態」によると、ネットに流通するバイアグラレビトラシアリスの3種の55.4%(うち日本が43.6%、タイが67.8%)が偽造品であることが判明しました。

調査総数184サンプルのうち偽造品が102サンプルと半数を超えています。

参考資料|日本新薬株式会社 EDケアサポート 偽造品の実態