前立腺肥大とEDの関係 | くすりエクスプレスの教えてヘルスケア

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公開日: 2018/07/10

前立腺とは?

前立腺がどこにあって、何のためにあるのかは、男性でもよく知らない人が多いようです。「前立腺肥大という病気のことはよく耳にするが、前立腺って何? 」というのです。

前立腺は膀胱の真下にあって、膀胱からペニスにつながる尿道が前立腺の中央を通っています。大きさはクルミの実くらいです。前立腺はセックスのフィニッシュ(射精)が近くなった時にある大切な役目を果たします。それは、睾丸から送られてきた精子に前立腺液をプラスして、尿道に送り込むことです。精子が無事に卵子まで泳ぎ着けるように、精液の重要なな一部分を作るのが前立腺です。

前立腺肥大とは?

この前立腺で一番問題になるのが、よく耳にする「前立腺肥大」です。男性は誰でも50代くらいから前立腺が肥大し始め、それが尿道を圧迫するので「小便の切れが悪い」という症状が出てきます。

60代、70代では男性のほぼ100パーセントが、程度の差はあれこの排尿障害に悩んでいます。尿意が近くなって、尿が出にくくなるのが排尿障害で、別名「下部尿路症状」ともいいます。頻繁に尿意を催すのが頻尿で、出にくい症状を排尿困難とも呼びます。

下部尿路症状とEDの関係

下部尿路症状がある人はEDのリスクが高いことは各種の調査で明らかになっています。しかしどちらも年齢が関係する病気なので、お互いにどの程度の因果関係があるかは必ずしも明らかではありません。前立腺肥大ぎみでもEDでない人はいくらでもいるからです。

下部尿路症状がEDをひき起こす理由として、前立腺肥大が骨盤内の虚血をひき起こすためと考えられています。その原因はともかくとして、下部尿路症状によるEDにはバイアグラ、シアリス、レビトラなどのED治療薬が顕著な効果を発揮します。ED治療薬の有効成分であるPDE5阻害薬がペニス周辺の血管の平滑筋を緩めて血行を促進するからです。

排尿障害という「下の悩み」があると、毎日のことだけについEDという別の下の悩みのことを忘れてしまいがちですが、ペニスをあまり早くから「小便だけの道具」にしてしまうのは寂しい限りです。

前立腺肥大の男性の8割近くになんらかのED症状が出るの?

前立腺という男性にだけある臓器は、なぜか子作りが終わる年齢になると肥大し始めて、それが頻尿・残尿感・尿の出づらさという、ほとんどすべての中高年男性を悩ませる症状の原因になります。

このほか、急にガマンできないような強い尿意が起きる尿意切迫、排尿を終えてお道具をズボンに収めた後に尿が滴ってしまう排尿後尿滴下など、おしっこに関するめんどうなトラブルはいろいろあります。

このようなおしっこに関する症状をまとめて「下部尿路症状」といいますが、50歳を過ぎた男性で、オレには全くそういう症状がないという人はまれです。60代以上では程度の差はあってもすべての人に現れる症状です。

この下部尿路症状はそれだけでなく、勃起の機能にも影響を与えます。まったく立たなくなることはありませんが、昔ほどの硬さがなくなる、中折れするなどの「軽度のED症状」がでるのはめずらしくありません。

したがって「前立腺肥大の男性の8割にED症状が出る」というのは大げさではなく、むしろ控えめな表現です。これはどちらも中高年男性に出やすい症状だということの他に、下部尿路症状がペニスに血液が集中するのを妨げていると考えられています。

前立腺肥大の治療はこれまでは、α遮断薬や5αレダクターゼ阻害薬が使用されていましたが、2014年にED治療薬シアリスの成分であるタダラフィルが前立腺肥大の保険適用の治療薬として承認されました。

因果関係は別にして、前立腺肥大とEDが併発しやすい病気であることは周知の事実なので、この両方に効果がある薬があり、しかも健康保険が適用されるというのは中高年男性には朗報です。

ただし、厚生労働省では前立腺肥大の薬がシアリスの代替薬としてED治療に流用されることを警戒して、保険適用にはいろいろな制限を設けているのでズルはできないようになっています。

夜中のおしっこはEDの前ぶれ?

男性は50歳を過ぎるころから、少しずつオシッコのトラブルがでてきます。トイレが近くなって、尿の勢いも弱くなってきます。若いころはシャーッと出てピタッと止まったのに、切れがわるくなって最後に何回かピッ、ピッと絞り出さないといけません。それをサボると、お道具をしまった後にパンツの中で出てしまいまいます。

いわゆる『排尿障害』で、頻尿、排尿困難、夜中のおしっこ、切れの悪さなどです。

一番困るのは夜中にトイレに立たなければいけないことです。60歳代なら夜中に1回トイレにいくのは仕方ないと思わなければいけません。しかし、2回となるとかなりわずらわしく、睡眠の質にも影響してきます。3回以上になるとたいへん辛く、生活の質が損なわれます。

こういうオシッコのトラブルは下部尿路症状とよばれますが、高齢男性の下部尿路症状のもっとも大きな原因は前立腺肥大です。膀胱の真下にあって真ん中に尿道が通っているのが前立腺で、精液の一部である前立腺液を作る役割をしています。

この前立腺がなぜか中高年になるとほとんどの男性が肥大してきます。肥大すると尿道を圧迫してオシッコのトラブルの原因になるのです。この他に、加齢とともに膀胱や尿道が柔軟性を失ってくる、腎臓や心臓の機能が弱ってきて身体の水分調整がうまくいかなくなる、などの原因も加わって下部尿路症状が出てきます。

下部尿路症状はEDをともなうことも少なくありません。その因果関係は明かでない部分もありますが、膀胱や尿道が柔軟性を失ってきたときに、陰茎海綿体洞や陰茎動脈の平滑筋も柔軟性を失ってきても不思議はありません。

ところで、この両方の症状の治療にED治療薬シアリスの成分であるタダラフィルが使われていることをご存知ですか? ED治療薬がEDの治療に使われるのは当たり前ですが、同じものが前立腺肥大による下部尿路症状(排尿障害)の治療薬としても2014年に厚生労働省から承認されました。

中高年男性にとってタダラフィルは一石二鳥の薬なのです。一定の条件をクリアしたら健康保険も適用されるので、そうなれば一石三鳥ですね。

前立腺肥大の治療にシアリス(タダラフィル)が有効な理由

ED治療薬シアリスの成分タダラフィルが、2014年に厚生労働省から前立腺肥大の治療薬として承認されました。前立腺肥大の治療に使われるときは薬品名はシアリスではなく「ザルティア」で、5mg錠あるいは2.5mg錠を毎日1錠服用します。

EDの治療薬がなぜ前立腺肥大の治療にも効果があるのでしょうか。それはED 治療薬が肥大した前立腺を元の大きさに戻すからではなく、前立腺の肥大によって圧迫された尿道の尿の通りを良くするからです。

ED治療薬はPDE5阻害薬と呼ばれる薬で、陰茎海綿体の動脈の平滑筋を緩めて血管を拡張する作用があります。この作用は尿道平滑筋を緩める作用もあり、それが肥大した前立腺によって圧迫された尿道を広げて尿の通りを良くすることが分って、前立腺肥大の治療薬として承認されたのです。

ED治療薬の中でとくにタダラフィルだけが承認されたのは、効果の持続時間が長く1日1錠の服用で間に合うからです。

前立腺肥大は50歳を過ぎるころから多くの男性に現れる症状で、それにともなって頻尿・残尿感・排尿困難・尿意切迫などおしっこに関するさまざまな不快な症状が現れます。これを下部尿路症状といいますが、それがED症状も併発させることがあります。

これまでは前立腺肥大の治療には、ハルナールなどのα遮断薬や5α還元酵素阻害薬が使われてきました。どちらも尿道を緩める作用がある薬ですが、勃起機能を弱める副作用が出ることがあるのが欠点でした。

それでなくても勃起能力に問題が生じがちな年齢なので、前立腺肥大の薬にそういう副作用があるのは困るのです。

そんなところにED治療薬であるタダラフィルが前立腺肥大の薬として承認されたというのは、文字通り「1粒で2度おいしい」朗報です。両方の症状をすでに併発している男性にとってはもちろん、前立腺肥大の薬でEDになる心配もなくなるわけです。

シアリスと同じタダラフィルを成分にする「ザルティア」とは?

ウィークエンドピルの愛称で人気のあるED治療薬シアリスの成分は、PDE5阻害薬のタダラフィルです。シアリスにはタダラフィル10mg錠と20mg錠があり、勃起をサポートする薬の効果が36時間も続くのが特徴です。

このタダラフィルを成分にした「ザルティア」という薬が2014年1月に厚生労働省から製造販売を承認されました。タダラフィル2.5mg錠と5mg錠があります。ただしザルティアはED治療薬ではなく前立腺肥大による排尿障害の治療薬で、その目的で使われるときに限り健康保険も適用されます。

中高年男性の下半身の悩みといえば勃起と排尿に関することですが、日常的には排尿トラブルの方が切実といってもよいでしょう。夜間の頻尿、残尿感、時間のかかる排尿、ガマンできない切迫した尿意、排尿後のズボンの中での尿漏れなど、排尿トラブルは中高年男性のQOL(生活の質)を低下させる大きな要因です。

このような排尿トラブルは下部尿路症状と呼ばれますが、タダラフィルがPDE5阻害作用によって尿道の平滑筋を緩めて尿の通りを良くし、その症状を改善することが認められたのです。

尿路障害の薬としては、従来はハルナールなどのα遮断薬と5α還元酵素阻害薬が用いられてきましたが、今後はタダラフィルも選択肢の1つになります。α遮断薬や5α還元酵素阻害薬はEDの副作用がでることがあるのが問題でしたが、タダラフィルではその心配がないのはもちろん、尿路症状に併発しがちなEDを同時に改善することが期待できます。

ただし厚生労働省は保険適用外のED治療に、健康保険を適用して処方されたザルティアが流用されることを警戒して、いろいろな制約を設けています。しかし、実際に前立腺肥大の治療をしていて同時にEDにも効果があることが悪いわけではないので、「一石二鳥」効果を合法的に手に入れることは可能です。