ゾビラックスの効果・飲み方・注意事項 | くすりエクスプレスの教えてヘルスケア

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公開日: 2018/07/16

ゾビラックスとは

ゾビラックスはヘルペスウイルスの増殖を抑制することで効果を発揮する抗ヘルペス薬です。口唇ヘルペスや性器ヘルペスの他、帯状疱疹に対しても使用できます。効果を発揮する成分は「アシクロビル」であり、これは人間にとって非常に吸収率が悪い成分です。きちんと効果が出る濃度を体内で維持するためには、1日5回の服用が必要になります。錠剤タイプの他、顆粒剤や点滴薬、外用薬も販売され、臨床現場で広く活用されています。

ゾビラックスはウイルスに感染している細胞に取り込まれると、ウイルスが放出する酵素によって活性化します。活性化したゾビラックスはウイルスのDNAにダミーとして取り込まれ、それ以上伸長しないように働きます。DNAが伸長できないためにウイルスは増殖できず、感染の拡大を抑制することができるのです。

ゾビラックスはウイルスに感染していない細胞では活性化しないため、ウイルスに特異的に作用するのが特徴です。そのため、通常の細胞には影響が最小限で済み、副作用も少なくなっています。

腎臓から尿に乗せて排泄されるため、腎機能が低下している人では服用量の調節が必要になります。腎機能が正常な人だとしても脱水状態では副作用が起きやすくなるため、服用期間は水分補給をしっかりと行っていきましょう。

ゾビラックス効果・作用機序

ゾビラックスはヘルペスを引き起こすウイルスの増殖を抑制することで効果を発揮します。ゾビラックスは体内に吸収されると、ヘルペスウイルスに感染している細胞内に取り込まれます。ゾビラックスが効果を発揮するためには、二段階の活性化を経て活性体となる必要があります。

まずは感染している細胞内において、ウイルスが増殖するために放出している酵素によって一段階目の活性体となります。さらに人間がもともと持っている酵素によって二段階目の活性化を受け、ヘルペスウイルスのDNA複製を阻害します。ヘルペスウイルスは増殖するため、人間の細胞が持つDNA複製機関を利用して、自分自身のDNAを複製します。活性化したゾビラックスは、この時にDNA合成の素になるアミノ酸の代わりに取り込まれ、それ以上伸長しない様にすることで効果を発揮しています。

すでに感染しているヘルペスウイルスを殺す効果はないため、できるだけ発症初期に使用するのが効果的です。活性化するためにはウイルスが放出する酵素を必要とするため、感染していない正常な細胞においてはゾビラックスは活性化しません。そのため、正常細胞に掛かる負担を最小限に抑えて治療を行うことは可能です。

ゾビラックスの飲み方と注意事項

ゾビラックスは単純ヘルペスウイルスや水痘帯状疱疹ウイルスに効果を発揮する抗ウイルス薬です。ウイルスの増殖を抑えることで効果を発揮するため、服用開始が早いほど効果的に作用します。それぞれの症状や年齢、腎機能によって飲み方が変わっていくために注意しましょう。なお、ゾビラックスは経口での吸収率が非常に悪く、頻回の服用をしなければ効果が期待できません。性器ヘルペスや口唇ヘルペスなど、単純ヘルペスに対して使用する時には1回200mgを1日5回服用します。また、帯状疱疹に対して使用する場合には、1回800mを1日5回服用します。

ゾビラックスには水痘(水ぼうそう)に対する適応はないため、服用方法は定められていません。また、成人の場合には性器ヘルペスの再発予防に適応がないため、服用方法が定められていません。性器ヘルペスの再発予防に抗ヘルペス薬を使用する場合には、通常は低用量で継続して服薬していく必要があります。ゾビラックス錠では服用回数や服用量を減らしてしまうと、効果を発揮できるほどの血中濃度を保つことができず、再発予防の効果が期待できない為です。

小児がゾビラックスを使用する時には、体重によって服用量が決まります。単純ヘルペスの治療や性器ヘルペスの再発予防でゾビラックスを使用する場合、1回の服用量は体重1kg当たりゾビラックス20mgとなり、1日4回服用します。この時、1回の最高服用量は200mgとなります。また、帯状疱疹で使用する場合でも服用量の設定は同様のものですが、1回当たりの最高服用量は800mgとなります。

ゾビラックスは腎臓から尿を介して排泄されるため、腎機能が低下している人では服用量を減量しなければいけません。調節せずに服用を続けた場合、副作用が起きる可能性が高くなってしまうために注意しましょう。具体的には、単純ヘルペスに対してゾビラックスを使用する場合、腎機能を評価する指標であるクレアチニンクリアランスが10よりも低い患者では1回200mgを1日2回服用します。帯状疱疹に対して使用する場合には、クレアチニンクリアランスが10~25の時には1回800mgを1日3回、10以下の時には1回800mgを1日2回で服用します。

腎機能が正常な人が使用するとしても、脱水状態であったり尿量が少なすぎたりすると、体内のゾビラックスの量が過剰になってしまい、副作用が起きてしまうことがあります。ゾビラックス使用中は、普段よりも水分補給を意識的に行っていきましょう。

ゾビラックスの副作用

ゾビラックスでは服用した人のうち、単純ヘルペスで使用した人の約1%、帯状疱疹で使用した人の約6%に副作用が発現しています。また、頻度不明ながら重篤な副作用の発現も確認されているため、その兆候には注意して使用する必要があります。発生する可能性が高い副作用は、単純ヘルペスに使用した場合では腹痛(0.22%)、下痢(0.14%)、肝機能検査値の異常(0.16%)、高トリグリセライド血症(0.09%)となっています。帯状疱疹に対して使用した場合では高トリグリセライド血症(1.22%)、肝機能検査値の異常(0.93%)、腎機能検査値の異常(0.86%)、貧血(0.65%)、白血球減少(0.47%)です。

重大な副作用では
アナフィラキシー(症状:チアノーゼ、冷や汗、血圧低下など)、無顆粒球症・血小板減少などの血液検査値の異常(症状:歯茎や鼻からの出血や易感染など)、急性腎不全(症状:尿が出なくなるなど)、精神経症状(症状:意識障害や妄想・幻覚など)、中毒性表皮壊死融解症・皮膚粘膜眼症候群(症状:高熱、全身の発疹、ただれ、倦怠感)、間質性肺炎(症状:呼吸困難、咳嗽、肺音異常など)呼吸抑制・無呼吸、急性膵炎(症状:急激な腹痛や体重減少など)、肝機能障害・肝炎・黄疸(症状:全身の倦怠感や肌の黄色変化など)

が報告されており、これらの症状が起きた場合には速やかに中止し、適切な処置を受ける必要があります。

ゾビラックスの併用禁忌、飲み合わせ

ゾビラックスには併用禁忌となる医薬品はありません。ですが、一部の医薬品に関しては血中濃度が変動してしまうことがわかっており、慎重投与となる医薬品が存在します。これらの相互作用は、腎臓における排泄が密接に関わっているため、腎機能が低下している人では、より顕著になります。

高尿酸血症や痛風に用いられているプロベネシド(商品名:ベネシッド)との併用では、尿細管分泌に関わるOAT1及びMATE1の活動が阻害されてしまい、ゾビラックスの排泄が阻害されてしまいます。その結果、ゾビラックスの血液中の濃度が下がりにくくなり、血中濃度曲線下面積(AUC)が40%増加してしまいます。

胃酸の分泌を抑制するシメチジン(商品名:タガメット)との併用でも同様に排泄が阻害されてしまい、ゾビラックスの血中濃度曲線下面積(AUC)が27%増加してしまいます。

また、免疫抑制剤であるミコフェノール酸モフェチルは同様の腎排泄型医薬品であり、腎臓において競合的に排泄機構を使用するため、双方の血中濃度が上昇してしまう可能性があります。ミコフェノール酸モフェチルでは、具体的にどの程度変動するのかは不明です。
ゾビラックスの血中濃度が高いままで維持されることで、通常よりも副作用の発現率が高くなってしまうため、併用注意となっています。
喘息で使用するテオフィリン(商品名:テオドール)との併用では、機序は不明ながらテオフィリンの血中濃度が上昇することが判明しています。テオフィリンにおいても、具体的にどの程度変動をきたすのかは不明です。

ゾビラックスの通販

ゾビラックスは薬局医薬品であるため、通常は病院で処方箋を発行してもらい、調剤薬局で調剤してもらわなければ手に入りません。市販薬では販売されていないので、日本国内では通販で購入はできません。ただし、海外製のゾビラックスを個人輸入代行業者を通じて、処方箋なしで通販購入する方法は存在します。個人で海外製の医薬品を輸入・使用することは、現在の法律では違法ではありません。あくまでも個人的な使用を目的とした場合に限るため、通販購入をした医薬品を誰かに渡した場合には、違法となってしまうので注意してください。ゾビラックスにはジェネリック医薬品も販売されているため、個人輸入で使用する際にはコスト軽減に活用できるでしょう。

海外製の医薬品を個人輸入して使用する際には、処方箋で調剤してもらった医薬品を使用する場合よりもリスクがあります。何が起きても自己責任となることをあらかじめ把握しなければいけません。まず海外製であるため、日本の基準に合致していない製法・添加剤が用いられている可能性があります。また、服薬したことで何らかの健康被害が発生した際には、厚生労働省が運営している副作用健康被害救済制度を利用することができません。ゾビラックスには重篤な副作用の報告もあるため、メリット・デメリットをしっかりと把握しておきましょう。

ゾビラックスとバルトレックスの違い

ゾビラックスもバルトレックスも、どちらもヘルペスウイルスに効果を発揮する薬です。ゾビラックスの主成分はアシクロビルで、バルトレックスの主成分はバラシクロビルですが、バラシクロビルは体内で代謝されてアシクロビルに変化するため、薬効を発揮しているのはどちらも同じアシクロビルということになります。アシクロビルはそのままでは吸収率が非常に悪く、安定して効果を発揮するためには1日5回の服用を必要とします。バラシクロビルはその弱点を補うため、人体に吸収されやすいように加工された医薬品です。

バルトレックスは吸収が改善されたことで服用方法も簡単になり、効果もゾビラックスより優れています。ですが、当然その加工にかかる費用分、値段が高くなるというデメリットも存在します。なお、副作用や併用に注意が必要な薬、注意点はどちらも同様のものとなっています。

ゾビラックスには軟膏剤や眼軟膏剤、点滴剤などの多くの製剤が販売されていますが、バルトレックスでは内服薬のみとなっています。バルトレックスは体内に吸収されてアシクロビルに変換されなければ効果を発揮することができないため、外用薬としては効果が期待できないからです。また、バルトレックスはアシクロビルの消化管からの吸収率を改善したものであるため、初めから体内に点滴するのであればゾビラックスを使用すれば良いため、点滴薬・注射薬は存在しません。

ゾビラックス服用中のアルコール

ゾビラックスでの治療中、アルコールの摂取に関しては、相互作用的に問題視されるものではありません。ただし、アルコールの摂取で起きる身体反応により、ヘルペスに対する治療効果が減弱する可能性や、ゾビラックスの血中濃度が上昇して予期せぬ副作用が発生する可能性は否定できません。そのため、ゾビラックスの服用中の飲酒は、あまりオススメできるものではありません。

アルコールには利尿効果があるため、体内は脱水状態になりやすくなります。ゾビラックスは腎臓から尿として排泄されるため、排尿が促進されれば血中濃度が低下してしまい、薬効が十分に発揮できなくなる可能性があります。また、その結果として脱水状態のままで経過してしまうと、今度はゾビラックスの血中濃度が上昇し過ぎてしまい、副作用が起きやすくなってしまう危険性があります。さらに、アルコールの代謝は肝臓において行われるため、ゾビラックスの副作用である肝機能障害が増長されてしまう可能性も否定できません。

また、アルコールを摂取することにより、免疫力が低下してしまいます。そのため、飲酒によってヘルペスウイルスが活性化してしまい、口唇ヘルペスが悪化してしまう可能性が高くなります。ゾビラックスを服用していないとしても、ヘルペスが発症している間は飲酒を控えた方が良いでしょう。

ゾビラックスと軟膏の違い

ゾビラックスには錠剤のほか、軟膏剤も販売されています。これらはどちらもアシクロビルを主成分とする医薬品ですが、適応や副作用などに違いがあります。ゾビラックスはそもそも人体に吸収されにくい成分ですが、軟膏剤ではその特徴がより顕著になります。錠剤では体の中から効果を発揮できるため、単純疱疹・帯状疱疹のどちらにも適応を持っていますが、軟膏剤では真皮以下に浸透していかないため、単純疱疹のみの適応となっています。

また、錠剤では重大な副作用の報告があり、頭痛やめまいなどの全身性の副作用が多く報告されているのに対し、軟膏剤では体内にほぼ吸収されないため、かぶれなどの局所的な副作用がほとんどで、危険な副作用はほぼ報告されていません。使用方法も軟膏剤の方が簡単であるため、個人で使用する場合には軟膏剤がベターです。

錠剤と軟膏剤の併用に関し、医学的には特に問題となるものではありません。ただし、現状の日本の健康保険制度では併用することは認められていないため、病院からの処方であれば、通常はどちらかのみの使用となります。重症度が高いものでは効果が高い錠剤を使用し、軽症のものであれば安全性の高い軟膏剤を使用するように、使い分けされることが一般的です。

ゾビラックスに市販薬歯ある?

ゾビラックス錠は薬局医薬品であり、市販薬(OTC医薬品)では販売されていません。通常、OTC医薬品として販売されるには、医療現場での使用歴が長く安全性が十分に確保されている必要があります。ゾビラックス錠では使用経験は長いものの、重大な副作用の報告もあり、用法・用量を厳密にコントロールしなければ効果が出ないばかりか、耐性ウイルスが生まれる原因にもなってしまいます。そのため、今後もOTC医薬品として販売される可能性は低いでしょう。

ゾビラックス軟膏に関しては、まったく同じ成分を同じ用量で配合したOTC医薬品が販売されています。販売名称は大正製薬「ヘルペシアクリーム」、グラクソ・スミスクライン「アクチビア軟膏」、日邦薬品「ヒフールAC」の三種類です。配合されている成分はゾビラックス軟膏と同じアシクロビルで、配合量も1gあたり50mgで同様のものとなっています。適応症は口唇ヘルペスの再発に限定されていますが、効果は薬局医薬品のゾビラックス軟膏と変わりありません。

これらのOTC医薬品は第1類医薬品に分類され、購入時に薬剤師の説明を受ける必要があります。ただし、所定の手続きを踏むことでインターネットなどを介して通販で購入することもできます。

ゾビラックスでヘルペスが治らない場合

ゾビラックスはヘルペスウイルスに効果的な医薬品ですが、治りにくいと感じる人もいるようです。この場合、しっかりと正確な使用方法ができているか確認してみましょう。用法・用量を間違っていては、本当の効果を引き出せません。ゾビラックス錠は吸収率が非常に悪く、効果を出すためには必ず1日5回服用しなければいけません。治療期間はおおよそ5日間~1週間で、途中で止めるとぶり返してしまうこともあります。

また、ゾビラックス軟膏などの外用薬では皮膚表面に顕在化しているヘルペスを鎮静化させるだけですので、状態が改善したからといって治療期間内で止めてしまうと、ぶり返す可能性が高くなります。使用回数は厳密に定められていませんが、効果をしっかり出すためには最低でも1日3回は塗布したいところです。

ゾビラックス錠の1日5回が服用できないのであれば、同種同効薬であるバルトレックス錠に切り替えて治療を行う方が無難です。バルトレックスを口唇ヘルペスや性器ヘルペスで使用すれば、1日2回の服用で効果を発揮します。実際の臨床現場ではゾビラックス錠が処方されることは稀で、多くの医師がより効果的で簡単に使用できるバルトレックスに切り替えている状況です。

最後になりますが、ヘルペスは免疫力の低下により発症するため、過労の状態やストレスフルな状態では、治療効果は著しく減弱します。ヘルペスが治りにくいと感じているのであれば、まずは体を休め、体力を回復するように努めてください。

口唇ヘルペスにステロイド剤の使用は?

口唇ヘルペスは単純ヘルペス感染症です。原因となるのは単純ヘルペスウイルスであり、体力が低下したり精神的なストレスがかかったりすることで、免疫力が低下して発症します。ステロイド剤は抗炎症効果を持つ外用薬であり、アトピーや蕁麻疹など、皮膚疾患に広く用いられている医薬品です。そのため、口唇ヘルペスに対しても処方されることがありますが、効果があるかどうかには疑問が残ります。効かないだけではなく、場合によっては治療期間を延長させてしまったり、悪化を招く可能性もあるのです。

ストロイドはもともと体内に存在するホルモンであり、体内の炎症を改善する作用や強力にアレルギーを抑制する作用などを発揮しています。アレルギーを抑制する効果は、免疫機能を抑制することによって発揮されているため、単純ヘルペスに感染することで発症する口唇ヘルペスでは、逆にヘルペスの勢いを強くしてしまう可能性もあるのです。

ただし、内服薬で症状が改善し、ヘルペスウイルスが鎮静化した後であるのなら、皮膚表面に残った炎症反応を改善する効果が発揮されることもあります。ヘルペス初期や増悪時の使用は効果が期待できませんが、抗ヘルペス薬終了後の使用では著効する可能性もあるため、使用の可否は状態に応じて判断していくべきでしょう。

ゾビラックスを子供に飲ませるには

ゾビラックスを子供が使用する場合、その体重に合わせて用量を細かく設定する必要があります。錠剤では1錠あたりの用量が定められているため、適正な用量を安全に服用するためには、顆粒剤を使用する必要があります。また、子供は嚥下能力が低いため、固形の錠剤は飲みにくく感じてしまう点でも、錠剤よりも顆粒剤を選択した方が良いでしょう。

顆粒そのままでは苦みを感じることもあり、服薬を嫌がることもあります。その場合、牛乳やリンゴジュースなどで混ぜて飲むことも可能です。その場合には、溶け残ったものも忘れず飲むようにしてください。液体を使用しても飲みにくい時には、ゼリーやプリン、アイスクリームなどの半固形物で薬を包み込むようにして服薬しましょう。この方法を使う時には、冷たいものを使用した方が味覚に感じ取られにくく、苦みを感じやすいタイプの子供でも飲みやすくなるでしょう。いずれにしても、服用するために用意したゾビラックスは、時間を置かずに飲むようにしてください。

ゾビラックス顆粒を飲み込んだ後には、口内に薬剤が残らないようにケアすることも大切です。口内に残ったゾビラックスのコーティングが溶けてしまえば、通常よりも苦みが強くなってしまいます。治療をしっかりと継続するため、うがい等の対策も行いましょう。

子供の副作用と注意点

ゾビラックス錠を使用した子供における副作用では、具体的なデータは公表されていません。年齢ごとに区分して使用した実績が乏しく、副作用の発生率やどのような副作用が起きやすいのかなど、詳しい情報がないのです。

15歳以下の子供で単純疱疹にゾビラックス錠を使用した中で追跡できた件数は1006例であり、その中で副作用が発生したのは6例で、副作用発生率は0.59%となっています。
帯状疱疹に対して使用した中で追跡できた件数は104例であり、その中で副作用が発生したのは4例で、副作用発現率は3.84%となっています。
水痘に対して用いられた例は年齢層ごとに追跡されており、それぞれの副作用発生率は生後7カ月未満で0.47%、7カ月以上1歳未満で1.4%、1~3歳で0.89%、4~6歳で0.42%、7~9歳で1.89%、10~15歳で0%となっています。

発生しやすい副作用は腹痛や下痢などの消化器症状や、肝機能検査値の上昇です。

低体重出生児や新生児への使用経験は特に乏しく、安全性は確立していません。体重に応じて服用量や用法の調節が必要になりますが、6歳以上の子供では代謝機能が大人と同水準となっており、体内における薬の動向もほぼ大人と同等とされています。

ゾビラックス錠は腎臓から尿に乗って排泄されます。そのため、腎機能が低下していたり、水分を満足に摂取できなかったりするときには、副作用が起きやすくなります。子供に使用した際にもそれは同様である為、使用している期間はしっかりと水分補給していきましょう。

服用を注意すべき人

ゾビラックスの服用を注意すべき人は、腎機能が低下している人(腎障害のある人)・肝機能が低下している人(肝障害のある人)・高齢者・小児です。

ゾビラックスは尿中に排泄されるため、腎機能が血中濃度に強く影響します。血中濃度が高いまま維持されてしまえば、めまいや頭痛などの精神神経症状の副作用が起きやすくなるのです。腎機能の指標であるクレアチニンクリアランスから服用間隔の調節を行い、安全に使用できる用量を用いる必要があります。

ゾビラックスは副作用として肝機能障害を起こすことがあるため、あらかじめ肝機能障害を起こしている患者では、増悪してしまう可能性があります。

高齢者の場合、一般的に生理機能が低下していることが多く、それは特に腎臓で顕著になります。そのため、副作用が起きやすくなってしまいます。投与間隔を調整しながら、慎重に使用していくべきものです。
小児の場合では、6歳以上になれば成人とほぼ同じ代謝・排泄が行われることが分かっていますが、低出生体重児や新生児では使用経験がなく、その安全性が確立していません。

いずれの場合でも、ゾビラックスを使用している間はスムーズな排泄を行うため、十分に水分を摂取していかなければいけません。高齢者や水ぼうそう患者では特に脱水となりやすいため、意識的に水分補給する必要があります。

妊婦、産婦、授乳婦等の服用

妊娠中の場合、ゾビラックスは治療上の有益性が危険性を上回る場合に使用することとなっています。妊娠中にゾビラックスの使用を行い、その後帝王切開した新生児において尿中にゾビラックスが排泄されていたことから、ゾビラックスは胎盤を通過して胎児に移行することが分かっています。

動物実験の結果では、大量に服薬した時には母体の腎臓への負担が発生し、胎児にも奇形が発生する催奇形性が認められています。もっとも、この服用量は適正な用量から明らかに逸脱した用量であり、体重1kgあたり200mgという高濃度にさらした場合となっています。適正な用量では問題が検出された報告はありません。

授乳中の場合は、服薬を避ける必要があります。外国人によるデータとなりますが、乳汁中に服用したゾビラックスが分泌されることが判明しています。ゾビラックス200mgを1日5回服用した後に乳汁中の濃度を調べたところ、血液中の濃度に比べて0.6倍~4.1倍に濃縮されていることが分かっています。別な研究では、投与終了後88時間(約4日)まではゾビラックスの成分が母乳中から検出されており、投与終了後72時間(3日)までの母乳中のゾビラックス濃度は血液中の濃度の2.25倍と報告されています。

ゾビラックスの治療コストの目安

ゾビラックスの薬価(1錠当たりの価格)は、200mgで101.5円、400mgで165.5円となっています。口唇ヘルペスや性器ヘルペスなどの単純ヘルペスに対してゾビラックスを使用する時には、1回200mgで1日5回の服用が必要になります。治療期間をおおよそ5日間として換算すれば、ゾビラックスの価格だけで2537.5円となります。病院で処方される場合には健康保険によって3割負担となりますが、お薬代だけではなく様々な諸経費も同時に請求されるため、調剤薬局・病院の料金を合わせれば2000円程度はかかってしまうでしょう。

帯状疱疹に対して使用する時には、1回800mgを1日5回で服用する必要があり、治療期間は7日間が目安になります。ゾビラックス錠400mgを使用して計算すれば、ゾビラックスの価格だけで11585円となります。健康保険を用いて3割負担で計算し、諸経費を含めた価格とすれば、5700円程度は必要になってしまうでしょう。

ゾビラックスにはジェネリック医薬品も販売されており、200mg錠では35.8円~49.4円、400mg錠では56.1円となっています。薬価が大きく下がる為、掛かる費用も大幅に低くすることができます。単純ヘルペスでは錠数も少なく、それほど大きな価格差にはなりませんが、帯状疱疹に対して使用する時には価格差は大きくなります。

ゾビラックスのジェネリックとは

ゾビラックスでは多くの製薬会社がジェネリック医薬品を販売しています。販売名はゾビラックスの成分であるアシクロビルに、製薬会社の名称を付与したものとなっています(例:アシクロビル錠200mg「タカタ」等)。ジェネリック医薬品は厚生労働省によって生物学的同等性が認められているものですが、吸収速度や排泄速度にわずかながら差異があるものも存在します。

ゾビラックスの薬価は200mg錠で101.5円、400mg錠で165.5円、40%顆粒では1gあたり200円となっていますが、ジェネリック医薬品では200mg錠で35.8~49.4円、400mg錠では56.1円、40%顆粒では1gあたり63.5円~109.4円となっており、ほぼ半額以下で購入することができます。

ジェネリック医薬品では服薬のしやすさを向上するため、先発品にはない内服ゼリー剤やシロップ剤も用意されていますが、そういった剤型では先発品よりも価格が高くなる場合もあります。アシクロビル内服ゼリー200mgでは159.6円、アシクロビルシロップ8%では1mlあたり27.7円となっており、200mgに換算すると69.25円となります。

日本では使用されていない海外製のジェネリック医薬品も存在しますが、添加剤などの承認方法が日本とは異なる為、通常は国内で使用されることはありません。海外製ジェネリック医薬品では、AcivirやAciclovir tabletのような名称で販売されています。

ジェネリック薬の購入方法

ゾビラックスにはジェネリック医薬品が販売されており、日本では1999年から使用されています。10社あまりから販売されており、先発品の半額以下の薬価となっています。ジェネリック医薬品は厚生労働省によって生物学的同等性が認められた医薬品であり、血中濃度の推移などが先発品と同等な医薬品です。ただし、生物学的に同等だとしても吸収速度などの違いが生まれることがあり、それによって効果が薄いと感じてしまうこともあるようです。

日本でジェネリック医薬品を使用するには、通常は処方箋でジェネリック医薬品を指示してもらうか、薬局で変更してもらうことが必要となります。海外で使用されているジェネリック医薬品も存在し、こちらは個人輸入代行業者を通じて通販で購入することも可能です。ただし、海外製のものを使用することは相応のリスクも存在します。日本の基準に準拠していない成分が含まれていることもありますし、偽物が流通していることもあります。

また、個人輸入で使用した場合には、何らかの副作用が起きた場合でも厚生労働省の運営している副作用被害救済制度を利用することができません。起きたことに関してはすべて自己責任となりますので、それに納得した上で判断してください。