【ED治療薬】バイアグラジェネリックの種類・効果・メーカー

バイアグラジェネリック活用術

バイアグラのジェネリック医薬品には大きく分けて2つのタイプがあります。1つは2014年にバイアグラの特許が切れたことにより、日本でも作られるようになったジェネリックで、もう1つはそれ以前からあるインド製のジェネリックです。

インドは薬品の成分特許に対する考え方が日本や欧米と異なるために、特許が切れる前から何種類かのバイアグラジェネリックが製造されて、世界中で使用されています。

日本製のバイアグラジェネリックは1錠1000~1200円で、先発薬バイアグラの1500円とそれほど大きな差はありませんが、インド製のジェネリックは先発薬の数分の一という低価格が魅力です。

もちろんインド製の代表的なバイアグラジェネリックはいわゆる「偽造バイアグラ」とは全く別で、インドの近代的な大工場で製造される安心して使用できる薬品です。

インド製のバイアグラジェネリックで代表的なものは、カマグラゴールド、カベルタ、シラグラの3つで、全てジェネリック大国として名高いインドの有名な製薬メーカーが開発したお薬です。

カマグラ

カマグラはインドのアジャンタ・ファーマ社が製造しているバイアグラジェネリックです。インド製のバイアグラジェネリックの中ではいちばんの人気と使用実績があります。成分はバイアグラと同じシルディナフィルで、効果も同じです。

カマグラには、50mg錠と100mg錠(商品名はカマグラゴールド)の他に、以下の製品があります。

  • 100mgゼリータイプ(カマグラ・オーラルジェリー)
  • 100mg水に溶かして飲むタイプ(カマグラ発泡錠)

日本の病院では25mg錠と50mg錠しか処方していませんが、カマグラには100mg錠があるのが日本の使用者にとってはメリットです。

1錠(100mg)をピルカッターやカッターで割って分けて飲むと、相当の節約ができるからです。

また、カマグラのいちばんの特徴は価格メリットが大きく、先発薬よりも低コストで使用できることです。

バイアグラは病院で処方してもらうと50mgが1錠1500円で、個人輸入でまとめ買いするなどしても半額程度になるのが最大のコストダウンです。

しかし、カマグラの個人輸入なら100mgが1錠750円(50mg錠換算で375円)です。また、20~28錠まとめ買いをすると1錠229円~198円までコストダウンできます。

カベルタ

カベルタはインド製のバイアグラジェネリックの1つで、ランバクシー・ラボラトリーズという会社が製造しています。

この会社はジェネリック医薬品の製造では世界のトップ10に入ると言われる会社で、2008年に日本の第一三共製薬がM&Aで株式を取得し、子会社化しています。

同社の製造するジェネリックはアメリカFDAで承認されたものもあり、技術力は世界に認められていると言ってよいでしょう。

カベルタの成分はバイアグラと同じシルデナフィルで、効能・効果も同じです。個人輸入で入手できるカベルタは100mg錠なので、50mgで効果がある場合はピルカッターで割って使用します。(100mgを半錠にして飲む方法は大事な節約法です。)

カベルタは他のインド製ジェネリックと同様、先発薬より大幅に低価格になっています。バイアグラは病院で処方してもらうと50mgが1錠1500円で、個人輸入のまとめ買いサービスなどを利用しても半額程度までしかコストダウンできません。

しかし、カベルタの個人輸入なら100mgが1錠648円(50mg錠換算で324円)です。また、24~40錠まとめ買いをすると1錠416円~297円までコストダウンできます。

シラグラ

シラグラはインドの製薬会社シプラが製造しているバイアグラジェネリックです。

シプラ社は世界でもトップクラスのジェネリック製薬会社で、同社のHIV治療薬などの低価格な医薬品は、発展途上国で活躍する国際的医療ボランティアにとってなくてはならないものです。

シラグラの成分はバイアグラと同じシルディナフィルで、効能・効果も同じです。

25mg、50mg、100mg錠がありますが、個人輸入で入手できるのは100mg錠です。ちなみにバイアグラの100mg錠は日本の病院では処方していません。(ピルカッターで半分に割って節約しましょう)

インドのジェネリック医薬品に共通の特徴ですが、シラグラもバイアグラに比べて大幅に低価格になっています。病院で処方されるバイアグラは50mg錠が1錠1500円ですが、シラグラは100mg錠が745円です。

シラグラを個人輸入でまとめて購入すると、100mg錠20錠の購入で1錠244円、28錠の購入なら1錠189円と大幅にコストダウンします。

バイアグラジェネリックはなぜインド製が多いの?

2014年5月にバイアグラの国際特許が切れてからは、日本でもバイアグラのジェネリックが作られるようになりましたが、それ以前はバイアグラジェネリックといえばすべてインド製でした。

これは、インドでは医薬品の特許について「成分特許は認めるが製造特許は認めない」という国際的には極めて異例な考え方をしていたからです。

当然莫大な開発費をかけた先発薬メーカーともめることになりましたが、2005年に1つの妥協案が成立しました。

それは、2005年以降はインドでも成分特許を認めること、ただしそれ以前からインドで作られていたジェネリックは、特許をもっている製薬会社に「合理的な実施料」を支払nうことで引き続き生産と販売ができる、というものです。

したがって現在でもインドではバイアグラはもちろん、まだ特許が切れていないレビトラやシアリスの「ジェネリック」も堂々と製造・販売されています。

インド製のバイアグラジェネリックは、その代表的な製品はインドを代表する世界的に有名な製薬メーカーが衛生設備の整った近代的な工場で生産される安全な製品です。

信用できる個人輸入代理業者を通じて購入するかぎり心配はありません。

日本製のバイアグラジェネリックってどう?

2014年5月のバイアグラの特許切れを待って、日本の製薬会社は続々とバイアグラジェネリックの生産に着手し、2014年12月現在で8社が発売を開始しています。

これら日本製ジェネリックには次のような特徴があります。

  • 日本の厚生労働省が製造・販売を承認したものなので、安心して使える。
  • 病院で処方してもらう必要がある。
  • 成分のシルデナフィル含有量はすべて50mgである。
  • 価格は現在のところ1錠1000円~1200円である。

個人輸入で入手できるインド製のバイアグラジェネリックのとの比較では、メリットは日本製という安心感のあること、デメリットはインド製よりもかなり価格が高いこと、シルデナフィル100mg錠がないことです。

日本でバイアグラジェネリックを製造している製薬会社は次のとおりです。

  • 東和薬品株式会社
  • キッセイ薬品工業
  • 株式会社陽進堂
  • あすか製薬株式会社
  • テバ製薬株式会社
  • シオノケミカル株式会社
  • 富士化学工業
  • 大興製薬株式会社

バイアグラジェネリック通販の方法

バイアグラジェネリックは大きく分けて、インド製薬メーカーの後発薬と日本国内の製薬会社のバイアグラ後発薬の2つです。

中でもバイアグラジェネリック通販が可能なのは、インド製薬会社が開発、製造するシルデナフィル配合の後発薬です。

有名なバイアグラジェネリックは上でも紹介していますが、カマグラゴールド(アジャンタファーマ)、カベルタ、シラグラです。

いずれも有効成分シルデナフィルが50mg、100mg配合の2種類の錠剤があります。海外では100mgの錠剤が主流ですが、体格が小さめのアジア人には50mgで十分な効き目があります。

そこでバイアグラジェネリック通販の方法ですが、くすりエクスプレスのような個人輸入代行のストアから通販する方法です。

海外サイトからの通販ですが、手順も日本の楽天やアマゾンで買い物するのと変わりません。

国内製のバイアグラジェネリックは通販の対象ではありませんが、価格を比較するとインド製のカマグラゴールドが一番オススメです。