膀胱炎に効く漢方は? | くすりエクスプレスの教えてヘルスケア

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公開日: 2017/07/17

膀胱炎の治療において、炎症の原因となっている菌を殺す抗生物質とともに、漢方薬が処方されることがあります。漢方薬は病院に行かずともドラックストアなどでも気軽に購入できることから、軽度の膀胱炎や膀胱炎の初期、さらには神経性の間質性膀胱炎の強い味方です。
2つの代表的な漢方薬を挙げて解説をしていきます。

・猪苓湯(ちょれいとう)

猪苓湯は、体内の水分の排出を助け、水分循環を改善する漢方薬です。尿の量が少なく、口内に乾きを感じるにもかかわらず、むくみや残尿感があるといった方の場合、体内の水分循環が上手くいかず、体内に水分が溜まりやすい状態にあると考えられます。猪苓湯はこのような体内に滞ってしまっている水分の排出を助ける、利尿作用の期待できる漢方薬です。

膀胱炎をはじめとする尿路感染症を早期に治療するためには、炎症の原因となっている菌を尿として流してしまうことが大切です。つまり排尿を促進する猪苓湯は、膀胱炎の治療に適した漢方薬といえるのです。

猪苓湯の成分は、以下の5種類の生薬です。
・猪苓(ちょれい)
・沢瀉(たくしゃ)
・茯苓(ぶくりょう)
・阿膠(あきょう)
・滑石(かっせき)

このうち、猪苓、沢瀉、茯苓の3つは泌尿器系に効果があります。利尿作用によって体内の水分循環を良くする効果が期待できます。残りの2つのうち、阿膠は止血作用があるため、出血を止め、血尿の改善が期待できます。最後の滑石は、頻尿の改善や消炎作用が期待できる成分です。

膀胱炎の治療には原因がクラミジアや淋菌の場合が多いため、クラビットやジスロマックが使用されます。

・五淋散(ごりんさん)

猪苓湯とならび、膀胱炎で処方されることの多い漢方薬が五淋散です。
細菌感染による尿路感染症のほか、ストレス性の頻尿や結石など、様々な尿のトラブルの改善を目的とする漢方薬で11種類の生薬からできています。

五淋散のポイントはストレス性の尿トラブルにも効果があるという点です。このため、膀胱炎のような症状があるのに菌がいない、原因不明の間質性膀胱炎や、細菌性膀胱炎の治療は終わり菌はもういないはずなのに、なぜか違和感が残るというような場合にも効果が期待できるのです。

11種類という多くの生薬からなる五淋散ですが、山梔子、黄?のふたつは消炎、解熱作用が、芍薬、甘草、当帰、の3つは鎮痛作用があるため、排尿時の痛みを和らげる効果が期待できます。地黄は止血を助け、残りの滑石、沢瀉、茯苓、木通、車前子は全て、利尿作用と消炎作用が期待できます。

猪苓湯も五淋散も、利尿作用、止血、鎮痛作用のある成分をメインに構成されています。このことからも膀胱炎をはじめとする尿路感染症になってしまった場合に、きちんと排尿することの大切さが伺えます。膀胱炎は再発率の高い病気です。炎症の原因となる菌を殺すために抗生物質は効果がありますが、繰り返すうちに効果が薄くなってしまう恐れがあります。これに対して漢方薬は、繰り返す膀胱炎に対しても、効果が薄れることないため、疲れると膀胱炎になりやすいという方や、何度も膀胱炎になってしまうという方でも安心して使うことができるのです。

漢方薬はドラックストアでも簡単に手に入りますから、膀胱炎になりやすい、という方は常備薬として備えておいてもよいかもしれません。膀胱炎の再発を繰り返しており、膀胱炎になりやすい条件が決まっている(疲労や冷えなど)という方は、市販の漢方薬を予防的に使用することで、悪化する前に対処することもできます。膀胱炎は、膀胱の風邪とも言われるほどメジャーで、疲労や冷えなど体調が関与する病気です。

菌を殺す抗生物質、水分の排出体内の水分循環を整える漢方薬はもちろん、水分をたっぷりとって、ゆっくりと身体を休めることが大切です。

膀胱炎の治療には原因がクラミジアや淋菌の場合が多いため、クラビットやジスロマックが使用されます。