食後の胃痛は胃潰瘍の可能性も | くすりエクスプレスの教えてヘルスケア

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公開日: 2018/09/11

空腹時の痛みは十二指腸潰瘍かも

空腹のときに胃が痛くなるのは十二指腸潰瘍の特徴ですが、食事中や食後にきまって胃が痛くなるときは胃潰瘍の可能性があります。どちらも痛みの原因は胃酸が粘膜を荒らし、浸食するからです。食後は、分泌が活発になる胃酸や食物によって胃の粘膜にある患部が刺激されるので、痛みがでます。逆に胃が空っぽのときは、胃酸が十二指腸に流れ出ることによって痛みが生じます。

胃潰瘍の痛みは潰瘍の進行度によって、鈍く重苦しい痛みから、うずくような痛み、やけるような痛みなど、さまざまです。痛みが現れる場所はおへそより上からみぞおちにかけてです。痛みの他に、胸やけ、吐き気、げっぷなどの症状が出ることもあります。

鎮痛剤も胃潰瘍の原因になります

胃の粘膜は胃粘液によって強い酸性の胃酸から守られていますが、①ストレス②服用している鎮痛剤③ピロリ菌などの影響で胃粘液と胃酸のバランスがくずれて「胃酸過多」になると、胃炎から胃潰瘍に進行することがあります。

胃潰瘍が進行すると潰瘍が胃粘膜から胃壁にまで進んで出血し、口から鮮血を吐いたり(吐血)、便に血が混じって黒い便が出たり(下血)するようになります。昔は胃潰瘍は生命にかかわる病気で、文豪の夏目漱石が49歳で亡くなったのも胃潰瘍が原因でした。現在は治療法が進歩したので重篤になることはほとんどありません。もちろん、早期に治療を始めるほど治癒も早くなります。

浸食はどんどん広がり、症状が進行すると、吐血や下血といった出血がみられる場合もありますが、ここまでいくと、潰瘍はかなり悪化した状態ですので、すぐに病院で診察を受けるようにしましょう。病院に行って内視鏡で検査をすれば、胃潰瘍かどうかはすぐにわかります。

患者の8割がピロリ菌に感染しています

また、胃潰瘍の原因の1つに胃粘膜の防御力を損なうピロリ菌があるので、ピロリ菌の検査をして感染していることが分ればピロリ菌の除去を行なうことになります。胃潰瘍の患者の約8割がピロリ菌に感染していると言われています。

治療は出血がある場合は内視鏡による止血措置を行ないます。ロキソニンなどの非ステロイド系の抗炎症剤を飲んでいる場合はその服用を中止します。治療薬としては、胃酸の分泌を抑制するH2ブロッカー、プロトンポンプ阻害薬や、胃の粘膜を保護する作用があるガストムなどがあります。治療薬は胃の痛みが治まっても、炎症や潰瘍が治癒するまでしばらくの期間のみ続ける必要があります。

日常生活では、お酒の飲み過ぎや食べすぎに注意するとともに、睡眠を充分にとるようにします。タバコも胃潰瘍には悪い影響を与えるので禁煙が必要です。

胃もたれやげっぷは機能性ディスペプシアかも

機能性ディスペプシアとは、以前は慢性胃炎とか神経性胃炎と呼ばれていたもので、ふつうに食事をしていてもよくこういう症状が出る場合はこの可能性があります。治療は胃潰瘍や十二指腸潰瘍と同じく、過度な胃酸を抑えるプロトンポンプ阻害薬が使われます。