膀胱炎は自然治癒するの? | くすりエクスプレスの教えてヘルスケア

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公開日: 2017/07/18

膀胱炎になったら利尿作用のある物と水をとにかく飲んで尿をたくさん出せば治るという情報が出回っているようです。膀胱炎なのでは?と思うような排尿時に感じる痛みや頻尿があったものの、7日くらいで気づいたらよくなっていたという人もいます。では、本当に膀胱炎は自然治癒するのでしょうか?

膀胱炎の症状が出たものの、病院に行かなくても治ったという人は急性単純膀胱炎にかかっている場合が大半を占めます。急性単純膀胱炎とは90%以上、大腸菌が原因で起こる炎症で、特に膀胱や腎臓に疾患があるとはみとめられません。感染症としては比較的軽度と言えるでしょう。主な症状は排尿時の痛みや頻尿、尿が白く濁るといったものです。大腸菌は抗生物質で抑えることができるので、病院に行って治療を受ければすぐに良くなります。

この急性単純膀胱炎の場合、5人に一人くらいの割合で病院に行かなくても2週間くらいでほとんど治った、自然治癒したという人がいます。排尿痛がひどい時に市販の痛み止めなどで抑えそのまま様子を見ていくうちに治っておくことが多いようです。

抗生物質を飲むことに不安があり、どうにか薬に頼らず自然治癒させたいと思う方もおられるようです。その場合、水やお白湯をたくさん飲み、どんどん排尿し、尿とともに細菌を排出することが必須です。同時に四肢や下腹部、腰を重点的に温め、血流を良くし免疫力をあげていきます。できれば1日2日はゆっくり休んで疲労を回復させることも必要です。そうすることで自然治癒、回復を早めることができます。

膀胱炎の治療には原因がクラミジアや淋菌の場合が多いため、クラビットやジスロマックが使用されます。

では、膀胱炎になってもそのうち自然に治るので放っておいてもよいということになりますか?それは間違いです。

膀胱炎が自然治癒することがあるとはいえ、それは決して勧められることではありません。膀胱炎は細菌を原因とする炎症です。一旦炎症がおさまっても、細菌をしっかり殺していないとまた再発する可能性が十分にあるからです。膀胱内に細菌が残った状態であれば、またストレスや睡眠不足、疲労で免疫力が低下した時すぐに膀胱炎を起こしてしまいます。何度も膀胱炎を繰り返すことで炎症を慢性化させてしまうとより大変です。

また、膀胱炎の炎症をそのままにしておく腎盂腎炎に至る危険もあります。腎盂腎炎とは細菌が腎臓にまで入り込んで起こる病気です。膀胱炎とある程度症状は似ていますが、腎盂腎炎になった場合自然治癒はありません。薬を飲んで治療することになります。腎盂腎炎もひどくなった場合は入院が必要になることもあります。

そうなると、「もっと早めに、膀胱炎の段階で病院に行っておけばよかった」と後悔することになるかもしれません。

抗生物質を飲むことで、体に耐性ができてしまうことを懸念し、できるだけ抗生物質を飲まないようにしておられる人もいます。しかし、膀胱炎のように細菌を原因とする病気で、抗生物質で数日のうちに完治させることができる病気であれば、むしろ薬を飲んだ方が身体にとってのダメージが少ないでしょう。

しかし、病院で処方された量を守らなかったり、指定された服用期間を無視してしまうと薬への耐性を持った菌を増やしてしまう可能性もあります。抗生物質を飲んで症状が落ち着いても処方された量はしっかり飲み続けてください。一番いいのは尿検査で細菌がないことを確認するまで治療を続けることです。

膀胱炎は、感染症の中ではそれほど重篤に至る可能性が少ない種類のものです。しかし、「膀胱炎くらい」と軽く見てしまうと悪化させてしまう可能性もあります。そうなると治療費も治療期間も増えてしまうだけです。膀胱炎の初期症状が出た時点で病院に行き、早めに完治させてしまうように心がけてください。

膀胱炎の治療には原因がクラミジアや淋菌の場合が多いため、クラビットやジスロマックが使用されます。