パロキセチン

パロキセチンは「パキシルCR錠」という薬剤名で販売されているうつ治療薬です。日本では2012年より販売された新世代のお薬です。ジェイゾロフト、レクサプロなどの中でも特に効果が強く、症状の改善が大きく見込めるのが特長です。うつ治療薬の中でも「選択的セロトニン再取り込み阻害剤」に分類されて、セロトニン濃度を上昇させることで抗不安作用や抗うつ作用を発揮するお薬です。

セロトニンとはドーパミンやノルアドレナリンと並んで、体内でとても重要な役割を果たしている三大神経伝達物質の一つです。セロトニンは人間の精神面に大きな影響与えるとされており、心身の安定や心の安らぎなどにも関与します。

18歳未満のうつ患者さんには原則服用いただけません。また、臨床試験の結果、18歳~24歳以下のうつ患者さんがパロキセチンを服用後、自殺念慮(自死について考えること)、自殺企図(自殺をくわだてること)のリスクが増加するとの報告されているため、主治医の判断の上で服用を検討する必要があります。MAO阻害剤(エフピーD錠)を投与中の方、あるいは投与中止後2週間以内の方も服用いただけません。

用法用量は、きちんとしたコントロール(管理)が必要です。成人には1日1回夕食後、初期用量としてパロキセチン12.5mgを経口投与し、その後1週間以上かけて1日用量として25mgに増量します。なお、年齢、症状により1日50mgを超えない範囲で適宜増減しますが、いずれも1日1回夕食後に投与することとし、増量は1週間以上の間隔をあけて1日用量として12.5mgずつ行うことが規定されています。

1日2回(朝・夕)や1日3回(朝・昼・夕)の服用は認められていません。急激な増量や減量、服用中止は危険ですのでおやめください。躁うつ病の方、統合失調症の素因のある方には適応がないお薬です。てんかんの既往のある方、緑内障のある方も服用ができません。

パロキセチンを服用後、眠気やめまい等があらわれることがありますので、自動車の運転など、危険を伴う機械を操作する際には十分注意が必要です。これらの症状は治療開始早期に多くみられています。

1%未満の患者さんに見られた副作用として、錯乱、幻覚、せん妄、痙攣(けいれん)が報告されています。これらの症状が見られた際には、すぐに専門医を受診し、減量や中止などの適切な処置を受けてください。他の副作用に体重増加が報告されており、服用後太る方が少なからずいらっしゃいます。妊娠中の方は、専門医に相談の上で服用を検討してください。授乳中の方は原則服用ができません。

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パロキセチンはイギリスの製薬会社であるアルムス社が開発した抗うつ薬です。日本でも2000年に承認されたパロキセチンと同成分を同一量配合した、ジェネリック医薬品です。パロキセチンは心のサプリメントとして定評があり、抗不安効果が強く幅広い不安障害に適応があります。
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