勃起力・持続力・回復力の低下はEDで改善できます!

EDの原因・ED治療薬を解説

ED(勃起不全)とは

ED(勃起不全)の症状

EDとは、「ペニスが勃起しない」症状だけではなく「満足できるセックスができる硬さまで勃起しない」「勃起するまで時間がかかる」などの症状も含みます。

したがって、次のような場合もEDに該当します。

  • セックスの途中でペニスが柔らかくなる、いわゆる「中折れ」
  • セックスのあいだ勃起は持続するが、硬さが充分でない
  • マスターベーションはできるが、セックスでは充分勃起しない
  • 何とか勃起するが、時間がかかるし、萎えると勃起するまで一苦労だ
  • 一応勃起するし、セックスできるが勃起力は落ちて不満だ

もちろん、男性なら誰でもたまにこういうことはありますが、たびたびこういう症状が出て、精神的な苦痛を感じる、セックスに対して消極的になる、などの場合はEDと見なされます。

日本でバイアグラの承認が審議されていた1998年に当時の厚生省がおこなった調査では、「ときどき性交ができない」というケースを含めると、40代が約15%、 50代が約30%、60代が約50%という結果がでました。

この予想外に大きい数字も影響して、バイアグラは異例のスピードで翌年の1999年に日本での発売が承認されました。

中折れしがちなのは「仕事で疲れているため」とか、「セックスがマンネリだから」と考えられがちですが、EDの初期症状であることが少なくありません。

セックスレスが女性の悩みの上位にあげられていますが、このような初期のED症状からセックスレスになっているケースは非常に多いと考えられます。

EDは放置すると重症化するので、パートナーのためにも早めに自覚して、対処することが必要です。

EDの原因

ED(勃起不全)の原因

「勃起のメカニズム」でお話したように、勃起は脳(神経)と血管の共同作業です。どちらに不具合があっても、じゅうぶんな勃起は得られません。

勃起不全の原因はふつう、「心因的な原因」と「器質的な原因」に分けて説明されます。

心因的な要因とは、脳の精神活動に関係する原因です。ストレス、子どもの頃の性的虐待などのトラウマ、慣れない相手とのセックスによる緊張などがEDの心因的な要因になります。

器質的な要因とは、言いかえると身体的な原因です。手術や事故による神経の損傷、動脈硬化による血管機能の低下などがEDの原因になります。

年齢とともにEDの人が増えるおもな理由は、加齢によって動脈硬化が進むことと、男性ホルモンのテストステロンの分泌か減ることです。

ただし、動脈硬化の進みぐあい(いわゆる血管年齢)は個人差が大きく、必ずしも年齢だけからは判断できません。

男性ホルモンの分泌量も、年齢よりは「気持ちの若さ」に左右される部分が大きいので、いちがいに年齢とともに低下するとは言えません。

EDに関係のある病気では糖尿病がもっとも有名です。高血糖値は血管にダメージを与えて動脈硬化を早めるほか、末梢神経にもダメージを与えます。

糖尿病の他に。高血圧、脂質異常、内臓脂肪型肥満などの生活習慣病も、動脈硬化を早めるのでEDの原因になります。

EDの原因はいちおうこのように分類されますが、実際はこれらの要因がいくつか重なって症状が出ることがほとんどです。

とくに初期から中程度のEDでは、たとえばストレスと初期の動脈硬化や男性ホルモンの不足が重なって、などのケースが多くあります。

勃起のプロセス

勃起のプロセス

朝の生理的な勃起(朝立ち)を別にすると、勃起のプロセスは脳が性的に興奮することからスタートします。(脳が性的に興奮しても勃起しないのがEDです)

脳の興奮は神経を通じてペニスの動脈に伝えられて「陰茎動脈の拡張」が生じ、ペニスのスポンジ組織(陰茎海綿体)に血液が流入し、充満します。

海綿体の外側には白膜という硬い膜があり、流入した血液を排出する静脈は海綿体と白膜の間で圧迫されて、血液はペニスに溜まる一方になります。

正常な状態では、性的興奮が大きいほどペニスに充満する血液も多くなり、硬く勃起します。

射精して性的興奮が収まると、勃起を終息させるPDE5という酵素がはたらいて、陰茎動脈が収縮してペニスは柔らかく、小さくなります。

ちなみに、朝立ちは朝に限らずにレム睡眠のときに起きる生理的な勃起です。人は睡眠中にノンレム睡眠とレム睡眠を約90分サイクルでくり返しますが、このレム睡眠のときにペニスが勃起します。

したがって、朝立ちだけでなく夜中に何回か「夜立ち」もしているわけです。

EDになると、この朝立ちや夜立ちも不充分になりますが、精神的なストレスなどが原因のEDでは睡眠中の生理的な勃起は正常に起きるケースもあります。

EDの原因(年齢)

加齢が原因のED

年齢とともに性欲や勃起能力がすこしずつ低下してくるのはたしかです。

50歳や60歳になると、16歳のときのように「膣」という漢字を見ただけで勃起するというようなことはありません。朝トイレをすましてもなかなか朝立ちがおさまらない、ということもなくなります。

しかし、年齢をストレートにEDの原因に結びつけることはできません。70歳、80歳でも子どもを作る男性もいます。

「加齢によるED」というのは、原因を十把ひとからげにした言い方です。

年齢とともにEDの原因になる動脈硬化は進みますが、「血管年齢」には個人差が大きく、生活習慣の改善で動脈硬化を遅らせることができます。

男性ホルモンも、平均値をとると年齢とともに下降していますが、競争心や闘争心、好奇心が大きい高齢者が若者や中年の男性よりも男性ホルモンの分泌が多いということはめずらしくありません。

男性たちの会話で「いやもう、最近はピクリともしないよ」などと話しているのは一種のポーズで、真に受けることはできません。

男性はいくつになっても女性が好きだし、セックスもしたいと思っています。

EDを歳のせいにすると対策は立てられなくなるので、「本来はまだまだ可能」ということを忘れずに、もっと具体的に原因を考える必要があります。

若い男性のED(若年性ED)

若年性ED

10代、20代の若い男性のEDが増えていると言います。

EDクリニックに来る10代や、時には父親同伴でバイアグラを買いに来る高校生もいるようです。

10代、20代など若い男性でもEDになるのは珍しくありませんし、若い男性の若年性EDも改善します。

10代や20代の男性のED(勃起不全)の原因の大部分は心因性EDです。

若い男性のEDを若年性EDと呼びますが、そういった男性は身体的な疾患やお薬の副作用でEDになる訳ではなく、精神的な要因で勃起不全になっていることが大半です。

若年性EDのエピソードを紹介します。

セックスの経験がなく初めの性行為でたたなかったらどうしようと不安が不安をよび、実際のセックスで勃起できずに苦い経験をしたと言う男性が多い様です。

そういったセックスの失敗体験が尾を引いて次も立たなかったらどうしようと不安が不安を読んでEDが改善しないのです。

この予期不安が原因で毎回のセックスで勃起しないED症状が若年性EDでは多いようです。

若年性EDの場合は身体的な疾患でないため、バイアグラ、レビトラシアリスなどED治療薬がとくに有効です。

ずっと使い続けるのではなく、少量を使用してセックスの成功体験がつくと、徐々にセックスへの自信につながり不安がなくなります。

そうなるとしめたもので、若い男性の場合はEDの不安が払拭されると難なくセックスができるようになります。

次に多いのがストレスやうつ病が原因で勃起力が低下する心因性EDです。今のストレス社会では非常に多いタイプのEDです。

仕事や人間関係で日々ストレスを受けることで自律神経が常に優勢になり、性欲や勃起が抑制されるのです。

日々のストレスに加えてセックスができないとなると更にストレスにつながりED症状は抜けません。

ストレスを溜めない工夫は必要ですが、同時にED治療薬で勃起を起こしてセックスを楽しむことも糸口となります。

男性はセックスや運動でテストステロン(男性ホルモン)の分泌が活発化して、メンタル的にプラスの影響があります。

若年性EDについてまとめると、まずはセックスの成功体験を増やして自信をつけてEDに対する不安を払拭する事が大切です。

EDの原因(生活習慣病)

生活習慣病でED

高血圧高血糖(糖尿病)脂質異常、肥満などの生活習慣病もEDの原因になります。もちろんこれは、器質的な要因によるEDに分類されます。

生活習慣病がEDの原因になるおもな理由は、それによって動脈硬化が早く進行するからです。

動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞などのリスクを高める病気として知られていますが、その前に多くの場合EDをひき起こします。

脳や心臓の太い血管にくらべて陰茎動脈は細いので、動脈硬化の影響が早く出るのです。脳梗塞や心筋梗塞を発症する人の約半数が、その2~3年前にEDを発症しています。

動脈硬化が進むと動脈の柔軟性が失われるだけでなく、さまざまな生理活性物質を分泌する血管内皮の機能が低下します。

とくに勃起に関係するのは、性的に興奮したときにペニスの血管から分泌されるNO(一酸化窒素)がうまく分泌されなくなることです。

NOは勃起のプロセスをスタートさせるキーになる物質なので、その分泌が不足するとじゅうぶんに勃起しなくなります。

高い血圧、高血糖、コレステロールや中性脂肪が過剰な脂質異常は、どれも血管内皮を傷つけることで動脈硬化が年齢よりも早く進行させます。「血管年齢」を高くしてしまうのです。

とくに糖尿病は血管だけでなく末梢神経にもダメージを与えるので、勃起に必要な血管と神経の作用の両方を阻害することになります。

生活習慣病の予防、つまり生活習慣の改善がEDの予防や改善にもつながることを忘れないようにしたいですね。

お酒の飲み過ぎや喫煙も生活習慣病を悪化させて、血管機能を低下させる原因になります。

また、生活習慣病ではありませんが、前立腺の肥大もEDの原因になります。

前立腺肥大は、40歳以上の男性に徐々に進行する症状で、前立腺が肥大するとペニス周囲の血管を圧迫して血流を阻害するので勃起に影響すると考えられています。

EDの原因(心因性)

心因性ED

身体はどこも悪くないのに勃起しない場合は、心因的な要因が勃起のじゃまをしていることがあります。

心因的なED(勃起不全)とは、精神的な理由で脳の性的な興奮がうまく神経に伝わらない症状です。したがって心因的なEDは年齢に関係なく、若い男性にもおきます。

セックスはリラックスしたときにするもので、仕事が忙しいときや心配ごとがあるとき、はそんな気になりませんね。

だれかと口論しているときや、スポーツで競争しているときにもペニスは大人しく縮こまっています。これは、自律神経でいうと交感神経が優勢になっている状態です。

ペニスは副交感神経が優勢になっているときに勃起します。精神的ななんらかの理由でこの自律神経のチェンジがうまくいかないのが心因的なED(勃起不全)です。

心因性EDが発症しやすい以下のような理由があります。

  • 仕事上のストレス
  • 家庭や家計などの心配ごと
  • うつ病などの精神疾患
  • 性的なトラウマ(子供の頃の性的な虐待の経験など―記憶に残っていない場合が多い)
  • 女性やセックスに対する恐怖感・嫌悪感や過剰な緊張

このように心因的なED(勃起不全)はさまざまな状況で生じますが、次のようなニックネーム(?) が付いているものもあります。

  • 新婚ED―セックスの不慣れや緊張から生じるED
  • 子作りED―排卵日に合わせた子作りのためのセックスのときにだけ生じるED
  • 妻とだけED―よそでは勃起するが妻とのときは勃起しないというED

心因的EDに関して注意したいことは、特に中高年の場合は、精神的な要因だけでなく、身体的な要因もある程度重なって症状が出る場合が多いことです。

また、心因的な要因はなかなか解消することが難しいものが多いのですが、その場合もED治療薬が効果を発揮することが多いことも心にとめておきましょう。

EDの原因(怪我や薬剤性)

薬剤性ED

ケガや外科手術などで勃起に関係する神経が傷つくとEDの原因になります。ケガで多いのがバイク事故による脊椎の損傷で、重症のEDになる場合があります。

手術では、前立腺がんなどで前立腺の摘出手術を受けると、周囲の神経を傷つけないように注意して手術しても1~2年は勃起不全の症状が出ます。

その間まったく勃起させないと陰茎海綿体が線維化して勃起機能が低下するので、ED治療薬などで「陰茎リハビリテーション」を行ないます。

うつ病の治療に使う「抗うつ剤」の副作用でEDの症状が出ることもあります。

このような薬剤性のEDをおこす可能性がある薬には、抗うつ剤のほかに「睡眠薬」「向精神薬」「高血圧の薬(降圧剤)」「脂質異常の薬(コレステロールや中性脂肪を減らす薬)」「胃潰瘍の薬」などがあります。

前立腺肥大の治療で、男性ホルモンの分泌をおさえる薬を飲んでいる場合も、性欲の減退やEDの症状が高い確率ででます。

うつ病や胃潰瘍の治療などはEDの治療よりも優先されますが、このような薬剤性のEDが疑われる場合は、医師に相談して薬の種類を変えると症状が改善することがあります。また、ED治療薬を併用するのも効果があります。

ED治療薬の作用

ED治療薬の作用

20世紀の末にED治療薬のバイアグラが発売されたときは、「勃起不全に効く初めての薬」として世界的なセンセーションが巻き起こりました。

それまであった精力剤とは異なり、確実な効果が期待できる薬だったからです。

では、この確実な効果はどのようなメカニズムで生まれるのでしょうか。

ペニスは立たないと困るし、立ちっぱなしでも困ります。勃起させる仕組みと勃起を終わらせる仕組みの両方を持っているのがペニスです。

ED(勃起不全)は、勃起する機能が低下して、相対的に勃起を終息させる機能が優勢になっている症状です。

これを医学的に言うと、勃起させる役目をするのが血管拡張作用があるcGMP(環状グアノシン一リン酸)という物質で、勃起を終わらせる役目をするのがPDE5という酵素です。

ペニスはこのcGMPとPDE5のせめぎ合いで立ったり縮んだりしているわけです。

EDは血管を拡張させるcGMPが不足することで生じますが、この症状はPDE5の作用を阻害することで改善します。

いわば敵を減らすことによって相対的に味方を増やすのです。これがED治療薬で、正式名称はPDE5阻害薬といいます。

このように、たいへん合理的なメカニズムで勃起をサポートするのがED治療薬です。

医学の勝利とも言える薬ですが、その発見のきっかけは狭心症の薬の開発のときに偶然見つかったものなので、医学者もそう大きな顔はできないのかもしれません。

PDE5阻害薬の登場によって、勃起不全は正式に「病気」と認定されて、ED専門外来などが開設されるようになりました。

バイアグラの後にレビトラシアリスが開発されて、日本では現在この3つのED治療薬が処方されています。

ED治療薬と精力剤の比較

男性力をアップするとする精力剤や媚薬とED治療薬の違いは、ED治療薬には性欲を刺激したり増強する作用はいっさいないことです。

ED治療薬はセックスがしたくなる薬ではなく、セックスをしたいときに勃起がスムーズになる薬です。

したがって、ED治療薬を飲むと自然に勃起するわけではありません。もちろん、薬の効き目が持続している間はずっと勃起しているわけでもありません。

ED治療薬が聞いている状態(バイアグラとレビトラは4時間くらい、シアリスは36時間くくらい)でも、仕事が忙しいとかゲームに夢中などでセックスのことが頭に浮かばないとペニスはおとなしいままです。

その代わり、女性の胸の谷間が目に入るなどでムラッときには、ペニスは素早く反応します。

興奮した脳からの信号を受けて、ペニスの血管が拡張する勃起のメカニズムがスムーズに作動しだします。

また、ED治療薬は「医薬品」で、精力剤は「健康食品」だということも忘れないようにしなければなりません。

ED治療薬は効果が確実なだけに、「医薬品」として正しい服用をする必要があります。

副作用が少ない安全性の高い薬ですが、他の薬との飲み合わせなどに注意しなければなりません。満腹時に飲むと効き目が弱くなるなど、服用方法の知識も必要です。

市販されている精力剤は「健康食品」なので、飲み方をそれほど気にする必要はありませんが、即効性は期待できず、その効能・効果には「個人の感想です」という但し書きが付いています。

EDを予防するには?

青年は勃起不全の予防よりも、場違いなTPOでむやみに立ったりしないように勃起の予防法を知りたいかもしれませんが、中年以降はそろそろ勃起不全の予防策も意識しておく必要があります。

とくに、「最近は3回に1回は中折れする」などの「ED予備軍」は、転ばぬ先の杖が必要です。

EDの予防方法のポイントは、次の2点です。

  • 身体面では、生活習慣病の予防がもっとも肝心
  • 精神面では、好奇心を失わないアグレッシブな心が大切

身体面で勃起能力にもっとも関係するのがいわゆる「血管年齢」です。血管年齢とは、年齢からみた動脈硬化の進行度合いです。

動脈硬化によってペニスに血液を送る陰茎動脈の柔軟性が失われると、性的興奮を感じてもうまく勃起のプロセスが作動しなくなります。

高血圧、高血糖(糖尿病)、脂質異常、肥満などの生活習慣病は、動脈硬化を進行させることでEDの原因になります。

食生活でのカロリーの摂りすぎや運動不足は、血糖値やコレステロール値を上げることで生活習慣病の原因になり、それが血管能力の低下と勃起不全をまねくことになります。

精神面でEDの予防になるのは、エッチな気持ちを含めた元気な精神活動です。

それによって男性ホルモンのテストステロンの分泌が盛んになり、性欲が増し、勃起能力も向上します。

性的好奇心だけでなく、仕事での競争心、スポーツでの闘争心、趣味に打ち込む探究心などの積極的な精神活動は、年齢に関係なく男性ホルモンを活性化する作用があります。

ED(勃起不全)の原因と治療法の動画

多くの男性が30、40代あたりから勃起力が弱くなったと感じます。

しかし完全に勃起できないわけでないためED治療薬の服用や生活習慣の改善などをおろそかにする男性が大部分でしょう。

EDは病気というよりは皆がいずれ経験する男性の勃起障害です。

EDの原因を知ることで何を改めるべきかわかるでしょうし、現状の勃起力の低下はED治療薬で簡単に改善できることもわかるでしょう。

バイアグラの成分シルデナフィルが開発されるまではEDをまとめてインポテンツと呼んでました。

医学的に勃起力の低下を改善できなかったからです。

でも今ではバイアグラ以外にも多様なED治療薬が開発され、勃起力の低下は医学的に改善できる症状となりました。

EDに悩んでいる若者から人生のベテラン男性までセックスライフを改善してみてはいかがでしょうか。