頭痛のタイプ(偏頭痛・群発頭痛・緊張型)|原因・症状・治療薬 | くすりエクスプレスの教えてヘルスケア

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公開日: 2018/06/07

頭痛のタイプと治療薬

風邪をひいて頭が痛いとか、二日酔いで頭痛がする、などということはだれにでもありますが、やっかいなのはあるパターンでくりかえしやってくる慢性頭痛です。

慢性頭痛には女性に多い「片頭痛(偏頭痛)」と、男性に多い「群発頭痛」、性別や年齢に関係なくストレスや肩こりなどが原因でおきる「緊張型頭痛」の3つのタイプがあります。

偏頭痛は早く薬をのんで痛みを忘れるのがいちばん

片頭痛(偏頭痛)は身体を動かすと痛みがひどくなる、やっかいな慢性頭痛です。

明るい光や騒音でも痛みが増し、吐き気をともなうこともあります。痛みがおきる前に目がチカチカするなどの前兆があるのも片頭痛(偏頭痛)の特徴です。

10から40代の女性に多い頭痛ですが、くわしい原因はわかっていません。

避妊ピルをのんでいると発作がおきやすくなり、妊娠しているときは発作がおきない人が多いので、ホルモン分泌が関係していると考えられています。

ストレスも関係していますが、ストレスがかかったときではなく、週末など仕事のストレスから解放されたときに痛みがでるがことがよくあります。楽しみな週末の予定があるときに限って頭痛がおきる、という人もいます。

片頭痛(偏頭痛)は、左右どちらかのこめかみが脈を打つようにズキンズキンと痛みます。これは血管が拡張して周囲の神経にふれておきる痛みです。

痛みの発作は月に1~2回、多い人で週に1~2回やってきます。かなり強く痛むので薬で痛みをおさえる必要があります。

片頭痛(偏頭痛)がおきないように治してしまう薬はありませんが、痛みをおさえることはできます。

片頭痛(偏頭痛)の薬は痛みがでたらできるだけ早くのむことがたいせつです。痛みがひどくなってからでは、薬が効きにくくなります。

もっとも効果的なのは前兆がでたらすぐ薬をのんでしまうことです。

薬をのまないでがまんするのは、痛い思いをするだけ損です。また、強い痛みがつづくと血管のまわりが炎症をおこして、二次的な痛みを残すことがあります。

片頭痛(偏頭痛)の痛みをおさえるには、血管を収縮させるはたらきのあるスマトリプタンを成分にした薬を使います。

薬の商品名は「イミグラン」、「スマトリプタン配合のジェネリック薬」です。この薬は発作がおきて時間がたってからのんでも効果があります。

薬局で購入できるバファリンやロキソニンなどの鎮痛剤でも、痛みが強くなる前にのめば一定の効果はありますが、成分の作用や効果の度合いを比較すると、スマトリプタン製剤のイミグラン、スミナットが大幅に高いため、成果移住の病院で処方される片頭痛の頭痛薬です。

群発頭痛は痛みが強すぎるので病院で相談するしかありません

群発頭痛は、圧倒的に男性に多い慢性頭痛です。発作がおきている期間(1~2ヵ月)、毎日(明け方が多い)目の奥のほうに激しい痛みがおそってきます。

じっとしていられないくらの猛烈な痛みなので、このタイプの頭痛をもっている人は、病院を受診して発作のときの対応を相談する必要があります。

痛みの種類は偏頭痛と同じ血管の拡張によるものです。酸素吸入をすると血管が収縮して痛みがやわらぐので、家庭用の酸素吸入器などを備えておくことになります。薬もスマトリプタンなどの血管収縮作用のあるものが使われています。

緊張型頭痛

慢性頭痛と言われる頭痛には、偏頭痛、群発頭痛緊張型頭痛があります。

この中で痛みの程度はいちばん軽いけど、毎日のように起きるのが緊張型頭痛です。

首筋から後頭部に欠けて鈍い痛みがあり、ほとんどの場合肩こりをともなうのが特徴です。日本人の5人に1人は緊張型頭痛の持ち主だと言われるくらい多い頭痛です。

緊張型頭痛の原因

緊張型頭痛は首や肩の筋肉が緊張することで起きるので、原因は肩こりだということもできますが、肩こりと頭痛を合わせたものが緊張型頭痛の症状と考えると、その原因には次のようなものが考えられます。

  • ストレス
  • 同じ姿勢を強いられるデスクワーク
  • 目の疲れ
  • 運動不足
  • 睡眠不足
  • 脱水症状

これらの原因で筋肉が緊張すると、血流がとどこおり、筋肉内に老廃物がたまります。痛みはその老廃物が神経を刺激することで起こります。

近年は仕事にパソコンが欠かせないものになり、サラリーマンが勤務時間中にパソコンに向かう時間が長くなり、緊張型頭痛の患者が増える一因になっています。

緊張型頭痛の予防法

緊張型頭痛の予防法は肩こりの予防法に通じます。

  • 同じ姿勢で何時間も仕事をすることを避けて、ときどき休憩を取るとともに、立ちあがって体をほぐす。
  • 精神的なストレスの解消を心がける
  • 簡単で効果的な「肩こり体操」「頭痛体操」をいくつかマスターしておく

「頭痛体操」は頭を動かさないで、頭を支える筋肉郡を動かす動作が基本です。頭をぐるぐると回し、首の関節をゴリゴリいわせる運動は危険なので止めましょう。

  • 半身浴などで血行を良くする
  • 睡眠不足を解消する

睡眠時間を確保するとともに、質の良い睡眠をとるように心がけます。そのためには夜遅くまでテレビやパソコン画面の強い光を浴びたり、ゲームに夢中になるのは良くありません。

緊張型頭痛に偏頭痛が併発していることもあるので、痛みがきついなど症状が重い場合は頭痛外来などで専門医に相談してみましょう。

緊張型頭痛に効くツボ

緊張したり、テンションを上げたことで起こるタイプの頭痛が緊張型頭痛ですが、首や肩、足の裏を温めることで痛みを和らげることができますが、ツボを押すことでも効果が表れるので実践してみましょう。

なぜ、ツボを押すことで頭痛症状が和らぐのかというと、血液の流れが改善するためです。緊張すると血液は委縮して流れが悪くなってしまいます。

そこで、ツボを押すことで血液の委縮が改善され血液の流れを促進させることができるのです。

頭のツボの種類を紹介しましょう。

  • 百会:頭部の中心部分です。
  • 天柱:首と髪の毛の生え際部分で、筋肉の間にあるツボです。
  • 太陽:こめかみ部分のツボです。
  • 風池:後ろ側の髪の毛の生え際にあるツボで、首の骨の両脇にあり天柱の隣にあります。

次に肩と腕、手にあるツボを紹介します。

  • 肩井:肩の調度真ん中あたりにあるツボで、肩こりにも効果があります。
  • 曲池:肘のシワの端部分にあるツボで、高血圧にも効果があります。
  • 合谷:手の親指と人差し指の骨が交わる部分にあるツボです。

ツボは強く刺激せずに1分程度押したら休憩を挟み、適度な力で押していきましょう。

群発頭痛の症状と治療薬

群発頭痛とは

群発頭痛は、非常に激しい痛みがある慢性頭痛です。

偏頭痛が女性に多いのに対して群発頭痛は男性に多く(女性の4~5倍)、1000人に1人くらいの割合でこの病気にかかります。

病気の原因ははっきりわかっていませんが、患者は20~40代の働き盛りに多いのが特徴です。

群発頭痛の発作は半年から2年に1回程度起こります。一度発作が起こると1~2か月持続し、それを群発期といいます。群発期には夜中の決まった時間に毎日痛みの発作が出るのが群発頭痛の特徴です。また、群発期は春先や秋口などの季節の変わり目に始まることが多いといわれます。

群発頭痛の症状と原因

群発頭痛は、左右どちらかの目の奥に激しい痛みが生じ、痛みが15分から長い人では3時間程度続きます。痛みは、じっとしていられないくらい強く、部屋を歩きまわる人もいるといわれます。偏頭痛がじっとしていないと痛みが増すのと対照的です。

痛みが起きた方の目が充血したり、涙が出ることがあります。その他に人によって、鼻水、鼻づまり、顔と額の発汗、まぶたのむくみなどの症状が出ます。

群発頭痛の痛みは偏頭痛と同様に三叉神経の周りの血管拡張によって起きると考えられていますが、なぜそれが一定の人に慢性症状として現れるかは分かっていません。

決まった時間に発作が起きるので、脳の体内時計に関係しているとする説や、男性ホルモンに関係しているとする説、三叉神経に潜伏するウィルスが関与しているのではないかとする説などがあります。

群発頭痛の治療薬

群発頭痛は痛みが激しく、患者のQOL(生活の質)に大きな影響を与えるので、治療には経験の豊富な「頭痛外来」の医師の診断を受けることが望まれます。

発作の予防には、神経細胞膜を安定する作用のあるベラパミル塩酸塩(ワソラン錠)や、大脳皮質の過敏性を抑えるバルプロ酸ナトリウム(デパケン錠)などが処方されます。

発作時の痛みを抑えるにはスマトリプタンが有効で、内服薬の他に糖尿病のインスリンのように自分で注射するタイプのものやスマトリプタン点鼻剤があります。

酸素カプセルを用意して発作時に吸引するのも、痛みを和らげる効果があります。

群発期には痛みを誘発しないように、お酒をひかえて、睡眠をたっぷりとる、規則正しい生活が望まれます。

また群発頭痛は喫煙者に多いことが分っているので、発症した人はとくに禁煙することが治療の条件になります。

偏頭痛と薬物乱用頭痛のリスク

薬物乱用頭痛とは

偏頭痛は、痛みが出だしたらなるべく早く鎮痛剤を飲むのが正しい対応ですが、痛みへの恐怖から予防的に頭痛薬をひんぱんに飲んでいると、薬が効かなくなるだけでなく、発作の回数そのものを増やしてしまうことがあります。それが「薬物乱用頭痛」です。

次の症状に当てはまる人は、薬物乱用頭痛になっている可能性があります。

  • 以前は月に数回だった偏頭痛の発作が、月に15日以上になった。
  • 以前は効いていた頭痛薬が効かなくなった。
  • 頭痛薬を月に10~15日以上も飲んでいる。
  • 朝起きたときから頭痛がすることがある。
  • 痛む場所や痛みの程度がそのときによって変わるようになった。

市販鎮痛剤の予防的服用に注意

偏頭痛の鎮痛剤としては、スマトリプタン(医薬品)という薬がもっともよく使われていますが、市販の鎮痛剤でもある程度の効果はあります。

しかし、市販の薬を予防的に飲み過ぎたり、効かなくなってきたからといって用量を増やしたりすると、痛みに敏感になり頭痛発作の回数が次第に増えてきます。

痛みへの過剰な恐怖や過剰な対応が痛みを誘発する悪循環が始まって、ほとんど毎日のように痛みの発作が起きるようになることもあります。

このような薬物乱用頭痛が疑われる場合は、ただちに薬の服用をやめて頭痛外来や脳神経科などの専門医を受診する必要があります。薬物乱用頭痛は原因になった薬以外の頭痛予防薬で痛みを抑えながら、発作の回数を減らしていきます。

頭痛薬は月に10日以上は服用しない

病院で処方されるスマトリプタンは「トリプタン系」の鎮痛剤で、脳内神経伝達物質のセロトニンに作用する薬です。

拡張した血管を収縮させ、神経の炎症をしずめる作用があり、偏頭痛の強い痛みが始まってから服用しても効果が高いお薬として、スマトリプタン配合薬は偏頭痛や群発頭痛の特効薬として広く用いられています。

スマトリプタン配合薬のメリットとして、市販の鎮痛剤よりは『効き目が確実』なので『乱用の危険性』は少なくなることがあります。 偏頭痛の痛みにともなう、吐き気・嘔吐も改善するメリットもあります。

市販の薬が効きにくいと感じたら、漫然と使い続けたり服用回数を増やしたりせずに医師に相談しましょう。

頭痛薬は1ヶ月に10日以上は服用しないようにします。そのため、予防的に市販の鎮痛剤を飲むのは止めて、薬を飲んた日を記録しておくようにしましょう。

肩こりからくる頭痛と隠れ偏頭痛

「肩こりからくる頭痛」とお医者さんに言われて、お風呂に入ったり肩を回す運動などをすると余計痛みが激しくなる―こんなときは肩こりからくる頭痛ではなく「偏頭痛からくる肩こり」の場合があります。

偏頭痛は、左右どちらかのこめかみがズキンズキンと脈を打つように痛くなる、というのが典型的な症状ですが、「首や肩が凝って後頭部が痛くなる」というタイプの偏頭痛もあります。このタイプの偏頭痛は、いわゆる肩こりからくる頭痛(緊張型頭痛)と間違われやすいので気をつける必要があります。

緊張型頭痛と隠れ偏頭痛の違い

肩こりからくる頭痛と隠れ偏頭痛の違いは、まず痛みの程度がまったく違います。

偏頭痛の方が何倍か痛みが強く、起きていられなくなることもあります。また、肩や首のこりに良いと言われる、運動や温める、揉むという対処がすべて逆効果で痛みを強くしてしまいます。

肩や首のこりがひどくなったかと思うと頭痛が始まる、という場合は偏頭痛の可能性があります。とくに脈拍と連動してズキンズキンと強い痛みがある場合、身体を動かすと痛みが増す場合は可能性が高くなります。さらに、明るい所や大きな音がする所で痛みが増すという場合は、まず間違いなく偏頭痛です。

偏頭痛という病名から、頭の片側が痛くなる病気と思い込むと間違うことがあります。偏頭痛の4割は片方ではなく両側のこめかみが同時に痛んだり、後頭部や頭全体が痛むタイプなのです。

偏頭痛は飲む薬が違います。

偏頭痛を肩こりからくる頭痛と勘ちがいして市販の頭痛薬を服用していると、効き目が悪くて痛い思いをするだけでなく、多用すると頭痛の発作の頻度が増えることがあります。これは薬物乱用型の頭痛といい、月に一二度だった発作が毎日のように起こるようになり、薬も効かなくなるというという怖い症状です。

偏頭痛にはスマトリプタン(トリプタン製剤)という特効薬があります。痛くなってから飲んでも効き目がありますが、発作が始まってなるべく早く飲むようにすると非常に良く効きます。

頭痛の前に肩こりが強くなるタイプの偏頭痛なら、その肩こりのタイミングで薬を服用すると痛みをほとんど感じなくてすみます。

偏頭痛はストレスから解放される週末に出ることが多いので、せっかくの予定が台なしになることがしばしば起こりえます。自分の頭痛のタイプと正しい対処法を知っておくことはQOL(生活の質)を高めるためにとても大切です。

「市販薬」と薬物乱用頭痛のリスク

偏頭痛は、痛みが出だしたらなるべく早く鎮痛剤を飲むのが正しい対応ですが、痛みへの恐怖から予防的に頭痛薬をひんぱんに飲んでいると、薬が効かなくなるだけでなく、発作の回数そのものを増やしてしまうことがあります。それが「薬物乱用頭痛」です。

偏頭痛のきつい痛みが始まってから服用しても素早く効果があるお薬がスマトリプタン薬で、市販薬より効果が確実なため、「乱用のリスク」が低くなるとされています。スマトリプタン薬は拡張した血管を収縮させ、神経の炎症をしずめる作用で効果的に偏頭痛の頭痛発作を沈めます。