EDについての気になる数字

EDはひとには言いずらい病気ということもあって情報やデータが少なく、一人で悩んでいるケースも少なくありません。そこで、ここでは製薬会社や病院で行なったアンケート調査の中から興味深く、参考になる数字をご紹介します。

2009年 ファイザー社調査

「硬さは男の勲章?」

バイアグラの製造元である日本ファイザー社は、2009年に成人男性7,710人を対象にインターネットを通じて、勃起機能や性生活についてのアンケートを行ないました。

それによると、40歳以上の約7割の人が「勃起の硬さに自信がない」、「セックスのときに充分硬くならず失敗したことがある」と答えています。

勃起の硬さに自信がありますか?

勃起の硬さに自信があるか、という質問に「イエス」と答えた人の割合は次の通りです。

  • 20代 65.7%
  • 30代 54.0
  • 40代 38.9%
  • 50代 26.4%
  • 60代以上 16.7%

男性には「あっちの方はどうですか」と聞かれると「いやもう、さっぱりです」と答えるのが礼儀のようになっているところがありますが、それにしても年代によって急激に自信のある人が減っているのが分ります。

また、逆に20代で30%以上の男性が勃起の硬さに自信がないと答えているのも気になります。

「りんごのようにカチカチ」は42%

「最近の勃起の硬さ」を自己診断した結果は次のようになっています。

  • グレード4 りんご(完全に硬く、硬直している)」 42.0%
  • グレード3 グレープフルーツ(挿入には十分硬いが、完全には硬くはない) 36.6%
  • グレード2 みかん(硬いが、挿入には十分なほどではない) 13.7%
  • グレード1 こんにゃく(大きくなるが、硬くはない)」 7.7%

年代別でみると「りんごのようにカチカチ」は、20代57.6%、30代51.6%、40代36.0%、50代21.4%、60代以上11.3%と、やはり40代以降に急降下していて、その分「グレープフルーツ」が増えています。

40代では約6割が最近1年間に中折れしたことがあるとなっています。

最近1年間で、勃起が不十分で挿入できなかったり中折れしたことがあるか、という質問では「ある」と答えた人は、20代33.2%、30代45.0% 、40代59.1%、50代71.7%、60歳以上79.6%となっています。

これが年に一度くらい、たまたまというのなら「男なら誰にでもあること」ですが、しばしばそういうことが起きて、セックスのたびにその心配が頭をよぎるようなら、軽いED症状といえます。

2009年 バイエルン社調査

「第2回 EDに関する現代人の意識調査」

ED治療薬レビトラの製薬会社バイエルン社は、2010年に「第3回 EDに関する現代人の意識調査」を行ないました。これは20~69歳の日本人男性を対象にインターネットでリサーチして1,030人から回答を得たものです。

この調査では以下の5つの質問にそれぞれ5段階で答えてもらい、「ED度」を測定するものです。

  • 勃起を維持する自信はありますか?
  • 挿入可能なまで硬くなりますか?
  • セックスで勃起を維持できますか?
  • 中折れしがちで勃起の維持が困難だと感じていますか?
  • 満足できるセックスの割合は?
  • それによると、ときどき中折れする程度の「軽症ED」は20代で26.6%、30代で37.4%、40代で33.5%、50代で36.9%、60代で36.4%となっています。

「軽症~中等症ED」は、20代11.2%、30代10.7%、40代17%、50代21.8%、60代20.4%となっています。

「重症ED」は20代4.9%、30代1.0%、40代4.4%、50代5.3%、60代7.8%となっています。20代が40代よりも重症EDの人が多いのは気になる数字です。

これはもちろん心因性のEDと考えなければいけませんが、就職難や非正規雇用の増加などの最近の世相が若い世代のストレスを大きくしているのかもしれません。

2008年 製薬会社4社合同による偽造ED治療薬調査

2008年、ED治療薬のバイアグラ、レビトラ、シアリスを製造する製薬会社4社(ファイザー・バイエル・日本イーライリリー・日本新薬)が合同で、偽造ED治療薬の調査を行ないました。

これはバイアグラ、レビトラ、シアリスを販売しているインターネットサイトが実際に購入して、その成分を調査するというものです。

そして、各ブランド20サンプル、合計60サンプルを分析した結果、インターネットで流通しているED治療薬の55.4%が偽造品という結果になったといいます。

偽造品の性質にはばらつきが大きく、有効成分の含有量も少ないものから、多すぎるもの、まったく含まれていないものまで様々でした。不純物も多く、健康被害が出ても不思議ではないものが多数ありました。

2009年 小林製薬アンケート

「もし夫がEDになったら」

「命の母」や「アンメルツ」などを製造している小林製薬は、2009年に20~60代の既婚女性500人(各年代100人ずつ)にED(勃起障害)についてのアンケート調査を実施しました。

女性の40%はEDについて名前くらいしか知らない

まず、EDという病名や内容を知っているかという質問では、名前は知っていると答えた人が87%で、詳しくまたはおおまかには内容を知っていると答えたのは60%でした。つまり40%の既婚女性はEDについて、名前を聞いたことがある程度で内容はほとんど知らないということになります。

EDの原因や対処法を知っているかという質問では、かなり知っているが1%、少し知っているが12%、あまり知らないが26%、ほとんど知らないとまったく知らないを合せると61%でした。

40~60代の女性の23%が、夫がEDかもしれないと思っている

あなたの夫はEDだと思いますかという質問には、全体では「思う」が4%、「やや思う」が12%でした。40~60代では、「思う」が9%、「やや思う」が14%でした。

また、「思う」と答えた女性の78%は、とくに何もせず見てみぬふりをしていると答えています。数は少ないですが具体的に協力していると答えた人は、話し合いをしたが8%、ドリンク剤やサプリメントを購入したが7%、病院に行くことをすすめたが5%となっています。

しかし、自分の夫はEDではないと思うが、もしそうなったら協力すると答えた妻は67%いました。これはそうでないときは協力するつもりでいても、いざそうなるとなかなか協力しずらいということなのかもしれません。

2014年 浜松町第一クリニック調査

ED治療に通院した男性249名に聞きました

ED治療の専門外来として有名な浜松町第一クリニックでは、ED治療で通院した経験のある男性249名に、インターネットを通じてアンケート調査を行ないました。その主な結果をご紹介します。

「EDを治療するきっかけになったことは」

  • 自信を取り戻すため 46.6%
  • 恋人との関係を良好にするため 26.9%
  • 子作りのため14.5%。

「EDの治療を受けてよかったですか?」

  • 良かった       33%
  • とても良かった    26.1%
  • やや良かった     22.9%
  • どちらとも言えない  13.7%
  • 良くなかった      4%

「治療前と治療後で変わったことは?」

  • 自分に自信が持てるようになった 55.4%
  • 恋人との関係が良好になった 29.3%

「もっと早く治療しておけばよかったと思いますか?」

  • はい  71.1%
  • いいえ 28.9%

EDのセルフチェックをしてみよう

EDとは挿入ができないくらいの勃起不全のことだと思っている人がけっこういますが、それはかなり重症のEDです。

そこまではいかない、次のような症状も軽度のEDで、この段階で対策を講じるのが症状を悪化させないこつです。

  • 挿入はできるが硬さが充分でなく、ピストン運動で「突き」が極まらない。
  • 中折れする。
  • ピストン運動は維持できるが、射精まで到らない。

自分がEDかどうかの判断の目安になる簡単なセルフチェックの方法があります。

勃起の硬さの指標(EHS)とは

EHS はErection Hardness Scoreの頭文字で「勃起の硬さのスコア」です。アメリカで開発されたものですが、2009年に日本向けにアレンジされたのが次のような「指標」です。

  • グレード0:陰茎は大きくならない。
  • グレード1:陰茎は大きくなるが、硬くはない。(こんにゃく)
  • グレード2:陰茎は硬いが、挿入に十分なほどではない。(みかん)
  • グレード3:陰茎は挿入には十分硬いが、完全には硬くはない。(グレープフルーツ)
  • グレード4:陰茎は完全に硬く、硬直している。(りんご)

カッコ内はバイアグラのメーカーのファイザー社のサイトで紹介されている、フルーツなどにたとえた硬さのイメージです。グレード0は何にもたとえようがないようです。

一般にはグレード2の「挿入に十分なほど硬くない」以下をEDと考える他人が多いのですが、グレード3の「挿入には充分硬いが、完全には硬くない」という症状も、性生活の質に少なからぬ影響を与えるので、軽度のEDと捉える必要があります。

EDの重症度を見分ける IIEF5日本語版

IIEFとは、International Index of Erectile Functionの頭文字で「国際勃起機能スコア」と訳されています。ただしこれはすこし訳し方が変で、「国際勃起」て何だなどという余計な疑問が生じかねないので「勃起機能の国際的指標」とした方が穏当でしょう。

IIEF5というのは、病院で初診のときに書く問診票にも使われるもので、5つの質問にチェック方式で答えることでEDの程度に一応の目安をつけることができます。

バイアグラのメーカーのファイザー社のサイトにこのIIEF5が紹介されているので、それを引用してご紹介します。

ファイザー社のIIEF5(ED度合いチェック)

過去6ヶ月ほどの症状を基に、ご自身のED度合いを確認できます。軽度から重度のEDに対しても勃起効果をもたらすのがファイザー性ED治療薬のバイアグラです。

1.性行為中に勃起をした時に硬さを維持する自信はどれくらいありましたか?

  • ほとんどなかった(1点)
  • 自信は低い(2点)
  • 自信は中くらい(3点)
  • 自信は高かった(4点)
  • 常に維持する自信があった(5点)

2.性行為中に勃起したとき、どれほど頻繁に挿入できる硬さに勃起しましたか?

  • 勃起しなかった(0点)
  • ほとんどなかった(1点)
  • たまに勃起した(2点)
  • 5割の頻度で勃起した(3点)
  • 7割がた勃起した(4点)
  • 常に硬く勃起した(5点)

3.セックスの最中、どれくらい勃起維持をできましたか?

  • 勃起しなかった(0点)
  • ほとんど維持できなかった(1点)
  • たまに維持できた(2点)
  • 5割の頻度で勃起を維持できた(3点)
  • 7割がた勃起を維持できた(4点)
  • 常に勃起を維持できた(5点)

4.セックスで挿入開始から射精まで勃起を維持するのは大変でしたか?

  • 勃起しなかった(0点)
  • 非常に大変だった(1点)
  • とても大変だった(2点)
  • 大変だった(3点)
  • 少し大変だった(4点)
  • 容易に勃起を維持できた(5点)

5.セックスの満足度はどれくらいですか?

  • 勃起しなかった(0点)
  • ほとんど満足できなかった(1点)
  • たまに満足できた(2点)
  • 5割の頻度で満足できた(3点)
  • 7割がた満足できた(4点)
  • 常に満足できた(5点)

上記の質問に対する答えの合計点数を計算して、ご自身のED(正常から重度のED)度合いを確認しましょう。軽度から重度のEDまで、バイアグラに代表されるED治療薬が高い効果を発揮します。

22点~25点: 全くEDの心配なし 17点~21点: 軽度のED 12点~16点: 軽度から中度のED 8点~11点: 中度のED5点~7点: 重度のED

女性に読んでもらいたいEDの基本知識

EDに悩んでいる男性の多くは、それを妻や恋人に打ち明けることができずにいます。その理由は1つは男のプライドがありますが、もう1つは話しても分ってもらえないという不安です。

男性が心配する通り、ある調査では既婚女性の61%がEDの原因や対処法について、「まったく知らない」あるいは「ほとんど知らないと」と答えています。(2009年 小林製薬アンケート「もし夫がEDになったら」より)

しかし同調査によると、夫がEDかもしれないと思っている女性は40~60代では23%もいました。

実は男性自身のEDについての知識もかなり怪しいことが多いので、「知らぬ同士」が手をこまねいて後手後手に回っているというケースがたいへん多いと考えられます。ここは女性もEDについて基礎的な知識を持ってもらい、頼りになるパートナーシップを発揮していただきたいところです。

EDの原因は?

EDの原因は、やる気がないから、とか私のことを愛していないからではありません。文字どおり「やる気はあっても身体がついてこない」のがEDです。

ご案内の通り、勃起はペニスに血液が充満して、まるで骨があるかのように硬くなる現象です。陰茎海綿体というスポンジ組織に動脈からどんどん血液が流入して膨張し、それによってペニスの表面に分布している静脈が圧迫されて入ってきた血液が外に出て行かなくなるのが勃起です。

男性は、エッチな気分になるとこのシステムが作動します。単に頭の中で空想するだけでも立つくらいですから、生身の女性に触ったり触られたりしたらペニスはカチンカチンになって当然なのです。

しかし、エッチな気分はあっても何かが邪魔をしてこのシステムが作動しない。つまり、立たないのがEDです。また、いったん立ってもセックスの途中で柔らかくなってしまうのもEDです。(立たないだけでなく、途中で柔らかくなってしまういわゆる「中折れ」もEDだということにご注意ください)

では何が勃起の邪魔をするのかというと、これが実にいろいろあるのがEDという病気の特徴です。大きく分けると、精神的なことが原因になっている「心因性のED」と肉体的なことが原因になっている「器質性のED」の2つがありますが、中高年のEDではこの両方の要因が重なっているケースが多くなります。

心因性のEDとは?

心因性のEDでもっとも多いのが、ストレスが勃起の邪魔をしているケースです。仕事のストレス、人間関係のストレス、経済上の不安によるストレス、など様々なストレスがEDの原因になります。

やっかいなことに、悪いことだけでなく昇進したとか結婚したというような「良いこと」もストレスになります。また、本人が気づいていないストレスの方がEDなどの身体症状を起こしやすいということも注意すべきです。

「ストレスなんかない」といって頑張っている人ほど、認めてもらえないストレスがはけ口を求めて出てきた症状に苦しめられることがあります。

心因性のEDにはストレスの他に、以下が原因になっているものがあります。

  • 性的な虐待などの幼少時に受けたトラウマ
  • うつ病などの精神疾患
  • 器質性のEDとは?

勃起は血管機能に関係が深い作用なので、血管の障害がもっともEDに結びつきやすい器質的な要因になります。血管の若さ=勃起、血管の老化=EDと言っても過言ではありません。

したがって器質性のEDでもっとも多いのは、動脈硬化が原因になっている「立ちのわるさ」です。生活習慣病と言われる高血圧、高血糖値、高コレステロールはいずれも動脈硬化を促進する要因で、したがってEDの発症リスクを高める要因でもあります。

年齢による男性ホルモンの分泌の減少がEDの原因になっていることは、一般に考えられているほどは多くありません。すくなくとも、それが単独でEDの原因になっていることはまれだと言ってよいでしょう。

年齢による男性ホルモンの減少は非常にゆるやかで、女性の閉経時のような劇的な変化はありません。男性ホルモンの分泌は年齢よりもむしろストレスなどの影響を受けやすく、「気持ちの持ち方」で分泌量がが大きく変わります。

積極的でアグレッシブな生活をしている人は年齢を重ねても男性ホルモンの分泌はさかんなのです。

マスターベーションはできてもセックスではEDなんてあるの?

セックスレスの日々が続いて、妻の心に「もしかして夫はEDなのかしら」という疑問が生じたときに、たまたま夫がマスターベーションをしているのを目撃してしまった。これはけっこうよくあることのようで、そんなときの女性のどこか片付かない気持ちはよく分かります。

しかし、ここで「私より手の方がいいのかい」とか「じゃあ、その手にご飯の仕度もしてもらいな」などとぶち切れないでいただきたいのです。

男性は結婚しても、思春期の頃から長年親しんだ「手わざ」とは縁が切れません。これにはうすうす気がついている奥様方も多いと思います。

そして女性からみるとけしからんことですが、セックスの途中で勃起が維持できなくなるようなED症状が現れても、マスターベーションでは勃起が維持できて、気持ち良く射精もできるという男性がたいへん多いのです。

しかしこれは、かならずしも「目の前のいつもの妻よりも、空想の翼を広げるオナニーの方がポテンシャルが上がる」という失礼な話ではありません。「ひとりよがり」の方が単純で邪魔が入りにくく、登りつめやすいというだけです。

セックスはやはりあくまで男と女の共同作業なので、オナニーのように勝手な振る舞いができないところがあります。何らかの原因で軽いED症状があるような場合は、オナニーよりもセックスの方が、いちど硬くなったものが萎えやすいシチュエーションがいろいろとあるのです。

中折れって何?

中折れというのは、セックスの途中でペニスが柔らかくなってしまってピストン運動を継続できなくなることです。セックスの最中に膣の中でペニスが「バキッ」と音をたてて折れることだと思っていた方は訂正しておいてください。そんな劇画もあるので念のため。

中折れはどんな男性にもときにはあることですが、しばしば起きるようになると軽いED症状と言わなければなりません。EDの原因はいろいろありますが、原因のいかんを問わず初期のEDはまず「中折れ」としてあらわれることがほとんどです。

中折れ自体は軽いED症状ですが、軽視できません。というのは、中折れが頻繁に起きるようになってからセックスに嫌気がさして、そのままセックスレスに突入するという夫婦が非常に多いからです。

もし夫に中折れがときどき起きるようになったら、健康管理や精神衛生にも気をつける必要があります。中折れの陰に生活習慣病やストレスがあるかもしれないからです。

しかし、そういう諸問題を解決しないと中折れも解消しないと思い込むのも良くありません。ED治療薬は軽いED症状である中折れには劇的な効果を発揮します。まず中折れの方をそれで解消しておいて、生活習慣病やストレスにはじっくりと取り組むという方が順序としては正解です。

若年性ED、新婚EDってなに?

20代、30代の若い男性にEDの症状が出ることを、若年性EDといいます。その原因はストレスなどの心因性のものがほとんどですが、うつ病を治療している場合などは薬の影響による薬物性EDのこともあります。

若年性EDには次のようなものがあると言われています。

<新婚ED> 新婚旅行でのセックスがうまくいかず、その後も夫にEDの状態が続くということがあります。最初の緊張での失敗が、さらに緊張を強くする悪循環を生んでこじれてしまったと考えられます。対応を誤ると離婚にまでいたることも少なくありません

<テクノED> 1日中パソコン画面に向かう仕事をしている男性にEDを訴える人が多いと言われています。また、インターネットゲームなどのバーチャルな世界に親しみすぎると、現実の女性との接触を面倒がったり、怖がったりする傾向が出て、それがEDを招いていることもあると考えられます

<薬物性ED> うつ病の治療に使う抗うつ剤の中にはEDを起こす副作用があるものがあります。抗うつ剤はED治療薬と併用できるので、医師と相談することをおすすめします。

心因性のEDはその原因を取りのぞくことが難しいものが多いのですが、ED治療薬がよく効くという良い半面もあります。あまり深刻に悩まないで、とりあえずバイアグラでものんでみるか、というお気楽な態度ですんなり解決してしまうことが少なくないのです。

男の更年期とEDー男性は何歳までセックスできるの?

女性は卵巣の活動が休止する「閉経」という一大イベントが、50歳前後という比較的若い年齢でやってきます。しかし、男性の精巣は80歳を過ぎてもだらだらと活動を続け、90歳を過ぎて子どもができたなどという話も実際にあります。

男性ホルモンのテストテロンの分泌は20代をピークに少しずつ減ってくるのは事実ですが、その下り坂は非常にゆるやかで、女性の閉経のような急坂を駆け下る劇的な変化はありません。

テストテロンの分泌は年齢による下降よりも、たとえば定年で現役を退いたというような精神的な出来事が大きく影響します。逆に言うと、仕事や趣味などに打ち込む積極的な生活によってテストテロンの分泌は増大するのです。

したがって何歳からが男の更年期だとは、いちがいには言えません。とはいえ、若いころの弾くと金属音がするような「硬さ」がなくなったと嘆く男性に、年齢による男性ホルモンの減少が影響しているのはたしかです。ただ、それを単純に歳のせいにするのは正しくないと言いたいのです。

男性ホルモンの減少が単独でEDの原因になることは少なく、それに動脈硬化の影響とかストレスの影響など、複数の要因が関係して「中高年のED」は発症します。

女性は身体の構造上、その気があれば灰になるまでセックスは可能です。男性はそこまではいきませんが、案外高齢になっても勃つものです。「いやいや、わしはもう」と言っているのは挨拶であって、実際は元気なのです。

セックスレスの原因がEDのことって多いのですか?

2012年の(社)日本家族計画協会の調査によると、40代までの既婚男女で「この1ヶ月セックスしていない」と答えた人が40.8%いました。「家族計画」というテーマなので対象が40代までに限られていますが、50代、60代を加えたら当然この数字は上がることになるでしょう。

同調査ではセックスに積極的になれない理由として、男性の場合は次のようなものがあげられています。

  • 仕事で疲れている  28.2%
  • 妻の出産後何となく 20.5%
  • 面倒くさい     12.0%

しかしこの「疲れている」や「何となく」、「面倒くさい」という理由の中に何割かは軽度のED症状が隠れていると考えられます。立ちのわるさは、とりあえずこういう言葉で一応の説明がつくからです。

男性はEDを自覚しても妻には言わないことがほとんどだといいます。まして妻の方からは、夫がEDかもと思っても口に出すことははばかられます。

このようなセックスレスではED治療薬が高打率の打開策になりますが、使用したことがない人にとってはかなり高いハードルに感じられるようです。しかし、その結果いつも間にか長期間のセックスレスが続いてしまうというのは寂しいことです。

今ではバイアグラ、シアリス、レビトラと言ったED治療薬やカマグラゴールドなどバイアグラジェネリック、タダシップやタダリスなどシアリスジェネリック、バリフやサビトラなどレビトラジェネリックは若年層から80代の男性まで、さまざまなED症状の改善に用いられるお薬です。ED治療や中折れ改善の最終手段ではなく、最初の選択肢と言えるでしょう。

パートナーがEDかなと思ったら

パートナーがEDかなと思ったとき、女性はどうしたらよいのでしょうか? たいへん微妙で難しい問題です。「夫婦でよく話し合いましょう」などというアドバイスでは何の役にも立ちません。

まず必要なのは、女性がEDのことをすこし勉強することです。このサイトを読んでいただいているあなたにはこんなことを言う必要もないのですが、夫が置かれているかもしれない状況を理解するには、EDがどんな病気なのかということをある程度知っておく必要があります。

また、頭に入れておきたいのは、夫もEDについてよく知らない、というかほとんど知らない可能性がけっこうある、ということです。

糖尿病ではインスリン投与による治療は病気がある程度進行してから選択されますが、バイアグラなどのED治療薬もそれと同じように、そうとう症状が進んでから使うものだと思っている男性はたくさんいます。

実際は、最初に選択できるのが勃起不全を改善するED治療薬です。

そもそも中折れするとか、少し柔らかいというのをEDとは考えていない男性も多いのです。

もうひとつ覚悟しておきたいのは、自分でもうすうすED症状に気づいていたとしても、男性は「動きたがらない」ということです。新婚EDの男性がグズグズと対策を先延ばしにしてとうとう離婚にまでいたったというような話はめずらしくありません。

中高年ならEDからそのままセックスレスに突入などというのはごくありふれたなりゆきといってもよいでしょう。

このEDについてよく知らない、対策・治療に消極的な男性をどう扱ったらよいのか。「二人で話し合いましょう」も「専門医を受診してみましょう」も、それができるなら悩みはないということでしょう。

EDは、夫が悪いわけでも、妻が悪いわけでもない「病気」ですが、そうシンプルには考えづらいジャンルの病気であることも事実です。どの夫婦にも通用するような解決法やアドバイはたぶんありませんが、最初に述べたようにまず女性がEDについて少し勉強してみることが解決の糸口になるはずです。

実際にED治療薬やジェネリックでセックスレスを解消した、セックスの満足度が驚くほど改善した、セックスのとりこになったというカップルが多いのも現実です。

セックスは男性だけ、女性だけのものでなく、カップルの関係維持に欠かせない心身のつながりです。一回きりの人生で大切なつながりをあきらめるのはとてももったいないとは思いませんか?

EDを放置するとこわいことがあるの?

EDは治さなくても命には関わりません。EDの治療に健康保険が適用されないのもそのせいかもしれません。しかし、そうとばかりは言えない気になるデータもあります。それは心筋梗塞や脳梗塞などの生命にかかわる「心血管系のイベント」を起こした人の多くが過去2~3年以内にEDを発症していることです。

心筋梗塞、脳梗塞とEDの関係

心臓に血液を送る冠動脈の太さが直径3~4mmで、ペニスに血液を送る陰茎動脈の太さが直径1~2mmです。それがどうした、と思われるかもしれませんが、これが心筋梗塞とEDの関係です。

つまり、直径3~4mmの太い冠状動脈で障害が起きたということは、その前に直径1~2mmの細い陰茎動脈でもトラブルが起きている可能性が高いということです。

「週刊日本医事新報」の2012年9月1日号に「勃起障害(ED)と心血管疾患」という記事が掲載れています(筆者は大阪大学准教授 辻村晃氏)。それによるとEDと心血管疾患には次のような関係があります。

  • 明らかな心血管疾患がある人のED罹患率は50%前後ある。
  • ED患者が心血管系イベントを生じるリスクは、EDを発症していない人の1.47倍ある。(4万5558人を対象にした比較試験の結果)
  • 心血管発症の2~3年前にEDを自覚する人が多い。
  • EDの発症は、そのごの心血管障害の発症を有意に予測する(ハザード比1.25倍)

心血管疾患にEDを併発している患者の死亡率は,EDを併発していない患者より有意に高く,5年間の追跡期間で約2倍になることが報告された。

この関係は、動脈硬化を心配する必要がない20~30代のEDについては当てはまりませんが、生活習慣病の影響が出てくる中高年は少し真剣に受け止めるべきことのようです。

また同記事は、ED治療薬であるPDE阻害薬は単に勃起を維持・誘発するだけでなく、血管機能を向上させる(つまり心血管系のイベントを予防する)とする研究が多数報告されていることも指摘しています。

陰茎リハビリテーションで何?

陰茎リハビリテーションという言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。これは前立腺の摘出手術を受けた患者が、勃起に関わる神経のはたらきが回復するまでの期間PDE5阻害薬(バイアグラなどのED治療薬)を使って、ときどき勃起させるというリハビリです。

最近の前立腺摘出手術は神経を温存する手術を行ないますが、それでも手術後に神経の働きが回復するまでに1年から1年半かかります。

その間は朝立ちもないので、そんな状態でずっとペニスを勃起させないでいると、陰茎海綿体の組織がダメージを受けてしまいます。神経が回復しても勃起しにくくなり、立つけれども充分硬くならないとか、以前よりサイズが小さいということになります。

それを予防するために手術後1カ月目くらいからPDE5阻害薬をのんでペニスを刺激することで勃起させるのが陰茎リハビリテーションです。それによって多くの前立腺の摘出手術を受けた患者が、その後PDE5阻害薬を飲まなくても勃起が可能になります。

ふつうはセックスレスでも、軽度のED症状があっても、朝立ちが陰茎リハビリテーションの役目をしてくれますが、朝立ちも見られないようなED症状の場合は、なるべく早く治療を開始しないと難治性のEDになる心配があります。

生活習慣病とEDの深い関係

生活習慣病とEDを結ぶキーワードは「血管機能」です。生活習慣病といわれる肥満、高血圧、高血糖値、高脂血症は、いずれも動脈硬化の進行を早めて血管機能を低下させる病気です。そしてEDは血管機能の低下によってペニスに充分血液が充満しない病気なのです。

肥満とEDの関係

肥満とEDには次のようの関係があると考えられています。

  • 肥満の陰に、高血圧・高血糖値・高脂血症などの病気が隠れていることが多い。生活習慣病と言われるこれらの病気は動
  • 脈硬化を促進して血管機能を低下させ、それがEDの原因になる。
  • 肥満は男性ホルモンのテストテロンの分泌を低下させ、それがEDの原因になる。
  • 肥満の主な原因である糖質の摂りすぎは、勃起に必要な血管平滑筋の弛緩を阻害する。

肥満と生活習慣病との関係は、メタボリックシンドロームという言葉と共によく知られるようになりました。

肥満と高血圧・高血糖値・高脂血症のすべての因子を抱えている人は、動脈硬化の進行がこれらの因子が1つもない人に比べて何倍も速く進むと言われています。つまり、EDに関しても比較的若い年齢で発症する可能性が高いのです。

男性ホルモンのテストテロンは、肥満の人は血中の総テストステロン量も遊離テストステロン量も、正常体重の人に比べて統計的に有意に低下しています。テストテロンの分泌低下はもちろんED発症の原因になりえます。

また、セックス直前の甘いものの摂取も、肥満(長期にわたってあまいものを食べすること)も、血管平滑筋の弛緩をじゃまする働きがあることが分っています。

糖尿病になるとなぜEDになりやすいの?

糖尿病はEDを起こすリスクの高い病気です。とくに重症の器質性EDの原因でもっとも多いのが糖尿病です。

糖尿病がEDを併発しやすいのは、次のような理由です。

  • 糖尿病の高血糖が動脈硬化を早めて、血管機能を低下させる。
  • 糖尿病で末梢神経が障害されて、勃起の指令が伝わらなくなる。

「糖尿病は合併症が怖い」という言葉を聞いたことがあると思いますが、それは糖尿病が末梢血管や末梢神経にダメージを与える病気だからです。

末梢血管の障害は、重症化すると人工透析が必要になる腎不全や失明の危険もある糖尿病性網膜症をひき起こすことがあります。末梢神経の障害は、手足を切断しなければならない壊疽をひき起こすことがあります。

EDもこのような糖尿病合併症の1つです。糖尿病患者の2~3人に1人は何らかのED症状を自覚しているといわれます。もちろんそのED症状の程度は、糖尿病の進行ぐあいに関係します。

挿入できるくらいに勃起するが硬さに不満があるとか、中折れするという軽いED症状ならバイアグラ、レビトラ、シアリスなどのED治療薬が効果を発揮しますが、血管や神経に対する傷害が大きい重症の糖尿病ではED治療薬を使っても勃起は困難になります。

EDと高血圧

厚生労働省のホームページによると、40~74歳の日本人男性の約6割が高血圧(140/90mmHg以上)だといいます。ちなみに女性は約4割です。

これは、男は中年になると半数以上は高血圧ということですが、EDと高血圧が関係があるなら中年以降は男性の非常に多くがEDのリスク圏内にいることになります。

もちろん高血圧=EDではありません。高血圧が長期間続くと血管の内皮に傷がつくなどで、年齢の割に血管の老化(動脈硬化)が早く進行します。この動脈硬化がEDの原因になるのです。ペニスに血液を送る陰茎動脈が柔軟性を失っていると、いざというときに充分ペニスに血液を送りこむことができなくなります。

「挿入はできるが硬さが充分ではない」とか「中折れする」という中年以降によくある勃起の悩みは、要因の1つとして動脈硬化がある程度関係していることは少なくありません。

高血圧単独では急速に動脈硬化が進行することはありませんが、そこに高血糖値、高脂血症、肥満などの要素が加わると進行スピードが何倍も早くなります。それがメタボリックシンドローム、通称メタボです。

高血圧は、生活習慣の改善や薬の使用で治していかなければなりませんが、EDも放置できません。さいわい高血圧の人がED治療薬をのむのは何の問題もありません。ED治療薬には若干の血圧降下作用があるので、むしろプラスになると言ってもよいでしょう。

また、1つ気をつけたいのは、高血圧の薬(降圧剤)をのんでいるとその副作用でEDの症状が出ることがあるということです。その場合も血圧降下剤とED治療薬は併用しても問題ありません。

EDと高脂血症

血液中に悪玉コレステロールや中性脂肪が増える「高脂血症」も、高血圧同様に中高年男性にとくに多い病気です。平成12年の厚生労働省の調査では、高脂血症は男性では30代から50代にかけて増え始め、50代ではおよそ2人に1人が基準調を上回りました。

高脂血症は高血圧や糖尿病と同じで、動脈硬化の進行を早くするリスク要因です。ということはやはりEDを発症するリスク要因でもあるということです。とくに高脂血症は肥満と結びついていることがあるので、その場合はさらに動脈硬化のリスクが高くなります。

高脂血症の人がED治療薬をのむことに問題はありません。また、高脂血症の治療薬とED治療薬の併用も問題ありません。

自転車のサドルでEDになるって本当?

自転車競技に参加するような、何年にもわたって長時間のトレーニングをしてきたサイクリストは、一般の人よりEDの罹患率が高いことが分っています。

男性なら思い当たるでしょうが、自転車のサドルはちょうど「体内で勃起する部分」を圧迫します。勃起したペニスのいわば根っこに当たる部分です。

ここには勃起に関係する神経や血管が集中しているので、強い物理的刺激を継続的に与えると何らかのダメージを受けても不思議はありません。

とくに前傾姿勢になる競技用自転車はサドルが硬く、局部に体重がかかりやすいのでEDの原因になりやすいと言われています。

通勤のときにママチャリで電車の駅まで乗っているという程度なら何年乗りつづけても心配ありませんが、サイクリングが趣味で週末は1日乗っているし、ふだんもトレーニングしている、というような人は要注意です。

局部を圧迫しないサドルや、ガードル付きのパンツも販売されています。血管機能を向上させる代表的な有酸素運動と言われるサイクリングでEDになるなどというのはシャレになりませんからね。

肥満体重の場合はとくにサドルにかかる体重が大きくなるので、スポーツサイクリングは向いていないかもしれません。

男の更年期とは?

男性更年期は、テストテロンという男性ホルモンの分泌が年齢と共に減少する40~50代にかけての時期です。しかし、男性ホルモンの年齢による減少には、女性の閉経によるエストロゲンの減少のような「大きな落差」はなく、ゆるやかな坂をだらだらと下るような減り方をします。減り方の個人差が大きいのも特徴です。70代になっても30代の平均レベルのテストテロン量のある男性もいます。

また、テストテロンの分泌量は、年齢だけでなくその人の仕事や趣味に取り組む姿勢などの「生き方」に大きく関わっています。男性ホルモンが多いとアグレッシブになるというのは本当ですが、アグレッシブな生活が男性ホルモンの分泌を高めるという面もあるのです。

男性の更年期障害の症状も、女性の更年期障害と同じように「自律神経の失調による不定愁訴」が特徴です。つまり、どこといわず心や身体のいろいろなところに「不調」が現れてくるのです。のぼせ、ほてり、肩こり、動悸などの身体症状や不安やうつなどの精神症状もあります。性欲の減退やEDも男性更年期障害の症状のひとつです。

男は何歳まで現役?

セックスではなく生殖という観点からは、女性は閉経という分りやすい「現役引退」の節目がありますが、男性にはそういうはっきりした境目がありません。インドで96歳の男性が父親になったという驚くべきニュースもありました。

男性の勃起能力や精子の生産能力は一般に想像されているよりもずっと高齢まで保たれます。しかし、それには条件があります。長期間使わずに放っておかずに使い続けることが必要です。

子どもの頃は「よく遊びよく学ぶ」ことがたいせつですが、中高年からは「よく勃起させてよく射精する」ことが、長く現役を保つために必要です。

60歳を過ぎても週に1回は射精することを心がけましょう。もちろんそのためにはまず勃起させなければいけません。週に1回のセックスなんてとてもシンドイ、という人はマスターベーションでもよいので、とにかく立てて発射するようにします。

しかし、マスターベーションばかりというのも寂しい気がするので、月に1回か2ヵ月に1回くらいは「本番」にしたいものです。パートナーも喜んでくれるかもしれません。

そのためにはバイアグラなど、ED治療薬を積極的に利用しましょう。ED治療薬には動脈硬化を改善するアンチエイジング効果も認められて、欧米ではシアリスを毎日服用するというEDの治療法も承認されています。

日本でも前立腺肥大による排尿困難の治療薬としてならタダラフィル(シアリスの有効成分)の連日投与が承認されています。健康保険も適用されます。高齢男性には必ず訪れる排尿トラブルを治療しながらペニスのリハビリにも役立つというのは一石二鳥です。

「男は4斗4升で打ち止め」という俗説があります。生涯で発射可能な精液の量はそれだけだというのです。これを信じている人もいないでしょうが、試しに計算してみましょう。4斗4升はメートル法でいうと約80リットルになります。

1回の射精の精液の量は1.5~6mlなので、平均4mlとして計算すると80リットルは2万回の射精の量に相当します。大丈夫です。毎日射精しても60年近くは底をつくことはありません。

男性ホルモンとEDの関係

男性更年期障害の発症のきっかけになりやすいのは、次のような生活上の大きな変化です。

  • それまでやっていたスポーツや趣味をやめる。
  • 会社で競争の激して部署から暇な部署に転属になる。
  • 仕事を辞める。

この変化をきっかけにテストテロンの分泌が急激に減って、自律神経のバランスがくずれるいわゆる自律神経失調で症状が現れると考えられます。EDもその症状の1つです。

男性ホルモンの典型的な作用は、肉体的には筋肉の形成で、精神的には攻撃性・積極性という態度の形成です。注意したいのは、逆に筋肉を作ることやアグレッシブに行動することで男性ホルモンの分泌が増えるという面もあることです。

中高年になるとテストテロンの減少から「中折れ」などのED症状が出やすいのは事実ですが、それをすべて年齢のせいと考えるのは正しくありません。勃起能力に影響を与えているのはホルモンだけでなく、血管の若さ、気持ちの若さ、ストレスの有無など様々な要素の「合算」であることがほとんどです。

亜鉛不足とEDの関係

亜鉛は生体機能の維持に欠かせないミネラルで、とくにさまざまな酵素の生産や働きの維持に亜鉛が重要な役割を担っていることが分っています。男性ホルモンのテストステロンの産生にも亜鉛は必須です。

亜鉛が欠乏すると、免疫機能や精子の形成が低下したり、味覚が鈍くなる、傷が治りにくくなるなどの影響が出てきます。ED症状も出やすくなるのは間違いありません。

しかし、それは亜鉛が不足した場合なので、問題になるのは「亜鉛は不足しやすいミネラルなのか」ということと、「とくに不足していないときに、サプリメントで補給することが勃起力の増強につながるのか」ということです。

亜鉛を多く含む食品として有名なのは牡蠣と牛肉ですが、その他にも肉・魚類はもちろん、穀物、豆類、海藻、野菜とあらゆる食品に広く含まれています。栄養失調になるような極端なダイエットや偏食をしない限り、とくに亜鉛が不足することは考えにくいのです。

消化器や腎臓の病気が亜鉛の吸収を妨げたり、高血圧や高脂血症の薬の副作用で亜鉛が不足することがあります。亜鉛不足の有名な症状は、物の味がわからなくなる味覚障害です。この症状が出たらまず亜鉛不足が疑われます。

さて次に、とくに亜鉛が不足していないときにサプリメントで「強化」することで勃起能力が向上するか、という問題です。サプリメントの広告ではもちろん「イエス」と言っていますが、医学的なエビダンスは残念ながらまだ示されていません。つまり、効かないとは言いきれないし、効くとも言いきれません。

EDを起こすことがある薬は?

うつ病の治療薬の抗うつ剤や高血圧の治療薬の降圧剤などの薬の中には、その副作用でEDを起こす可能性のあるものがあります。薬の副作用で起きるEDを薬物性EDといいます。

薬物性EDを起こしやすいのは、おもに神経に作用する薬と血管に作用する薬です。消化器官に作用する薬でも起きることがあります。

薬物性EDを起こすことがある薬

<中枢神経に作用する薬> 抗うつ剤、抗不安薬、抗精神病薬、抗けいれん薬

<循環器系に作用する薬> 降圧剤、利尿剤、高脂血症薬、不整脈の薬

<消化管に作用する薬> 胃潰瘍や胃痙攣の治療薬 このような病気の中にはEDの治療よりも優先的に治療しなければならないものも多いので、EDの副作用があるからと言って薬の服用を止めるわけにはいきません。幸いこれらの薬はほとんどが、バイアグラ、シアリス、レビトラなどED治療薬と併用できるものです。念のために医師に相談してから使用してください。

EDと朝立ちの関係

朝立ちは文字どおり「目に見える」現象なので、それがEDのバロメーターになるのならたいへん便利です。朝立ちがあればEDではないのか、それとも朝立ちがあってもEDの場合があるのでしょうか。

結論から言うと、朝立ちがあるのなら重症のEDでないことはたしかです。重症の糖尿病などでペニスに通じる神経や血管が障害を受けるなどの器質性のEDでは、朝立ちもなくなります。

また、うつ病やストレスなどの心因性のEDでも重症の場合は朝立ちもなくなることがあります。

また、立つか立たないかという「二択」ではなく朝立ちのときにどの程度硬く立つかは、勃起機能の健康度を計る目安になります。カチンカチンに硬くなって小便に起きたくてもなかなか治まらない、という人は、少なくても器質性EDの心配はありません。

しかし、朝の勃起はあってもセックスでは充分硬くならないというケースもあります。これはストレスや緊張などが原因となっている心因性のEDと考えられます。

そもそも朝立ちって何?

「朝マラの立たないやつに金を貸すな」という格言があったり、「朝立ちや 小便までの 命かな」という川柳(?)があったり、朝立ちは男性にはたいへんなじみ深い現象ですが、実は朝立ちは朝だけではなく、寝ている間に約90分ごとに繰り返されている現象なのです。

レム睡眠とノンレム睡眠という言葉をお聞きになったことがあると思います。人は90分を1セットとして、ノンレム睡眠とレム睡眠をくり返します。睡眠に入ってまず現れるノンレム睡眠は大脳を休める深い眠りで、心拍数や血圧が低下します。次に現れるレム睡眠は大脳の活動が活発になり、心拍数や血圧もあがります。夢を見るのはこのときで、陰茎が勃起するのもレム睡眠の大きな特徴です。

6時間睡眠をとる人はこのセットを1晩に4回くり返してることになります。したがって勃起も4回繰り返し、その最後の勃起が朝立ちです。レム睡眠のとき勃起することにどのような意味があるのかは分かっていませんが、ときどき陰茎海綿体に血液を満たしてやることは組織の健康を保つために必要だと言われています。

セックスはアンチエイジングの妙薬って本当?

男性は60歳代はもちろん、70,80歳代になっても射精する能力は保たれますが、実際にはかなり頻繁に射精する人とほとんど射精しない人に二極化する傾向があります。そして、ひんぱんに射精する人ほど、勃起や射精能力は高年齢まで保たれます。

勃起力が低下してセックスに億劫になる男性は多いですが、バイアグラなどED治療薬をサポートで性行為を満喫している男性が多いことも事実です。

バイアグラはストレスやトラウマなど心因性EDの治療以外にも、加齢や病状に起因する器質性EDにも高い勃起効果を起こします。

射精をするというのは、前立腺をはたらかせて前立腺液を作るということです。このように前立腺をどんどん働かせることが、前立腺がんになるリスクを減らすことが分っています。

また、射精をすることによって男性ホルモンのテストテロンの分泌量が増えます。男性はテストテロンが増えることによって、仕事や趣味への取り組みも積極的になり暮らしぶりも見た目も若々しくなります。

よく勃起させて、よく発射するほど、男の寿命は長持ちするのです。よく言う「四斗四升で男は打ち止め」は真実とは正反対の俗説です。

女性も恋をすると美しくなると言われるように、中高年になってもときどきセックスすることで、さまざまなアンチエイジング効果が期待できます。セックスは女性ホルモンの分泌を刺激するだけでなく、成長ホルモンや脳内ホルモンの分泌も促して「免疫力」を高め「若さ」を守るはたらきをするのです。

また、アメリカで行なわれた調査では、セックスレス状態の人より定期的にセックスをしている人の方が「幸せだ」と感じている人が約30%多かったそうです。

30分以上の運動でEDが改善するって本当ですか?

30分とは限りませんが、ある程度の時間の有酸素運動を長期間継続することでEDが改善することは充分期待できます。それは、EDの原因と考えられている「血管内皮機能の低下」を有酸素運動が改善してくれるからです。

血管内皮機能というのは必要に応じて血管を拡張したり収縮したりする働きで、これには血管内皮から産出される一酸化窒素NOが重要や役目を果たしています。ペニスの勃起も、脳が性的刺激を受けて陰茎動脈の血管内皮からNOが放出されることから、すべてのプロセスがスタートします。

有酸素運動で全身の血のめぐりをよくする習慣をつけていると、毛細血管が発達するとともに、血管の内皮機能が向上してきます。これは動脈硬化の進行の反対で、血管のアンチエイジングです。高血圧、高血糖値、高脂血症なども改善されていきます。

運動にはEDの大きな要因であるストレスを解消する効果があることも見逃せません。また、運動することで男性ホルモンのテストテロンの分泌も活性化します。

有酸素運動とは、特別な運動ではなく、5分とか10分とか続けて行うことができるゆったりした運動のことです。こういう運動が効果を上げるために心得ておくべきことは、一にも二にも「継続」です。

1日おきでも週に3日でもよいので、途中で止めずに何か月も、何年も続けることで、心身にさまざまの良いことが起きてきます。

一晩に複数回セックスをするには?

一晩で2回、あるいは3回セックスをするにはどうしたらよいのでしょうか。そう尋ねるあなたなら、その可能性はあります。まず何より必要なのが、一晩で2回でも3回でもセックスしたいというその気持ちだからです。

逆にできそうで、できるとは限らないのが次のような場合です。

A. バイアグラなしでも1回はできるオレだから、飲んだら2~3回はできるのではないか

バイアグラなどのED治療薬は、勃起が完全ではない人に効果がある薬です。充分に硬くなり、中折れもしないという男性が飲んでも、極端な勃起力向上や、それだけで何回でもできるというような効果は期待できません。

しかし、バイアグラなどED治療薬を服用してセックスをした場合、射精後もすぐに萎えずに硬く維持できる男性が多いため、そのまま次のラウンドをこなす方も多いですが、やはりそこでもセックスをしたいという欲望を保てるかがキーとなります。

B. バイアグラの効果は4時間ほど続くそうだから、しばらく休めばもう1回できるはずだ

そうとは限りません。まだ勃起をスムーズにする効果は続いていても「勃起せよ」という脳の命令がないと勃起は始まりません。その命令にバイアグラは関与しないのです。

ただし、実際ED治療薬が射精後に再度勃起するまでの時間を短縮してくれるため、「性的欲求」「性的刺激」があれば、普段よりも短い休憩で2回目、3回目の性行為が可能となりえます。

繰り返しますが、バイアグラなどED治療薬が効果を出すには「性的な刺激」が必須です。待っているだけでは勃起せず、愛撫や性的刺激のある映像など、何らかの性的刺激を与える必要があります。

なんとなく適当にペニスをいじっていれば勃起してくるとも限りません。助っ人が役に立つのは本人にその気があるときだけだということをお忘れなく。

稼ぎの多い妻を持つとEDになりやすい?

「下方婚」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?男は妻をもらうときに自分より高学歴で仕事もバリバリしているような女性を選ばないということです。いまどき流行らない考え方のようですが、家庭平和のための知恵だったと言えなくもありません。

ケチな根性と言われればそうかもしれませんが、男がペニスを勃起させる相手としては、自分よりかけ離れてゴージャスなハリウッド女優のような女はふさわしくありません。気後れして立つものも立たなくなるからです。

そこまでいかなくても、妻が自分より出世して、収入が多くなって、なんだか偉そうな人たちとも付き合いはじめた、となると心もペニスもイジけてしまうかもしれません。

これは日本だけでなく、女性の社会進出が進んでいて夫婦共稼ぎが当りまえになっているデンマークでも言えることのようです。1997年から2006年のデンマークの共稼ぎ夫婦の収入と服用した薬を、国の統計データを使って比較検討したところ、妻の収入が高い夫婦の夫の方が、バイアグラなどED治療薬をよく飲んでいた、つまりEDの患者が多かったそうです。

ED治療薬だけでなく、不眠症やうつ病の薬の処方も多かったことが報告されています。うつ病やセックスレスになることと比べると、ED治療薬で高収入の妻を征服できるならお安いものです。頑張ってください。いや、お互いに頑張りましょう。

陰茎リハビリテーションとED治療薬

前立腺がんの手術では、術後にED(勃起不全)の後遺症がでるのを防ぐために神経を温存する手術が選択されるようになりましたが、それでもしばらくの期間はEDの症状が出ます。

しかし、陰茎が勃起しない期間が長く続くと海綿体が線維化して、その後回復しても勃起の機能が弱まったり、勃起したときのサイズが以前より小さくなったりします。手術後は睡眠中の生理的な勃起やいわゆる朝立ちもなくなるので、そういう状態が1年以上も続くと、ペニスの海綿体が充分機能しなくなるのです。

そのような後遺症を予防するために、ペニスをときどきED治療薬のバイアグラやシアリスなどや器具を使って勃起させるのが「陰茎リハビリテーション」です。その方法としてED治療薬(PDE5阻害薬)が主に使用されています。PDE5阻害薬単独では効果がない場合は海綿体注射やバキューム式の補助器具も使われます。

前立腺の摘出手術を受けた患者は、術後1ヶ月くらいから陰茎リハビリテーションを受けることで、早期に勃起機能が回復し、その後はED治療薬を使わなくてもよくなることだ期待できます。ただし日本では陰茎リハビリテーションは健康保険の適用外になっています。

肥満はなぜEDのリスク要因なの?

肥満は生活習慣病と合併して→メタボリックシンドローム→動脈硬化→ED(勃起不全)というドミノ倒しの引き金を引きます。これが「肥満とEDの関係」と説明されますが、もっと直積的な原因も指摘されています。それは肥満がインスリン抵抗を高めて血管内皮のNO(一酸化窒素)の産生を減らすということです。

肥満はインスリン抵抗を高める、つまりインスリンを効きにくい状態にするので、糖尿病の大きなリスク要因になっています。このインスリン抵抗が血管のNO産生能力も弱めるとすると、EDのリスクも高めることになります。NOは血管の拡張物質で、EDはいわばペニスの血管や海綿体のNO不足だからです。

「男性病学ジャーナル」というアメリカの性科学研究の学会誌に掲載された論文によると、「肥満でEDの人はバイアグラを単独で服用するより、バイアグラとメトホルミン(インスリン抵抗改善薬)の両方を服用した方が効果があった」という結果がでたそうです。

しかし、メトホルミンは糖尿病の治療薬なので、肥満していても糖尿病ではない人は飲むことはできません。糖尿病にならないためにもEDにならないためにも、ダイエットは必要だということですね。また、肥満ですでにEDの症状がある人は、ダイエットによってED治療薬の効果が高まることが期待されます。

ED治療薬による頭痛と性行為による頭痛の区別

バイアグラやレビトラ、シアリスなどED治療薬を服用すると10%前後の人に頭痛の副作用が現れます。これはED治療薬が脳の血管を拡張し、周囲の神経を刺激することによります。

ED治療薬はPDE5阻害薬に分類される薬で、ペニスとその周囲に多くあるPDE5(血管を縮小する作用のある酵素)の働きを阻害する作用があります。したがって本来はペニスの血管などの局部に選択的に作用する薬なのですが、多少他の血管にも作用してしまいます。

ED治療薬による副作用としての頭痛は、強い痛みが起こることはまれで、薬を飲み慣れるとしだいに起きなくなります。

これとは別に性行為にともなう頭痛があり、薬の副作用とは異なります。。オルガズムのときに起きることが多く、突然激しい痛みが起こり、数分間続くことがあります。それが癖になって、セックスのオルガズムの度に痛みが起き、しばらくセックスをひかえざるを得なくなることもあります。

これは「激痛タイプ」と呼ばれる性交時の頭痛で、男性に多くみられますが女性にもあります。血圧の急激な上昇とアドレナリンの大量の分泌が関係していると考えられています。

この他に性交時の頭痛には、体位を変えるときに起きる「体位タイプ」と首ににぶい痛みが生じる「鈍痛タイプ」があります。これらの痛みが頻繁に起き、また長く続くようなら、医師の診断を受ける必要があります。 性行為による頭痛とED治療薬にの副作用による頭痛を混同しないように注意してください。

加齢臭とEDの関係

加齢臭とは40歳を過ぎた男女から発生する独特の臭いのことで、その主成分は皮脂に含まれるノネナールという物質だとされています。これは2001年に資生堂の研究機関が発表した研究で、それ以来多くのマスコミで取り上げられました。

加齢臭は中年男性の臭いと思っている人もいますが、女性にもあるそうです。また「中年から」という共通のキーワードがあるので「加齢臭とEDの関係は」というトピックスが出てくるのも当然かもしれません。

しかし、加齢臭のきつい人にEDの傾向があるとか、ED気味の人は加齢臭がきつくなる、などという「加齢臭とEDの関係」についての研究はまだありません。将来もないかもしれません。臭いというのは定量的な研究が難しいということもありますが、そもそも研究する意味があまりなさそうだからです。

加齢臭とEDなどというと、ED気味の男性が「オレは加齢臭もきついのだろうか」というような余計な心配をしかねません。それでなくてもストレスとED(心因性ED)とか、生活習慣病とEDとか、心配なことはいろいろあるのですから、あまり脅かさないでほしいものですね。

女性は硬さを求める?

バイアグラを製薬会社ファイザー社の女性向けED情報サイト「ハートラウンジ」に興味深い調査結果が紹介されています。それは、夫や恋人がいる首都圏の女性約5600人にインターネットを通じて行った「よりよい性生活に関する意識調査」というものです。

その調査によると、「女性がよりよい性生活のためにパートナーに求めるものは」、以下という結果になっています。

  • 1位 勃起がより持続する【早漏ではなく、持続力】  48.5%
  • 2位 陰茎がより硬くなる【勃起の硬さ】  17.3%
  • 3位 陰茎がより大きくなる【勃起時のトータルサイズ】 10.3%
  • 4位 陰茎がより早く勃つ【勃起の即効性】   9.1%
  • 5位 陰茎がより太くなる【勃起時の太さ】   7.6%
  • 6位 陰茎がより長くなる【勃起時の長さ】   7.3%

1位の勃起が持続するというのは、これがなければ始まらないという条件なので当然ですが、硬さ・太さ・長さでは女性が「硬さ」を最も重視していることが分ります。「よりよい性生活」のためには、今よりもう少し長い時間勃起が持続して、もう少し硬くなってほしいと、多くの女性が願っているということです。もっともな願いです。

しかし、女性が「まず勃起してほしい」と求めるのは、セックスレス気味だというのか、あるいは男性がED気味だというのか、どちらでしょうか?やる気がないのと、やる気があっても勃たないのでは、意味が違います。

女性は、硬いに越したことはないけどまず勃起してほしい、いやまずその気になってほしい、と願っているのでしょう。当然です。その気のある男性を勃起させることは、バイアグラの登場以後はムリな相談ではなくなりました。しかし男性を、あるいは女性をその気にさせるには、新しい「男と女の物語」が必要です。こればかりは、ED治療薬のように病院で処方してもらうことも、インターネットで個人輸入することもできません。

これだけは知っておきたいED治療薬4つのポイント

バイアグラなどのED治療薬は、「薬の中の優等生」と言ってもよい薬です。というのは、ほとんどの人によく効いて、副作用が少なく、習慣性や依存性がない安全な薬だからです。ただし、有効かつ安全に利用するために、最低限知っておきたいポイントがあります。

ポイント1: ED治療薬は服用すると自動的に勃起する薬ではありません。

D治療薬に催淫作用はありません。飲むとエッチな気分になってセックスがしたくなる、という薬ではないのです。したがって薬を飲んでじっと待っているだけでは、いつまでたっても勃起してきません。薬が効いてきたころに、エッチなことを考えるとか、ペニスを刺激するとか、彼女の裸を見るとかの、性的な刺激があって初めて勃起し始めます。

ポイント2: 効き始める時間と効き目が持続する時間を知っておく

ED治療薬にはバイアグラ、レビトラ、シアリスの3系統があり、それぞれ薬の効き目が出だす時間と持続する時間が違います。シアリスは効き目は長く続きますが、効きだすまでに1~2時間かかります。

ED治療薬の中ではバルデナフィル配合のレビトラが15分ほどで最も早く効果が現れ、バイアグラは40分から1時間ほど、シアリスが最も効き目が遅いですが効果が最長36時間続くので早めの空腹時の服用が最適です。

ポイント3: ED治療薬は空腹時に服用するのが原則

ED治療薬は、薬によって食事に影響される度合いに差がありますが、薬の効き目を100%引き出すにはどの薬でも空腹時に服用する必要があります。いったん薬の成分を体に吸収した後なら、セックスの前に食事をしても影響は受けません。

ED治療薬を服用したけど効果が低かった、効果がなかった、効果に時間がかかったという方は『ED治療薬が効かなかった理由』をお読みください。

ポイント4 硝酸剤とは絶対に併用しない 狭心症の治療に用いる硝酸剤とED治療薬を併用すると、血圧が下がりすぎて生命

かかわることがあるので、絶対に併用できません。心臓の薬を服用している人はED治療薬を飲む前に医師に相談してください。