高めの血糖値を放置すると認知症に? | くすりエクスプレスの教えてヘルスケア

海外医薬品・ジェネリック薬の個人輸入代行なら
安心のくすりエクスプレスにお任せください

公開日: 2018/09/11

2000人の高齢者を7年間追跡調査

インターネットの保健指導者向けサイト「保健指導リソースガイド」によると、糖尿病と診断されるほどではなくても、血糖値が高めの高齢者は認知症になりやすいという研究結果が発表されました。血糖値が正常の高齢者より7年以内に認知症になるリスクが18%高くなるというのです。

これはアメリカのワシントン大学の研究者らが行った、65歳以上の高齢者2067人を対象に6年8カ月にわたって追跡調査した大規模な研究です。調査開始時の平均年齢は76歳で、調査終了時に認知症を発症した人は524人でしたが、それを血糖値との関係でみると次のようなことが分りました。

たとえ糖尿病予備軍でも認知症のリスクが高くなる

・糖尿病ではないが平均血糖値が115mg/dLと高めの人は、平均血糖値が100mg/dLの正常な人に比べ、認知症の発症率が18%高かった。
・調査開始時に糖尿病を発症していた人は232人いたが、そのなかでの比較でも平均血糖値が190mg/dLの人は160mg/dLの人に比べ、認知症リスクが40%高かった。

血糖値が高いとなぜ認知症のリスクが高くなるのかはまだよく分らない点も残っていますが、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きがわるくなると、脳のエネルギー代謝が阻害されて神経細胞にダメージがあるからだと考えられています。

健康診断などで血糖値が高めと指摘されても、自覚症状がまったくないこともあって、なかなか食生活や運動習慣などの生活習慣を改める気になれないものです。しかしたとえ「予備軍」でも高い血糖値が認知症のリスクを高めると分ったら、なんとか改善しようと思う人も増えるのではないでしょうか。