ミノキシジル徹底比較!
目次
育毛成分ミノキシジルとは
ミノキシジルは、AGA(男性型脱毛症)・薄毛治療において医療機関でも第一選択として使用されている育毛成分です。元々は血管拡張薬として開発されましたが、頭皮の血行を改善することで発毛を促し脱毛を予防する効果があることがわかりました。
内服薬に比べて副作用が少ないローションなどの外用薬が使用されます。男性用の内服薬もありますが、初期治療にはやはり外用薬が向いていますので、外用薬を使って効果がない場合に検討するようにしてください。
またミノキシジルは医薬品なので、医薬品ではない多くの育毛剤には育毛生分のミノキシジルは含まれていません。そういった育毛剤には、発毛・育毛効果が証明された成分が入っていないのでサプリメントのようなものと考えてください。
抜け毛・薄毛を本格的に治療するならば、必要なのは発毛・育毛効果が証明されたミノキシジルのような医薬品です。しかしコスト面が心配という声も多いので、ミノキシジル配合商品を値段と合わせて紹介していきます。
ミノキシジルの外用薬と内服薬
ミノキシジル外用薬は、国内では大正製薬のリアップx5、国外ではRogain(ロゲイン)が販売されていますが、先発薬のため価格が高く、ジェネリック医薬品が注目されています。
ミノキシジル外用薬は使いやすい反面、頭皮のかぶれやかゆみの副作用が出ることがあり、特に敏感な頭皮の男性はミノキシジルタブレットと呼ばれる内服薬を検討することもできます。
内服薬は外用薬と比較してミノキシジルの吸収効率が高い反面、全身性の副作用にも注意が必要です。また女性は内服薬を使用できないので注意してください。あくまでも外用薬を試してみて効果のない場合のみ検討するようにしてください。
また女性がミノキシジルで育毛を行う場合は濃度が2%を超えるミノキシジル製剤は使用できません。高濃度の外用薬を使用すると頭皮以外の体毛も発育することがあるからです。
ミノキシジル外用薬の比較
ミノキシジル外用薬はその濃度が2〜10% の塗り薬がありますが、ユーザー数が最も多いのがミノキシジル5%で、医療機関でも通常は5%が処方されます(女性の場合は2%が上限)。
男性の場合、ツゲインという低価格ジェネリック医薬品が発売されたため高濃度ミノキシジル10%の使用者が増えています。ただし10%は効果だけではなく副作用も強いと考えられるので、5%で効果がなかった場合のみ検討してください。
コスト面では、ミノキシジルの先発薬に該当する大正製薬のリアップx5プラスネオが最も値段が高く、スカルプDメディカルミノキ5も現時点ではリアップx5プラスネオと同様に経済的には負担が大きいです。
対してジェネリック医薬品に該当するツゲイン2・5・10%は価格面でのメリットが大きいです。1本あたりの単価が大幅に低価格なため、育毛費用を抑えることが可能です。
女性の場合は、低濃度ミノキシジル配合のリアップ・リジェンヌ(大正製薬)を塗っている方もいると思いますが、ジェネリック医薬品のツゲイン2に変えることで、育毛コストを大幅に節約できます。
医療機関でのAGA(男性型脱毛症)・薄毛治療
国内のクリニックで処方されるAGA(男性型脱毛症)・薄毛治療の外用薬はミノキシジル5%外用薬(女性の場合は1〜2%)です。内服薬ではジヒドロテストステロンを抑制する抗アンドロゲン薬フィナステリド配合のプロペシアが有名です。
プロペシアは、男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロンへと変換されるときに必要となる酵素5αリダクターゼを阻害することでジヒドロテストステロンの合成を阻害します。
ジヒドロテストステロンは、胎児期に生殖期の成長に関わる重要なホルモンですが、大人になってからは泌尿器系の疾患や脱毛などの因子となってしまいます。そのためジヒドロテストステロンを抑制することで脱毛を予防することができると考えられています。
いずれも保険適用外となるため、ミノキシジルの外用薬で1月あたり8,000円ほど、プロペシアも1月あたり8,000円ほどと非常にコストが高いです。合計で16,000円プラス診断や検査にさらにコストがかかりますが初回は自分の状態をしっかりと把握するためにも受診することをおすすめします。
その後は医師と相談しながら、ミノキシジル外用薬のジェネリック医薬品などを検討しコストを抑えるのも一つの手段です。育毛に最も大切なことは治療を継続することなので、安全面・コスト面・治療パフォーマンスを考慮して、自分にあった治療を少なくとも半年間は継続することをおすすめします。
ミノキシジル外用薬の商品
リアップx5プラスネオ
男性の脱毛症の進行予防、発毛を促進するミノキシジルが5%配合された国産のミノキシジル外用薬がリアップx5プラスネオです。男性の壮年性脱毛症において発毛・育毛と脱毛(抜け毛)の進行予防が認められている第一類医薬品です。
メーカー | 大正製薬 |
有効成分 | ミノキシジル5%(60ml) |
効果効能 | 男性の壮年性脱毛症における発毛・育毛と脱毛(抜け毛)の進行予防 |
メーカー希望小売価格 | 8,140円(税込) |
スカルプDメディカルミノキ5
壮年性脱毛症の抜け毛を予防、改善し、発毛を促す育毛成分ミノキシジル5%配合の外用薬で、メーカーは頭皮治療シャンプーで有名なアンファー社です。こちらの商品も第一類医薬品に分類されます。
メーカー | アンファー |
有効成分 | ミノキシジル5%(60ml) |
効果効能 | 男性の壮年性脱毛症における発毛・育毛と脱毛(抜け毛)の進行予防 |
メーカー希望小売価格 | 7,800円(税込) |
ツゲイン5%
ミノキシジル外用薬のジェネリック医薬品で、リアップx5プラスネオと同等のミノキシジル5%が配合されています。同成分なので効果も同等ですが、圧倒的な低価格で人気No.1のミノキシジル外用薬のジェネリック医薬品です。
ツゲイン10%
ミノキシジル外用薬のジェネリック医薬品で、有効成分ミノキシジルがリアップx5プラスネオの2倍の10%と贅沢に配合されています。5%を試してみて効果も副作用もなかった方はご検討を。
ツゲイン2%
女性のびまん性脱毛症、いわゆる女性にも起こる薄毛を改善する低濃度ミノキシジル2%を配合した外用薬。大正製薬の女性向けミノキシジルで有名なリアップ・リジェンヌのジェネリック医薬品にあたります。





